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2007年09月の記事

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2007年9月30日(日) 13:17

充電器流用

 コイル試験装置の主役は、コンデンサー充電器だ。わざわざ建造するのも面倒なので、コイルピストルをバラして流用することにした。

 常用パーツは耐圧400Vが多いため、それ以上の電圧を加えられるようにしようとするとパーツ集めから始めねばならず面倒だ。定格330Vに対して360〜380Vを加えようと考えている。
 多段式であっても1段あたりのコンデンサー容量は400μFまでである。回生電流などもあるが試験では1000μFも確保すれば十分だろう。試験装置では消耗品は手軽に交換可能なので、普通の高圧電解コンデンサーを使ってみよう。耐圧が400〜450Vで1000μF前後なら、ストロボ専用などと言い出さない限り幾らでも売っている。

 愛用の千石ストロボ電解は耐圧330Vなので、それより高電圧で試験したい今回の工作には使えない。直列して使うなんて厄介は避けたいし。
 耐圧が引き合っても、コイルピストルのコンデンサーは廃棄処分。負担の大きなパーツを中古流用は信頼性が担保出来ない。1000発以上の実績があったメインコイルが短絡したのを見ても、中古が捨てられる理由は明らかだ。砲耳リングを取り外したりあれこれ作業を加えた段階で、ストームタイガーの正式主砲は中古と同じになってしまっていた。

 高圧コンデンサーのメーカーサイトを見ても、一度でも基板に取り付けたものを再利用するな、と書いてある。どんなに大丈夫そうであっても、物理的あるいは多くの場合は熱的にも負担が加わった後の信頼性は、新品同様ではあり得ない。
 壊れてもソイツを交換すれば済むだけならまだしも、周辺回路にも大ダメージを与えるのがパワートランジスターの世界である。怪しいパーツは仲間に入れられない。

 エネループ4本で稼働するコイルピストルの充電器は、電池の元気さによりかなり変化するがストームタイガー同様に約3ワットの充電性能だ。つまり、50ジュール程度までであれば十分に実用となる。
 出力電圧は現状330Vに調節してあるものの、この充電器は450V程度までなら上げられる。

 バケモノFETの耐圧が500Vであり、それが上限だ。

 実はチョークコイルの耐圧という問題はあるのだが、整然と巻かれているので隣接導線間の電圧はそう高くならないはず。コイルガンの主砲のように何層にも渡ってギチギチに巻くと、どこに弱点が出来るか知れたものではないけど。

 電池ボルダーとスイッチ部分もそのまま流用出来そうだ。ただし、ピストルのように手軽に手持ちで試験装置を動作させるつもりはない。場合によっては試験対象の絶縁が破れて派手な爆発ってことも
(^_^;)

written by higashino [コイルガン戦車1/35] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2007年9月29日(土) 16:57

これからどうするか

 オレンジ色の閃光は主砲チャンバー内に輝いた。また、破裂音は至近で落雷したようなもので、先日の絶縁不良時のような小さなものではなかった。つまり考えるまでもなく、すべてを終わらせてくれたのはメインコイルの絶縁破れだろう。
 メインコイルが短絡すれば、おしまいだ。インダクタンスが減少し設計を遙かに上回る電流が流れる。現実的なサイズの回路で、それを保護する手段は無い。ヒューズなど反応速度が遅くて論外だ。しかし、この主砲コイルは1000発以上も正常に発射出来た実績があり絶縁は大丈夫なはずだ。それがなぜ突然壊れたのか?

 放電回路も確認すると、2段目のハイサイドと1段目のローサイドでIGBTが破壊されていた。特に2段目は完全動作を確認したばかりであり、5.8V電源分離作業したとは言えあそこまで慎重に慎重を重ねたものがそうそうトラブル起こさないだろう。これもまたメインコイル原因説を補強する。
 メインコイルは正常だったが、今回破壊されるまでの間にかなりいじくり回した。砲耳リングを強引に外してまた取り付けた。その作業でエナメル線の一部に無理な力が加わり、どこかの絶縁性が低下した可能性は十分に考えられる。しかし、LCメーターでインダクタンスを測定すると、特に低下していない。つまり、あからさまに最初からショートしているのではなく、330Vには耐えられない程度に絶縁が弱っているということだ。厄介!

 そもそも、エナメル線の被服は薄く絶縁性能は低い。330Vはハナっから厳しいのだ。しかし、コイルの隣接エナメル線の間の電位差は330Vにもならない。実際には遙かに小さい。しかし、巻き方次第では電位差の大きな部分が出来る可能性もある。
 被服の厚い導線を使えばコイルの信頼性はアップするが、巻き線密度が低下してコイルの性能は落ちる。限定された空間に収まるコイルという条件で、いかに高性能なコイルを巻くか?それを追求すれば絶縁マージンは低くなる。

 なんだか、純国産ロケットH2のメインエンジン開発でもやってる気分である。
 H2のメインエンジンは小型高性能を欲張ったために大変な技術的挑戦となり、信頼性を確保しコストダウンし具体的な製造を行うのがすべてシビアになりまくりという話である。そして打ち上げ失敗が相次いだ。このストームタイガーの主砲も同じだ。35分の1のラジコン戦車に、24分の1なマルイのバトルタンク搭載エアガンの10倍のパワーを持つ主砲を搭載しようってんだから。
 放電回路を車体に搭載せずに発射していた時は、ここまでトラブルが長引かなかった。狭い空間に押し込めようと無理しなければ、製造はずっと容易になる。

 今回メインコイルまで破壊されたことで、主砲までも作り直さねばならなくなった。
 主砲は試作を重ねて最高威力のものを選定したのであり、製作に費やした手間は途轍もないものだ。作り直すとなればまた途轍もない手間が掛かる。とても1ヶ月では現状復活出来ないだろう。
 しかし、このストームタイガーは、仕事ではない。失敗しても誰にも迷惑は掛からない。ブログの読者が失望するかもしれないがそれは知ったことではない。H2とは違い、遅れようが失敗しようが誰にも非難される筋合いのものではない。

 あくまで、趣味だ。

 その上で、善後策を考えてみよう。
 まず問題なのは、主砲メインコイルの試験を行わず本番回路を接続し発射したことである。試験していれば絶縁不良が発見出来ただろう。その場合でも主砲の作り直しという途轍もない手間は必要だが、同じく途轍もない手間が掛かった放電回路は壊れずに済んだ。試験しなかったのは、試験装置が無かったから。確かにコイルピストルは試験装置に使えるが手軽ではない。また、試験対象が不良だとサイリスターが壊れてしまう。定格以上の負荷も加えられない。
 実際の1.5〜2倍の負荷を加えられるような手軽な装置であって対象コイルが短絡しても壊れないようなものを作るべきだ。
 かくして、コイルガンの今後は以下のように考えている。

1)コイル絶縁試験装置を製作する。

2)その装置で今回壊れた主砲コイルを試験し、本当に壊れているのを確認。同時に試験装置の動作も確認。

3)コイルガン10を再開し、第一段階のコイルガン3製造に注力する。

4)コイルガン3および10のために巻いたコイルを、1)で試験する。

5)気力が回復したら、ストームタイガーの修復に取り掛かる。

 ストームタイガーは壊れまくったが、代償としてノウハウも溜まりまくった。コイルガン10プロジェクトでそれを活かすつもりだ。

written by higashino [コイルガン戦車1/35] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2007年9月28日(金) 17:07

ランナバウト2

 ストームタイガーのトラブルで更に疲れたので、いつも通りゲームで精神パワー回復を図る。
 今回はランナバウトの直接な続編である2のネタで。

 ランナバウトのシリーズは5つ出ているが、ランナバウト2はネット上の評判が余り良くない。動画共有サイトでも1に比べるとかなりアップ数が少ない。自分なんて発売されていたことさえ知らず当時は買わなかった。
 だが、2を評価する声も結構見つかるし、今なら安価に中古が買える。どうしようもない駄作なら放置してもそれほどのダメージではない。

 何と言っても驚きは、その圧倒的なまでに貧弱なグラフィックである!

 一体いつ、どのゲーム機で発売されたんだ?とツッコミたくなる。
 初代プレステなのだが、PC9801でも作れるんじゃないか?と思えるほど(汗)

 発売時期は、初代グランツーリスモの2年後ですよこれ!
 GTと比較しなくても、初代ランナバウトの2年後なんですけど。初代にさえ遙かに劣るグラフィックは一体何なのかと。
 パッと見の印象だけでなく、演出面も退化している。初代でゴールインすると、COMPLETE
の文字が回転しながら飛んで来たが、2ではタイムや損害が無粋にリスト表示されるだけ。クルマの破壊が進行しても見た目が変わらず、煙は上がるがこれまた初代より荒い。

 ゲーム画面ではなくメニューなどはセンスも良く十分な出来なのだが、肝心のゲーム画面の方に力入れろよな・・・

 初代の2年後に出た続編のグラフィックや演出が、初代に遙かに劣る。この事実だけでも噂は間違っていないのだろうと思えてしまう。噂とは、初代を製作したチームはスーパーランナバウトを製作しており、この2は外注に出されたのだってこと。スーパーランナバウトの方は5つのシリーズの中でも最高との声が多い。唯一の欠点は、機種がドリームキャストということ。
 後から考えれば、製作という戦術戦闘のレベルでは最高だったが、機種選定という戦略が駄目だったな。

 初代を作ったスーパーチームが2も作り、スーパーランナバウトは1年か2年遅らせてプレステ2で出していれば・・・残念だ。

 しかし、グラフィックと演出に目を瞑れば、それほど悪くはない。

 初代の不満は「量」に集中していたが、コースを増やしミッションのバリエーションを豊富にするという正統的進化の続編だ。チープなグラフィックもやってるうちに少しは慣れるし、楽しさをそれほど低下させるものでもない。
 じっくりと攻略すると更に面白さが見えてくる予感もある。初代同様に。

 BGMもいまいち印象が薄いし初代のようなサウンドテストモードも無い。しかし、オプションではBGMとSEとエンジン音のバランスを変えられる。ここでBGMを消してプレイ録画すれば、初代のBGMと合成した動画だって作れる。
 ミッションの中には結構見れそうなモノもあるので、作る価値があるかもしれない。

written by higashino [ゲーム] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2007年9月27日(木) 17:22

修正そして・・・

 金具は表裏逆にして短い配線で接続し直した。これによりネジの頭が上となり、車体に装着した状態でも上側のメインコンデンサーを単独ではずせるようになった。メンテナンス性が大きく向上。
 コンデンサー充電器とのコネクターも、ギリギリの配線長で楽に扱える。

 ところが、いざコンデンサーを装着すると位置が悪い。頭の部分が車体側壁に近過ぎて、戦闘室の斜めな側面装甲板に相変わらず干渉してしまう。これでは作り直した意味が無い。
 下側のコンデンサーは射撃管制PICのために空間を空けねばならない。しかし上側はPICにかぶさっても良いので、戦闘室の背面装甲板までは下げられる。となれば、もっと配線を長くして上側のコンデンサーを車体内側に寄せるべき。

 またまた0.3ミリ厚の銅板で先割れ冶具を作り、ハンダ付けし直す。

 今度こそ上側のコンデンサーも理想的な位置にピタリと収まった。

 主砲との配線4本もいい具合に上下運動を邪魔せずうまく振り回せる。
 よし、今度こそ大丈夫だ。PICと接続し、主砲にパチンコ玉をセット。メインコンデンサーをフル充電し、それでも今更ドキドキしつつ送信機のGEARスチックを倒す。

 パチンコ玉は発射された。オレンジ色の閃光と凄まじい破裂音を残して。

おわっちまった・・・さすがにもう疲れた。しばらく放っておこうこいつ・・・

written by higashino [コイルガン戦車1/35] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2007年9月26日(水) 17:23

収納不能

 メインコンデンサーごとコネクターに差し込んでみるが、非常に収まりが悪い。奥まで差し込めない。左右にグラグラする。戦闘室には到底収まらない。

 そこでいつもながらの車体削り。ハンダゴテでプラスチックを溶かして凹ませたり削ったりして整える。放電回路側にピンヘッド列を接着した際の傾きが不適切だったしすぐ脇を這わせた配線も干渉している。

 これでピタリと安定して収まるようになった。奥まで差し込めるようになった。だが、左右の傾きが不適切なのはどうにもならない。ピンヘッドをコネクターに奥までしっかり差せば、左右の傾きは決まってしまう。
 上側のコンデンサーが車体外側に寄り過ぎている。戦闘室の側面装甲板は傾斜しているため、これでは上側が側面装甲板に干渉する。コンデンサー取り付け金具を強引に横曲げしてコンデンサーを車体内側にシフトさせようとしてみたが、とても追い付かない。5ミリ以上動かさねばならない。

 もうこうなったらコンデンサー取り付け金具を作り直すしかない。どうしようもない。
 まるごと作り直すのは既に多くのパーツをハンダ付け済みなので不可。そこで、上側コンデンサーがネジ止めされている先端だけをカットし、金具ではなく短い配線を介して付け直すことにした。

 0.3ミリ厚の銅板を先割れ状に切り取り、保持具として使う。しっかりたっぷり熱を加えて確実に配線をハンダ付けする。

written by higashino [コイルガン戦車1/35] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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