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2010年3月30日(火) 21:15

両側調整

 タネ火レーザーだった VECTOR 1064 の励起用LDに電力を供給する DC-DC コンバーターにヒートシンクを取り付ける。発熱が大きいのはコイルである。
 これで最大の過熱物は、電流制限セメント抵抗となった。

 LD本体のヒートシンクは巨大なので、ファンを回さなくてもなかなか暖かくならない。

 VECTOR 1064 はレーザー銃本体には使わなくなったが、光軸調整には必要だ。そこで、増幅器ドライバーと
VECTOR 1064 レーザーヘッドを交換可能にしたいと考えている。
 レーザー発振システムでは、光軸調整用レーザーを別途装備しているのは珍しい話ではない。レーザー銃では重量を減らすため、交換方式にせざるを得ない。VECTOR
1064 の発振には、レーザーヘッドだけでなく励起LD周りまで一緒に必要となる。

 いよいよ第2のミラーの向きを調整するが、直接受光映像は想像と異なっていた上方に別の光が見えているが、これは合わせ鏡の像ではない。カメラのレンズで発生した単なるゴーストである。ミラーではなくカメラを動かすと、移動する。

 本体の像は格子状に広がっているが、この格子も合わせ鏡によるものではない。固体撮像素子では良くあるパターンで、普通のデジカメで太陽など強烈な光源が視野に入った場合も似たようなことになる。

 ミラーを動かすと合わせ鏡のような大量の光点が位置を変えるという状態を自分は予想していた。ところが実際はそんな風景は拝めず、アナログ的に中央の輝きが強くなったり弱くなったりするだけでしかなかった。
 これではミラーを正確な向きに追い込めない。

 問題は、「だから調整は難しい」のかそれとも「少しぐらい向きがズレてても影響はない」のか・・・いずれが正解か?である。そしてこれは、実際に共振させてみなければ分からない。

 輝きが最大になった付近で、受光パワーを測定。約4ミリワットだった。3ワットのレーザーが全反射ミラーを透過すると、10ミリワット前後になるはずだ。この10ミリワットが合わせ鏡を反射しながら、1回の反射ごとにコンマ数パーセントずつ外部に漏れる。両側に漏れるので、片側に合計4ミリワットが漏れて来るのはほぼ予想通り。
 合わせ鏡とカメラは80センチほど離れているため、光軸はほぼ合っていると考えられる。

 光軸がほぼ合った段階で、増幅器を慎重にハメる。ミラーマウントが近接設置されているため、先にハメてしまうとミラーが取り付けし難い。不可能ではないが、余りに向きが外れている状態で
Nd:KGW 棒を透過させての調整は不利だ。

 ところで、5月末納期だった DC-DC コンバーターが2ヶ月早く届いた。これは出力12V5Aのもので、レーザー銃の12V系を一括して賄える計算になる。
 水ポンプが2.5A。空冷ファンが2つで1.8A。残る0.7Aあれば十分に結晶オーブンを動かせる。ただしノイズ面を考えると、結晶オーブンは小型の
DC-DC コンバーターを別途使う方が良いかもしれない。
 12V0.5Aの手頃なものが鈴商で扱われている。

 これでレーザー銃の総消費電力は600ワット未満に収まり、バッテリーの消費電流は25A未満に収まる。グリーンレーザーへの総合変換効率として3〜4%というのは決して虫の良い目標ではないはずなのだが、技術的問題が多岐に渡り現状ではそんな効率は期待出来ない。

written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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