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2012年7月9日(月) 21:05

アナログの恐怖

 実戦投入の日が近いので、急いで組み立て直す。

 スペーサーは既存の15ミリに、ナットを追加して長くする。17ミリか18ミリのスペーサーが売っていればいいのだが、心当たりがない。鈴商なんて、15ミリと16ミリと19ミリと20ミリを売っている。酷い・・・しかも写真では分からないが、ハンダ付け部分を付け直ししたらヒンジ部分が切れてしまった。

 LED部分は、ヒートシンクをサンドイッチするようにネジ止め。

 ここで、またしても想定外。新品のロータリースイッチに外力を与えず動作させているのに、全く同様の症状が出たのだ。RGBそれぞれの挙動が、ほぼ同じ。青は時々暗くなったり消灯する。赤は3段階目あたりまで想定通りに徐々に明るくなるが、その後はどんなに切り替えても明るさそのまま。
 一番遠くて配線が長く、それだけにいじり易いのが青。その青を使って調査開始。DC/DCコンバーターを定電流電源として使っているが、配線を変えて本来の定電圧電源にしてみた。TRIMに360Ωを接続し、4V弱を出力させる。そして、LEDでは最もオーソドックスな(定電圧)+(電流制限抵抗)という回路にする。

 電流制限抵抗の部分に、ロータリースイッチが入る。
 これで切り替えると、6番目が消灯する以外は綺麗に明るさが単調増加するようになった。6番目はハンダ付け不良で、これも本来の明るさ順に復活。ロータリースイッチは完全に機能している。
 犯人はロータリースイッチではなかった。DC/DCコンバーターが、定電流電源として働いてくれなかったのだ。

 確かに定電流電源としての動作確認は行なった。しかし試験時と実装時では、回路図は同一だが物理的な回路は異なる。配線の長さも引き回しも異なるし、100μFの実装場所も異なる。そうすると、回路の浮遊インダクタンスなどの定数も変化する。DC/DCコンバーターのフィードバック回路に関わる位相のズレ具合も変化する。それにより、特定の抵抗値で定電流フィードバックがうまく働かなくてLED電流値がおかしくなるのだろう。極めてアナログ的な現象である。
 これだから、アナログ回路は怖い。

 これまで散々経験している。日本の製造業が追い込まれている原因とまで言われている、回路のデジタル化。
 アナログ回路は挙動不審であり、正常に動作させるためには多数のノウハウを要する。新興国が手を出しても、自分が今ハマっているような罠が待っていて容易に性能を出せない。しかしデジタル化してしまうと、回路図通りに作れば誰にでも性能が出せてしまうのだ。とにかく時間がない。作り直していては間に合わないので、遺憾ながら今年のサイリウムも暫定版で妥協するしかない。

 (定電圧)+(電流制限抵抗)で完成させる。
 ロータリースイッチ抵抗の両端電位差が0.5〜0.6Vの間になるよう、TRIM端子の抵抗値を調整。

written by higashino [発光ダイオード] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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