2019年2月9日(土) 19:56
軟鉄棒を軽く押すバネだが、具体的な実装は悩ましい。そこで、試作。
太くて強いバネを、筐体代わりにする。6ミリネジ用のワッシャーに、バネをハンダ付け。ただし、完成までの工程をイメージすると、ハンダ付けの使い所が悩ましい。
この手のハンダ付けには、板金用フラックスが必須である。
板金用は強酸性なので、周囲のパーツを痛める。周囲に重要なパーツが存在する工程では、使用できない。更に、ハンダ付け後は念入りな洗浄も必須。だから、水洗いできないような工程では使用できない。
正確な向きに固定するのは面倒だったが、ほぼ成功。太さ6ミリの円柱物体に、適度な弱い押しを与えることができる。
また、想定外に強烈な跳ね返りが発生した場合は、筐体の太いネジもダンパーとして機能する。
このあたりで、基本的な問題を確認しておく。それは、コイルガンで必要なレスポンスが出せるのか?ということ。
ガスバルブを叩くハンマーは、実際どれぐらいの速さなのだろうか?
ソーコムのマガジンを抜いてトリガーを引き、ハンマーを空撃ちする。ハンマーで叩かれて、ガスバルブの位置に一瞬だけ金具が突出する。それを、秒間1200フレームで高速度撮影。すると、金具が顔を出してから最大に突出するまで、5フレームを要した。衝撃でリバウンドする様子も明確に撮影できている。
つまり、数ミリの突出に4ミリ秒ていどということだ。
コイルガンなら、ゼロ速度ゼロ距離射撃からでも1ミリ秒のオーダーで可能。ハンマーが金具にヒットするまで、空中を移動するのに要する時間も必要ない。間違いなく、コイルガンの方が圧倒的に速い。
written by higashino [ラジコン用エアガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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