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2006年08月08日の記事

2006年8月8日(火) 13:02

夏休み

 これから帰省するため、1週間ばかり実験は盆休みとなる。進展は停止する。
 そこで、この機会に今後の予定を整理しておこう。

 

コンデンサー充電電源

 自分はバッテリー動作可能な携帯レーザーにしか興味はない。この場合、重量が極めて重要である。あらゆるパーツは性能対重量比を問われる。そうなるとジュールが欲しい場合に電解コンデンサー以外に選択の余地が無い。
 電解は耐圧が低いため多くの場合コンデンサーの直列が不可避であり、充電方法が問題となる。ここで、コッククロフトを利用して最小限のパーツ(=最小限の重量増)で直列コンデンサーを充電可能な「方形波交流出力」電源の優位性が際立つ。

・トランス方式
 方形波交流のメリットに気付いた現在、それほど魅力を感じない。適切なトランスが運良く入手出来たら製作してみたい。

・チョッパ方式
 方形波交流を前提に設計し直す。うまく行けば、電圧や出力周波数を任意に設定出来るため最も有利となる。
 結構頭が痛いのだが、お盆休み中に構想を練ることは出来るだろう。

・既存DC-ACインバータ改造
 出力電圧の調整に成功するかどうかがほぼ全て。成功すれば最も使えるし成功しなければ使用シーンは限定される。

 

パルスYAGレーザー

 手持ちのYAG棒と小沢電気フラッシュでユニットを製作。頑として共振しないレーザー砲のミラー間に、DPSSヘッド代わりに設置する。
 これで、パルスYAGなら発振するのか?を確認する。恐らく発振するはずだ。発振すれば自動的に、自作パルスYAGレーザーの開発成功でもある。
 共振器長などを変化させて共振し易さやパワーの確認も行う。
 実験をスムーズに行うためには、まっとうな電源を開発しておかねばならない。

 続いて、ユニットをミラー無しで使用。SSY−1を撃ち込んで増幅器として使ってみる。
 この実験では、SSY−1の発射と増幅器のフラッシュ発光のタイミングを厳密に取らねばならない。最適値が分からず試行錯誤しまくることを考えると、PICでタイミングを制御したい。当然ながら電磁ノイズ対策も必要。かなりの手間になりそうだ。
 ユニットを直接レーザーとして使用した場合と増幅器として使用した場合の出力は、どっちが上になるだろう?フラッシュ注入エネルギーが変化した場合は?SSY−1への注入エネルギーが変化した場合は?

 以上の実験結果を基に、害虫駆除レーザー銃の仕様を決定し製作する。可能性としては、
・Qスイッチ抜きSSY−1に大ジュールを注入するコンパクトな銃。
・Qスイッチ入りSSY−1に大ジュールの増幅器を組み合わせる。
・Qスイッチ抜きSSY−1に大ジュールの増幅器を組み合わせる。
・大ジュールのYAGレーザー単独での発振。

・・・など。現時点ではどれがベストか分からない。

 

目的をどう考えるか?

 モノゴトには目的がある。自分の場合、実用品のオーナーとなることが目的である。この場合の実用とはワット級グリーンレーザーをどんな場所でもブッ放したいとかGを射殺できるレーザーを持ち運びたいとか、極めてくだらないものだ。だが、趣味だから自分が満足できればそれが最高の実用品なのである。そして、実用品だからメンテの面倒なものは嫌だ。銀ミラーとか。
 自分の場合、目的は所有であって自作ではない。誤解されると困るのだが、所有したいものが手の届く価格で市販されていれば買って済ませる。自作するのは高過ぎるか売っていないからであり、必要が無ければわざわざ自作などしない。人生の持ち時間は有限かつ少ない。自作それ自体を目的にするほど贅沢な時間の使い方は出来ない。

 自作によって何か生み出せれば良いが、個人が手作り可能なレーザーで新発見など絶対無理だろう。とっくの昔に分かっている事実を追試するに過ぎない。天文学などはアマチュアが名を残すチャンスもあるが、レーザーではまず無い。だとすれば、時間の浪費だ。
 これに対し、所有を目的とすれば、事情がまるで異なって来る。「自分だけが」という満足を得ることも可能となる。簡単に買えるものでは「自分だけが」とはいかないから微妙ではある (そこに「改造」の意味も生じる)。
 もちろん趣味なのだから、自作それ自体に意義があるとの考えも否定しない。趣味には人数と同じだけの正解がある。他人の目的に口出しするつもりはない。ここで書いているのはあくまで「自分の場合は」、という話である。

 自分がまず行うのはネット検索を利用した徹底リサーチだ。気分は安楽椅子探偵ね。自分の価値観においては、買えば済むものを手間暇掛けて自作するほど馬鹿げた行為は無い。既にあるものは買う。無いか高過ぎる場合に、作る。

 ここで重要な意味を持つのが、一部パーツの欠落で動かないレーザーとかジャンク品である。レーザー機器は途轍もなく高価であり、売っていても大抵は手が出ない。ところが、ジャンク品となると突然価格暴落するのである。パーツ集めの手段としてジャンクレーザーを使えば、穏当な価格でキーパーツの多くを揃えられる。レーザーのオーナーとなる最も効果的な手段だと思う。
 研究室で不用になったレーザーをタダで貰って来たという類の話をたまに聞く。つまり、用無しとなったレーザー機器はタダ同然の扱いなのである。研究所等にコネがなくてもネットによって誰でも買い漁りが出来るようになった。10年前なら不可能だった。インターネットの普及はパンドラの箱を開けたのかもしれない。

 何のコネもない凡人が魅力的なジャンクレーザーを国内で入手するのは難しい。ほとんどが海外頼りとなる。レーザーのパーツを入手する方法が分からない、教えてくれ、という話が良く出るが・・・実際はちっとも難しくない。やってて自分でも呆れるほど何でも手に入る。パーツの入手は「難しい」のではなく「面倒臭い」のだ。
 自分に言わせればパーツを手に入れられないのは単なる面倒臭がり屋である。目の前にあるパソコンとネットは飾りか?
 日本で手に入れたいとかショッピングカートで済ませたいとか、甘えてるから集められない。英語?そんなもの高校の授業ちゃんと受けてたなら問題ないよ。試験と違って辞書見ながらで良いんだし。

 こうして効率良くパーツを集め、不足している部分だけを自作する。買うのはカネを使うことであり、自作するのは時間を使うこと。買うべきものと自作すべきものを的確に判別し、効率良くカネを使い効率良く時間を使いたいものだ。

written by higashino [パルス] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(2)] [TB(0)]

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