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2010年03月21日の記事

2010年3月21日(日) 19:31

一本道

 2本合体させた Nd:YVO4 棒のタネ火側は1ミリほど突出している。取り扱い要注意。

 水冷装置を再度組み立てるのは面倒だが、最終的な配置は前回の試行錯誤で確定しているため思ったよりは樂だった。水抜きの方が遙かに面倒。

 この増幅器は見ての通りCEO社のもので、現在は後継機種になっている。
 該当するのは RBA30-1C2 である。

 増幅器に通電せず、タネ火レーザーだけを稼働させてみる。ところが、どうもちゃんとレーザーが透過して来ない。ビームエキスパンダーを調整しても、0.3ワット以下しか届いて来ない。

 増幅器を動かすと、0.2ワット程度のレーザーが、0.27ワットぐらいに増幅された。何度も試すが、増幅器をON/OFFすると間違いなくそれに従ってパワーが上下する。
 タネ火レーザーは励起用LDが手抜きドライブなので出力変動が大きく、正確なパワーが読めない。しかし、小信号増幅率が1.3〜1.4しかないのは間違いない。この値は、増幅器に
Nd:YAG を使用した場合のメーカー公表値とそう変わらない。

 RB-Plus Small Signal Gain という部分を参照。

 RBA30-1C2 は残念なことに増幅器としては最も性能が低い。メーカーが理想状態で動作させても、25Aでの小信号増幅率は1.7に達していない。Nd:YVO4
ならもっと増幅率が高くなってしかるべきだが、2本合体で精密に端面が合っていないロスがある。また、データは最新機種のものであり、自分が中古で手に入れたのは旧機種である。

 タネ火がしっかり2〜3ワット出ていても、実用になるためには小信号増幅率として20以上が必要となる。増幅器を稼働させない状態で2ワット以上が透過してくるはずなのに0.2ワットしか透過して来なかったというのは重大な調整ミスがあるかもしれない。しかし、だとしても完全な調整を行った際に増幅率が20に達する可能性は極めて小さい。

 自分としては Nd:YVO4 が奇跡を起こすかもしれないと期待していたが、駄目だったようだ。
 増幅器方式は断念し、Nd:KGW で通常の光共振器を作る。今回もまた共振してくれなかったら、レーザー銃は断念せざるを得ない。しかし、増幅器方式が否定されたことで進路が明確になり、気分的にすっきりしたのも事実である。増幅器方式で成功したとしても、VECTOR
1064 というメーカー製の完成したレーザー発信器を使用したという引け目は残ってしまう。
 励起ユニットはメーカー製中古とはいえ、自前でミラーを設置して共振させれば心置きなくハンドメイドだと言える。CWなのでグリーンレーザーの出力は落ちるだろうが、タネ火システムが不用なためシステムが軽量になり電源も1系統になる。

written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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