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2016年03月08日の記事

2016年3月8日(火) 21:30

非常に厄介だ

 1064nmだけを透過するバンドパスフィルターを取り付け、放出光を観察する。
 赤外線観察と同様に、強烈な光が映し出された。

 つまり、AFにはしっかり励起光が注入され、蛍光が発している。
 AFとPFの融着をやり直す前は、1064nmは殆ど観察されなかった。間違いなく大幅に好転している。ただし、相変わらずレーザー発振しない。

 だが、PF直接撮影でもないのにこれだけの放出光は出ているということは、かなり良い線まで来ているはずだ。ファイバーレーザーは原理的に光軸調整不要なので(融着時の調芯が光軸調整みたいなものだ)、共振しない原因はかなり絞られる。

 HRとOCによって、共振器が構成される。最終設計を決めた段階からずっと懸念事項だったが、この共振器にはポンプコンバイナーPCが4つ含まれる。
 レーザー発振の光路は、光ファイバーのコア内である。PCはガラス細工であり、そこをコアが通る際に変形が生じ、2割ぐらいが散乱されてしまう。だから、PCを共振器の内部に取り込み、散乱されない光だけを増幅することにより、散乱ロスを減らそうというのが設計思想だ。
 しかしこれにより、共振器のQ値が低下し、結果的にOCの反射率6%が小さ過ぎという可能性がある。

 PCを共振器の外に追い出せば、Q値は大きくなる。しかし、共振器外でPCを通過させると、散乱により大幅な出力低下が懸念される。単なる出力低下ならまだしも、無駄に散乱されるレーザーによりPCが過熱され、燃える可能性がある。
 非常に厄介だ。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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