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2018年05月11日の記事

2018年5月11日(金) 23:01

全部エンジン

 エンジンは大型のものほどスペックに余裕が出るんだよな。だから超小型発電機は難しい。そう考えたところで、閃いた!
 ハンマードリルをエンジン駆動に改造したらどうか?
 大きめのエンジンをハンマードリルに取り付けて、動かす。そして余力で発電機を回す。まさしく、クルマと同じ。電動ハンマードリルの動作時間の短さも補えるし、ハンマードリルと戦車走行の燃料を共用できるのも、おいしい。ハンマードリルからモーターとバッテリーを除去できるぶん、重いエンジンが使える。

 そうなると、電動モーターをエンジンに取り替えるよりもエンジン駆動のハンマードリルを改造する方が早い。既に電動ハンマードリルを買ってしまったが、それは普通に本来の用途で使えば良い。コンクリートに穴を開けることはないが、強力ドリルとしても使える。金属に大きめの穴を開けたいときに、手持ちのドリルではパワー不足が深刻だ。ハンマードリルなら楽々と作業できるだろう。
 だが、エンジンハンマードリルを探して驚いた。はっきり言って、売っていないのだ。売っているのは重量15キロ級の大型機ばかりで、日常的に見掛ける道路工事でアスファルトを砕いているような奴しかない。

 ならば、当初構想通りにエンジンだけ換装。
 ここで必要スペックを確認する。まず、電動ハンマードリルの強力機種は、だいたい800ワットである。発電機は200ワットを使うとして、余裕をみて倍の400ワットで駆動したい。つまり、エンジンは1200ワット以上の出力が欲しい。ざっと、1.6馬力だ。
 いつも通りラジコン用で探すと、

FSα-155-P

 排気量25.36cc。重量805グラム。2.6馬力/10000回転。これを定格の6割ぐらいで運転すれば良い。
 ラジコン用は一般の小型エンジンよりも出力が大きいが、それはレース用エンジンみたいなもので耐久性は劣る。定格一杯で使用したのでは、発電機としての寿命には不安がある。
 しかしこれまたエンジンのトリセツに地雷があった。430ccの燃料タンクを使用した場合、飛行時間が10〜11分しかない。定格の6割で使用したとしても、燃費が悪過ぎる。これでは、航続距離を伸ばすどころではない。F1レースの予選用エンジンかよ。

 ハンマードリルを使わずに走行だけする分には、定格の15%ぐらいで発電機をフル稼働させられる。そうすれば、1時間以上の充電も可能だろう。その電力を使用しながら走行するなら、2時間ぐらい走れるかもしれない。しかし、実用回転数が2000回転〜なので、定格の15%まで落とすのは無理がある。
 無人航空機ならエンジンはずっと動いていなければならないので、その片手間に発電するのは合理的である。だが、戦車向きではない。

 更に追加すれば、かなり高価だ。

 小型エンジンを安く手に入れたいなら、芝刈り機というのが昔からの定番である。
 ところが、自分が想像していた以上に芝刈り機のエンジンは出力が小さい。0.7馬力ぐらいが当たり前。それでエンジンユニットの重量は3キロぐらいある。さすがに、重過ぎる。
 ならば、エンジンチェーンソーはどうか?
 こちらは少し出力が高めだが、それでも重さは3キロ以上になる。一例として、

日立工機 エンジンチェーンソー CS33EDTP(35S)

 排気量32.2cc。出力1.2キロワット。歯を除いた本体部分の重量が3.4キロ。これで、最優秀に近い軽量である。
 ここに至り、小型のエンジンハンマードリルが存在しないのも納得。エンジンと周辺ハードを合計すると、キロワット級の出力を得るのに3キロぐらいの重量がどうしても必要なのだ。それならブラシレスモーターとリチウムイオン電池の方が軽い。
 800ワットていどの出力で足りる工具に、エンジンを使うのは不利なのだ。連続動作時間が大きなメリットにならない限り。

 モーターは非力。エンジンはパワフル。そういうイメージがあったが、とんでもない。バッテリーが唯一のネックでありそこで妥協できるなら、エンジンは電動に勝てない。

 かくして、ハンマードリルをエンジン駆動化する案もボツとなった。

written by higashino [ドリル戦車] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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