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2018年05月15日の記事

2018年5月15日(火) 22:00

パズルの解

 六角レンチの長い方を、もう1回曲げることができればそれで戦車用サスアームに使える。
 もちろん六角レンチは焼き入れされた非常に硬い鋼鉄なので、曲げるのは現実的には不可能だ。だが、いったん焼きなまししたら?

 そう考えて焼入れや焼きなましを調べたところ、イメージほど簡単ではないことに気付く。
 ハンドトーチで六角レンチを赤熱するまで加熱し、曲げる。そして水中に放り込めばOK・・・そんな安易に考えていたのだが。焼き入れすると、硬くなるが脆くなる。体当たりのような強い衝撃だと、折れてしまうかもしれない。市販工具は焼き入れするだけでなく、焼き戻しも行って粘りを確保している。
 問題は、そう言った熱処理を適切に行おうとすれば、対象金属の温度をしっかり管理せねばならないこと。ハンドトーチで熱するような安直な作業だと、製作したパーツの仕上がりに大きなバラツキが発生するのは必至だ。

 六角レンチという工具は間違いなく、メーカーが十分なノウハウのもと産業用の製造装置で作られている。それを個人のDIYで適当に熱処理することは、壊すことと同義だろう。
 そうなると、2本の六角レンチを合体させる方がまだ現実的である。ハンダ付けか、いっそ溶接に挑戦するか。はたまた内径6ミリのパイプで接合か。ちょっと想像しただけでも、パイプを使うのが最も楽で見た目も良くて強度も確保できる良案に思える。

 焼き入れした超硬鋼を切断したり削ったりするのは大変だが、最近は工業用ダイヤモンドが安価になっているので十分に作業可能である。
 もともと32分の7インチという六角レンチは、内径6ミリの中に挿入して使う前提である。角をダイヤモンドヤスリで少し削って6ミリ穴に入るように加工し、適切な長さに切断する。それを2本用意して内径6ミリのステンレスパイプに挿入。後は隙間に細い鉄線を突っ込みつつ半田付けしてしまえば良い。
 内径6ミリだと外径はふつう8ミリである。つまり、最低でも8ミリステンレスパイプの強度は保証される。長さは数センチなので、そう簡単に折れるシロモノではない。

 実際に現物を製作するためには、サスアームの長さや挿入長を確定させねばならない。それには、少なくとも車体側面の全体設計が完成している必要がある。しかし、素の六角レンチのままでも、6ミリ穴にさえ挿入可能にしておけば組み立て試作に使用可能だ。

written by higashino [ドリル戦車] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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