Darkside(リンクエラー修正しました)

2007年10月10日(水) 17:12

実は名作じゃないか?

 必死でトラブル解消に尽くしたストームタイガーが壊滅した精神的ダメージは甚大で、いわゆる「充電期間」が必要だと痛感している。そのためにゲームやってる時間が最近には無く多い。

 ランナバウト2・・・シリーズ中でも人気が無く、クソゲー扱いされていることも多い。

 ところが、自分でやり込んでみると、どうも様相が異なる。これは相当に良作ではないか?グラフィックに関しては前回も触れたように、ある程度は慣れてしまう。当時とは異なり、プレステ2のテクスチャー補間機能を有効にして見栄えを少しマシにすることも出来る。特に、空の描写には有効だ。補間により中間階調が生じるので、雲の表現が断然良くなる。
 逃げ役悲鳴役の人間も一気にリアルになる。ドットが拡大された人間では雰囲気ぶち壊しだもんな。
 ランナバウト1のプレイ中画面は上下に余白ならぬ余黒があったが、2はフルに使ってくれてもいる。

 BGMは1の方が良いが、2だって悪いとまでは言えない。印象が薄いんだな。一通りクリアするとBGMセレクトも可能となり、好みのBGMで走れる。残念なのは毎回初期化されてしまうことだが。動画製作ならオプションでBGMを消してしまえば、アフレコで何でもくっつけられる。

 コースやアイテム、オマケが多い。だからじっくり長時間掛けてやり込む楽しさがある。そして何より重要なことだが、やり込みプレイに耐える奥の深さを持つ。まだパンダも出していないがある程度やり込んだところで、最終ミッションのタイムアタックに手を出した。ただしランナバウトモードでプレイしている。ダメージがシビアなのでタイムアタックモードを使いたくなるが、耐久力を残したまま完走するスリルが良いし一段上のレベルで楽しめると思う。
 これが、凄い。
 最終ミッションは、財団ビルの破壊。7階建てのビル各階に爆薬を仕掛け、屋上に特設されたバイク専用ジャンプ台で隣のビルに脱出すればクリアだ。そう、バイク専用。最終ステージはバイクしか使えない。また、想像出来る通り時間切れは即座にゲームオーバーとなる。

 ビルの中をバイクで走り抜け、バイクで階段を上る。普通のサーキットや道路ではない。半分はバイクスタント。バックギアを多用しての切り返し、そして階段を上りながらターンするのは超難易度だ。しかし制限時間にたっぷり余裕があるため、やり込まなくてもクリアは可能となっている。200秒を切れるのに400秒制限なのだ。だが、あえて単なるクリアではなくタイムを追求すると、ハマるハマる。
 馬力のあるハーレーが速い。ところが、ハーレーは扱いが難しい。ハンドルを切っても曲がらない。踊り場で向きを変えようとしてもハーレーは直進し、そのまま壁にぶつかる。低速では超アンダーステアなのだが、ある瞬間に突然オーバーステアとなる。ところが速度が乗っているとまた曲がりにくく、そこから減速するとある瞬間にいきなり急旋回したりする。

 ポイントは後輪の回転数にあるようだ。ハーレーといえども物理法則には従うので、高速ほど曲がり難いという大原則がある。しかしバイクの構造を考えると、前輪を回して曲がる。だが、前輪に動力は無い。後輪が車体を押さねば旋回しないのだ。つまり、後輪の回転が遅いと曲がり難い。だから、低速では曲がらない。両者のバランスにより、挙動が大きく変化する。ちょっと操作を誤ると旋回性が激変し、壁にぶつかる。
 逆に、壁に接触するのもアウト。ちょっとした速度変化で旋回性が激変し、これまた一気に走行ラインが狂う。ランナバウト2はモノを壊しまくれるからつい誤認するが、実は壊せない壁などと旋回中の接触は致命的なのだ。超シビアに作られている。

 曲がりたいなら、単に減速しても駄目。減速すると同時に後輪の回転はキープせねばならない。つまり、アクセル全開のままでブレーキを掛けるのだ。これに気付くかどうかは決定的に大きい。気付けば4分を切るのは楽勝となる。バイクの挙動も一気にカッコ良くなる。
 また前輪だって回転しなければバイクが曲がらないのは分かる。だが、曲がる曲がらないはやはり後輪の影響が支配的なようだ。現実はともかくこのゲームの中においては。

 ゲームという性格上、ビルは各階の構造がすべて異なり、ちょっとしたダンジョン状態。だからコースを覚えるのが大変。しかし覚えてしまえば3分40秒程度で完走するのは鼻歌交じりご気楽プレイと化す。しかし、そこから縮めて行こうとすれば、急激に大変になる。
 バイクの操作は難しい。アクセルとブレーキとバックギアを適切に使い分け&併用せねばならない。思い通りに扱うのは難しい。ランナバウト1ではベスバ人気が出たが、2のハーレーは別物だ。初心者でも手軽に扱えるベスバではない。手足のように扱うには半端じゃない慣れが要求される。手軽に扱えるように感じられても、それは普通の道路を突っ走るミッションだからだ。最終ミッションでは通用しない。

 使いこなしの難しいハーレーでダンジョンなビルを突っ走りタイムを縮めようとすればミス続出。そしてミスの多くは致命的。縮むはずのタイムが縮まない。ビル内部の構造は練り上げられていて、プレーヤーのハーレー操縦テクニックをこれでもかこれでもかと試して来る。
 特に、階段を上るバイクスタントって見た目は簡単だが恐ろしくムズい。速度を乗せないとグダグダになる。速度を乗せれば直後に曲がれない。曲がり損ねれば壁や柱に突っ込むように配置されているところだらけ。また、速度が出ると階段を上り切ってジャンプする。着地するまで曲がれない。着地してからブレーキ掛けても遅い・・・とか。

 それだけではない。階段で速度が不足するとガタガタと衝撃を受けてダメージが溜まるのだ。時間があるからと階段で苦労していると耐久力が無くなってしまう。急旋回状態になれば段差に掴まって動けなくもなる。

 コースがコースなだけに熱い。
 このやり込み度と奥の深さはF−ZEROにも匹敵するのではないか?自分が名作だと思っているレースゲームの大半より上だよこいつ。ランナバウト2の少なくとも最終ミッションは最高の出来だ。
 動画撮りのため、残り時間が表示されるモニター左上に紙貼って見えなくしてプレイする羽目になった。レースゲームでは結構ポピュラーな手法だが自分はやったことがなかった。ランナバウト2の最終ミッションで初めて実行した。それほどのシロモノなのだ。

written by higashino [ゲーム] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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