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2007年12月7日(金) 17:17

キャプチャーせよ

 基板をケースに収め直し、動作確認。期待通り、完全に安定動作する。起動時のROMチェックはすいすい通るし、画面にゴミが出ることもない。
 ROMカセット方式の古いゲーム機では、動作不良はコネクター清掃しろ!が常識だった。基板でもソケット式のICは端子の汚れが問題となるようだ。

 基板買ったが動かない!と騒ぐ前に、端子メンテナンスやってみよう・・・などと言っても実は基板って自分はコレしか持ってないのだが。

 しかし、基板プレイが大がかりになるのは仕方ない。基板本体がでかい。他にコントロールボックス等も必要だから、移植版で十分に楽しめるならわざわざ基板を引っ張り出すまでもない。だが、1分と動かさないうちに、プレステ移植版はお蔵入りが決定した。
 手軽にプレイ出来るプレステ版か?設置が面倒だが100%本物たる基板か?悩んでいたが、いざ動かせば迷う余地は皆無だった。

 やはり、移植版は本物ではないのだ。ちょっとプレイしただけでその差は歴然!
 ナムコミュージアムで感じていたのは例えば・・・4桁の数字が一杯並んでいるとする。それを四捨五入して有効数字3桁にまるめたもの。そんな印象だった。非常に本物を良く移植していて、全体として違和感は少ない。だけど、明らかに「事実と違う!」引っ掛かりを感じまくるのだ。
 基板でプレイすると、当たり前だが違和感は皆無。まるめられていない4桁の数字がズラっと並んでいる気持ち良さ。まるで違う。

 プレステ版ナムコミュージアムでは、岩の隣列で膨らませたモンスターが岩で潰れない。各所で動きが1フレーム違う。何より、モンスター近接時のモリの当たり判定が違う。あ、BGMもしばしば乱れるんだよな。
 基板は非力なZ80とは言え真のマルチCPUだし、サウンドCPUも別に搭載している。

 だが、現状ではゲームプレイの主目的が「録画して後に残す」こととなっている。幾ら基板プレイが魅力でも、録画出来なければ意味が無い。仕方なくプレステ版やるしかない。
 基板は厄介で、出力信号の仕様が決まっていない。専用ハードと専用ミニターを専用の筐体に収めて、筐体単位で設置されるものだ。そのため、ゲーム機に比べると録画の難易度が高い。定番の装置が電波新聞社の
XAV-2s である。基板の映像出力に多い15KHzのアナログRGB信号を、Sビデオ出力に変換してくれる。ただし、元のアナログRGB信号自体が規格無しなので、ちょっと妙なS映像信号が出て来る。すんなり録画出来ない方が多い。
 ちなみに、アナログRGB入力の可能なモニターはパソコン用ならごく普通だが、多くは31KHz以上しか受け付けない。15KHzは入力できない。

 自分がプレイ動画のキャプチャーに使っているのは、カノープスのビデオ→DV変換機 ADVC-100 である。
 試しにちょっと妙なS映像信号を食わせると、一応映像は出たものの乱れまくっている。状態が良く分かるように、インターレース解除を行わず静止画保存してみた。地面で言えば黄色とオレンジ色の境界あたりが集中的に乱れる。画面が切り替わっても乱れる位置は変わらない。
 この乱れっぷりでは、とても使い物にならない。あれこれ調整してみるが、駄目だ。

 31KHzのPCモニターを活用するために、XRGB-2 を古くから愛用している。ビデオ信号だけでなくアナログ15KHzも含めて、アナログ31KHzにアップスキャン出来る。ゲーム機も古くはSFCからアナログRGBで接続すれば、RPGの文字など素晴らしく読み易くて重宝する。
 この XRGB-2 で基板を31KHzにすれば、アナログ31KHzをキャプチャー可能な高級キャプチャーカードが使えるだろう。しかし、XRGB-2
を通した段階で走査線の濃淡が激しく、これまた使い物になっていないのだ。XRGB-2
に垂直幅の調節機能があれば素晴らしいのだが、それが出来ないために使い物にならない映像ソースが存在する。残念ながら基板もそこに含まれる。

 ビデオ信号をデジタル化する機器は他にもある。ちょっと古いパナのDVビデオカメラもOKだ。
 S映像を入力し、DV端子から出力出来る。今では本来のビデカメラとしては使っていないが、ビデオ→DV変換機になるはずだ。
 一応音声入力も可能。

 これが、断然綺麗に取り込める!

 上の ADVC-100 と比較すると、上下は同じだが左右が狭くなっている。縦型モニターなので要するに走査線が間引きされているってことだ。そうやって規格外れのS映像信号に辻褄を合わせているのだろう。NTSCのスキャンレートは59.97fps
だが、ディグダグは60.61fps らしい。

 ただ、ゲーム画面の解像度自体は横224なので、間引きされても解像度は足りている。基本的に1ドット幅が走査線2本を占有すべきだが1本しか占有していない部分が各所にあるものの、情報は欠落していない。どっちみち最終的な動画に仕立てる際は解像度の調節やるし、これまこれで妥協可能な範囲。

 喜び勇んでプレイしてみたら、なんだかミスを連発。おかしい。すぐに気付いた。映像が思い切り遅延している!
 ビデオカメラからの出力DV信号が0.2秒ほども遅い。これでは、プレイは無理だ。プレイするには、映像分配機が必要だ。ただでさえ大がかりな基板プレイ環境が、更に複雑化かよ・・・そう思ったが、XAV-2s
はS映像とコンポジットの同時出力が出来る。
 S映像をパナのビデオカメラ経由でパソコンにキャプチャーし、コンポジットをモニターで見ながらプレイすれば良い。画質は悪いが十分にプレイ可能。プレイを楽しむよりも動画を記録するのが本来の目的だから、これでいい。

 後は、コントロールボックスの配線が一部おかしいのを直さねばならない。なぜか2P側のスティックでないと反応せず、ボタンが1P側が反応するため非常に操作し難い。

 これは、同じ場面をプレステ移植版でキャプチャーしたものだ。まず、明るさが違う。基板出力の方がサチってるので少し暗く調節する必要がある。面白いのは、上下サイズの違い。

 プレステ版は横448縦576の範囲に出力される。本来の解像度のジャスト2倍であり、高品質のキャプチャーとなる。だからこそ、ナムコミュージアムの移植が完璧であれば基板を引っ張り出すまでもないのだが・・・面白いってのは、これがDVキャプチャーである点だ。
 DVの解像度は720×480すなわち3:2の比率である。しかしそれをTVに映す際は4:3の比率となる。つまり、DVのアスペクト比は1:1ではない。DVのドットは正方形ではない。単純にパソコンに取り込むと、基板キャプチャーのように引き延ばされる。
 それなのに、プレステをDVキャプチャーしたものは引き延ばされず、ドットが正方形なのだ。

 プレステは内部解像度が720×480ではなかろうか?
 そしてそれをアスペクト変換無しに出力している節がある。ただ、そのおかげでDVキャプチャーとの相性は最高だ。

written by higashino [ゲーム] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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