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2016年7月9日(土) 21:22

340キロを超える

 作り直しの動機となった、橋のサイレントドリフト。

 1周目をひたすら最速優先で作り直したところ、342キロまで出た。これは後先考えない最高速チャレンジではなく、あくまでベストラップを追求する途中に出た速度である。
 しかし、製作は難航した。

 ひたすら最高速の走行ラインは、コースと平行ではない。かなり向きがズレている。そのままSDを解除すると、クーリングタイムが伸びて直後の左コーナーでSDが使えなくなる。ならばとコースと平行な状態でSDを解除させようとスクリプトを動作させるが、適用範囲外と判明。進路がズレ過ぎていて、自動補正できない。
 そのため通常よりかなり手前に戻ってスクリプトを動作させたうえで、出力された一番マシな解を手動で編集。

 スクリプトでは、試行の「場合の数」に限度があり、数万通りが実用限界である。そのため、余り複雑な操作の組み合わせは設定できない。そこで、状況を確認しつつ柔軟に編集できる人間の出番だ。人間側も、まっとうな編集が出来るためにはゲームの経験値を溜めておかねばならない。
 こうしてスクリプトと人間の共同作業で、最速走行が出来上がる。

 金物を製作するのに、機械で製作してから各所を叩いたり削ったりして理想の完成品を作り上げる。そんなことやってる気分だ。

 高性能な機械と、熟練工の技。両者が適切に融合しないと最高のTASは作れない。

 後先考えずに最高速だけ出してみたところ、345キロまで上がった。
 これは調整中に「速度だけ上がる役立たずルート」に入ったものであり、最初から最高速を狙ったものではない。だから、やろうと思えば更に速度が上げられそうだ。
 まさかブルーソルバルウに、こんな速度が出せるとは思わなかった。それを言うなら、ガチ走行中に342キロというのも予想外だったが。

 速度だけ上げても、直後の減速が大きくなるため数字のインパクトほどタイム短縮にならない。
 作り直し前と比較して、ここも0.01秒稼げた程度だろう。トンネルと合わせて0.02秒。

 ここに至り、標準的な製作手順も固まった。
1)SDを開始させるスクリプトを動作させ、最速SDを取り出す。
2)SDを持続させるスクリプトを動作させ、設定ゴールまでの最速到達を取り出す。
3)必要に応じて、SD中の後半にSD最速化スクリプトを適用。
4)狙った場所でSDを終了させる。3)ともども手動編集の併用。
5)SD直後の減速を抑制するスクリプトを動作させる。
6)次のSDを使うための突入ラインを手動調整で作成。

 1ラップで、これらを10回ほど繰り返さねばならない。しかもコーナーごとに性格が異なり、同じことの繰り返しではない。特別に配慮すべき条件が別々に存在する。そして、完走には3ラップ作らねばならない。

written by higashino [ゲーム] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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