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2017年6月6日(火) 21:03

とんでもない


 デスウインド2は、とんでもない展開を見せた。

 パラメーターを煮詰めても速くならず、良く確認すると旋回開始の瞬間に異常があった。作り直し前(左)に比べて、作り直し後(右)は最初からアウトに膨らんでいる。これは、旋回し切れないというのではない。旋回のために右ハンドルを切った瞬間に、自機は左に曲がっているのだ。

 なるほど、反射後であってもダッシュ中には変わりない。ダッシュ中は、直進と旋回で物理が異なる。直進は進行方向がキープされるが、ハンドルを切ると進行方向ではなくダッシュプレートに乗った時の向きに対して左右に動く。だから、ダッシュプレートに左向きで乗ると、右ハンドルを切った瞬間に左に移動するという恐ろしい事態になる。ハンドルが逆になっているのではないから、左ハンドルを切ると更に高速に左旋回してしまう。

 ずっと右ハンドルを切っていれば、進行方向は徐々に右に偏ってそのうち右旋回できるようになる。しかし、それではこの右コーナーは到底曲がり切れない。
 そこで、ピットエリア入り口の操作を手動調整し、あらかじめ右ハンドルを増やして自機の向きを正面近辺に戻すようにした。これにより、右旋回の瞬間に左移動することもなくなった。

 とはいえこれは、難題の最初に過ぎなかった。


 直前の反射ドリフトでは、反射時の大減速が1フレームしかない強力な解が発見できた。だから、作り直し前に比べて速度が上がっている。しかしそれにより、パラメーターをどう調整しようと右旋回し切れなくなったのだ。

 曲がり切れないのであれば、コーナーへの進入をアウト寄りに変えるのがセオリーである。しかしこれも変え過ぎると遅くなる。最適な按配を探すのは大変である。計算能力が不足していてスクリプトに多大な実行時間が必要だと、こういう試行錯誤が非常にやり難くなる。

 いきおい経験や勘の出番となり、だからTAS製作には実機での豊富な経験と知識が必要になる。得られた解を確認し、これは遅い!もっと速くできるはずだ!という判断が効かないと高品質のTASを作るのは困難だ。

 スクリプトを部分的に使い、幾つも組み合わせて走行を作り上げる。もはやスクリプトの終了を寝て待つような製作ではなく大変だったが、その甲斐はあった。作り直し前よりも、1周目が1フレーム速くなったのだ。
 座標は僅かに遅れているが速度が勝るため、これで最終的には1フレームover短縮できている。

written by higashino [ゲーム] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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