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2024年7月3日(水) 19:12

撃ってみる

 配線の引き回しに無理があるので、ポリカーボネイト板を絶縁のために敷いて主砲コイルを積み重ねる。

 コンデンサーをフル充電して発射ボタンを押すが、何も起こらない。そこで気付いた。主砲コイルに配線するのを忘れていた!
 しかしおかげで、各所の絶縁には問題がないと確認できた。

 電圧計の1000Vスケールがアテにならなさ過ぎる。数値が不安定過ぎる。

 コンデンサー充電器の充電完了LEDが点灯するのを待って、発射ボタンを押す。

 パチンコ玉は発射されたが、電圧は一気にゼロ付近まで抜けてしまい敗北となった。

 しかも弾速計の電源を入れ忘れる痛恨のミスを犯し、初速の測定もできず(大した意味はないが)。撮影のためカメラの電源を入れることに意識が取られ、弾速計測の方を忘れたのだ。
 いちおうバラして確認すると、3段目ローサイドのIGBTユニットが短絡破損していた。

 これにて、コイルガンストームタイガーのレストア計画は中止。改めて、このカテゴリー終了だ。

 コイルガン自体はローパワー小型の手持ち式で楽しむなどしたくなるかもしれないから、将来また製作する可能性は残っている。しかし、精神的な疲労が大きい。当分は機動戦闘車エアガン搭載版の方を進めたい。

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2024年7月2日(火) 21:30

放電試験準備

 ハイサイドがある段のローサイドには、電位確定用の抵抗が必要。

 本番があればIGBT外の回路に実装するが、今回はIGBT外の回路が最適化されておらず物理的に苦しいので、IGBTに実装する。

 GT10G131 ユニットの代わりに、RJP5001 ユニットを取り付ける。

 コンデンサーバンクの電圧モニター用コネクターを、第2バンクから第1バンクに移動。さもないと、IGBT破損を見て取れない。

 紙巻きで、応急の絶縁処理を行う。

 これが手間なばかりでなく、配線も苦しくなって来る。だが、現状でもかなり配線は冗長なのだ。ただ、ローサイドも含めてすべてのIGBTユニットにソース配線を設けたのは、配線する段になると楽になるのを実感。

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2024年7月1日(月) 20:58

RJP5001 登場

 IGBTゲートのプルダウン抵抗を、ドライバー基板の方に取り付ける。

 実装体積を減らすため、チップ型抵抗51KΩを使用している。本番があれば、もちろんチップ型を活用したい。

 RJP5001 を3段重ねにし、ユニットとしてまとめる。コネクター位置はどうするのが最適なのかまだ分からない。実装は煮詰めたいものの、放電に耐えられなければ無駄な手間になってしまう。

 旧ユニットに比べると体積は大きくなってしまうが、車体に6つ横並びできるサイズではある。

 ソース端子の引き出し型を変えて、残り5ユニットを組み上げる。

 足を曲げるとヒビが入りやすいので要注意だ。何度か折り曲げるならともかく1回めからヒビが入るのは、中華品質を実感する。韓国や中国に製造業が劣勢になっても、パーツの競争力はまだまだ日本が持っていると言う。そうなのかもしれない。

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2024年6月26日(水) 21:10

ゲートドライバー完成

 ボタンを押してLEDの状態を汎化させられることを確認。

 ボタンは負論理なので、点灯していたLEDが押してるときだけ消えるようにしてみる。問題なく認識されている。これで、トリガーも掛かる。

 機動戦闘車用に作った試験基板からコネクターを移植し、新たな試験基板を作る。

 LED回路が、6つとも独立している。

 順番にゲートONさせて行き、LEDが順番に点灯することを確認する。

 問題なくLEDフラッシャー状態で、配線が正しく行えていると確認できた。

 これで、新IGBTの試験準備ができた。その到着には日数が掛かりそうなので、明日からは別件を進める。

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2024年6月25日(火) 20:32

基板の電源確認

 いつも通り、最初は電源系の確認から始める。ヒューズ付きなので、いきなり基板から煙が出るかもという緊張感はない。
 実際いまでも安全策としてはヒューズが一番原始的すなわち信頼性があるので、ヒューズを設置できるなら後腐れがない。搭載電池を8本から6本に減らし、それで確保した空間にヒューズを組み込んでいる旧ストームタイガーの仕様は、そのまま引き継ぐ。

 5V電源は各所に問題なく届いている。
 DC-DC コンバーターをソケットに挿したところ、出力電圧は16.3〜17.5Vと顕著に高く出ている。こういう小型の DC-DC コンバーターでは非常にありがちだ。

 定格出力は15Vで16.7ミリアンペアである(0.25ワット)。
 出力に10KΩを取り付けて、約1割の約1.5ミリアンペアが常に消費されるようにしてみる。

 これにより、出力電圧は15.3〜15.4Vにまとまるようになった。

 配線に合わせて、PIC16F1575 のピンアサインを設定する。

 片舷にゲートドライブ出力を集中させる都合から、いつもとI2Cの場所が異なっている。

 デバッグ用の外付けLCDが動作することを確認。

 最初は何も表示されず、どうやらWDTのせいみたい。LCD表示は初期化に時間が掛かるので、WDTが0.13秒ぐらいになっていると間に合わないようだ。
 本番では表示を行わないので、WDTが短めでも何とかなるはず。

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