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2007年11月の記事

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2007年11月30日(金) 17:19

上下OK

 レーザーダイオードのコリメートレンズは、光軸が少し下になっている。放出レーザーに光軸を完全に合わせると、レンズの位置が高くなり過ぎて邪魔だからだ。そのため、コリメート光は少し斜め下に向かう。また、レンズは前後に何ミリか調整出来る。焦点距離は変わらないが焦点の位置も何ミリか前後可能だ。
 その結果、焦点が下過ぎてもレンズを繰り出せば僅かに上に照射出来る。真の焦点位置は上下の変化無しに前後にだけ動くから、あくまで微調整だ。

 レンズを最も引っ込めて、低出力レーザー照射。手前一杯に焦点が出来る。当たり前だが台地の前面にすべてが集まる。

 今度はレンズを最も繰り出して、中出力レーザー照射。奥に焦点を結ぶが、途中も見える。

 レーザーダイオードの光がどんな感じに集光されるか良く分かる。
 この位置では焦点が薄ディスク結晶の外部になるため、不適切だ。レンズの繰り出しで上下位置を何とかするのは無理っぽい。

 ところが、ヒートシンク台座を取り外していじっていると、自分の誤解に気付いた。初期位置よりもヒートシンクを更に低くする調整余地が残っていたのだ。この台座の調節可能範囲は、かなり広い。
 かなり焦ったものの、結果として現状で薄ディスク結晶の位置は問題無しだ。

 そうなると、いよいよキャビティー部分の構造物を作らねばならない。
 薄ディスク結晶を貼り付ける際には徹底的にクリーン環境でないといけない。削り屑などを出す作業は、その前に全部完了させねばならない。

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2007年11月29日(木) 17:16

上下微妙

 ヒートシンク台の位置が最終的に決まったので、またまたレーザー照射試験。
 低出力にて。

 焦点位置確認用の厚紙は取り去ってあり、コリメートレンズ前がすっきりしている。

 中出力。一気に炎上。

 薄ディスク代わりに台地に貼ったマスキングテープに焦げ目が付いた。左右はほぼピタリと合っているが、問題は上下。予定よりも焦点が下過ぎる。
 ヒートシンク台は、これよりも高くする方向にのみ調整可能なので、少し上寄りに焦点を結んでくれないと困る。まあこの程度であれば台地を低く削る程度でも対処可能っぽい。

 実はこれがターゲットの初期状態。焦点が上寄りにズレるのを前提に、厚紙を積み重ねておいたのだ。ところが、厚紙の横腹ではなく下が焦げてしまった。
 金具の建造を始めた当初は、ほぼ狙い通りの上下位置だった。左右位置を調節するためにSUSステーを引っ張っているうちに、上下にも動いてしまったと思われる。

 致命傷ってまでのズレではないが・・・

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2007年11月28日(水) 17:08

最後の強化

 レーザーダイオードの足が1本しか出ていない側は剛性が低い。そこで、SUSの切れ端をハンダ付けし、筐体とステーを固定する。これだけでも相当にカタくなる。

 最後の仕上げに斜め支持を入れる。SUSステーの切断はもうそれほど負担に感じないものの、斜めに切るとなると急に大変になる。

 これも板金用ハンダゴテによるパワー押し作業。山ほどハンダを盛ってガッチリと固定。これにてほぼ満足行く剛性となった。

 フラックスの洗浄が大変。どうしても残ってしまう。レーザーダイオード付きなので、水洗い出来ないんだよな。

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2007年11月27日(火) 17:06

1982年

 ディグダグを普通にプレイするためには、各面の攻略パターンを煮詰めねばならない。それには時間が掛かる。一方で、掘り尽くしは基本戦略さえ固まれば気楽にどんどん挑戦出来る。
 掘り尽くしを挑戦し、飽きたら普通のプレイで気分転換。そんな感じで考えていたのだが、掘り尽くしの方にハマってしまった。当初思っていたよりも、遙かに熱い!

 ゲーセンで100円放り込んで遊ぶのであれば、掘り尽くしのような楽しみ方は難しい。しかし、家庭用ゲーム機とか基板プレイであればカネの心配せずに好きな遊び方が可能だ。そうなってみて初めて、掘り尽くしの面白さが分かると思う。
 敵の動きを把握してうまく立ち回れば、3匹残したままでも結構捌けるものだ。そうなると、どう考えても無謀な4匹全部残したままの掘り尽くしは可能なのか?気になる。そんなもの無理に決まっている!無謀だ!と思ってしまうが、本当にそうだろうか?一見すると不可能に感じることが、実は可能であることは良くある。それはゲームの世界に限らない。むしろゲーム以外の世界において、ありふれた事実だ。

 ゲームを再開してからの短い期間でも、ランナバウト1の戦車でミッションをクリアしたり、ランバナウト2ではドラッグカーでクリアしまくったり、無理が無理でないことを発見した。

 そして、元祖ディグダグ。さすがに敵4匹残したままノーミス掘り尽くしは成功していないが、ノーミスでなくて良ければ成功済みである。そして、ノーミスでは余りに難しいためミスしながら成功させた動画を撮ろうとしていて惜しかったのがこのキャプ画。
 ミスしてもいいと思ってプレイすると圧倒的に気楽だし、見ていて楽しむにはある程度はノーミスで粘らなければと思って頑張ったら、かなりのところまで粘れた。そして・・・うっかり敵を破裂させてしまった!

 敵に殺されたなら単なる1ミスとしてプレイを続行出来たが、敵を殺してしまうと「4匹残したまま」の縛りが崩壊するためその瞬間に終了
(;_;)
 実際はここまで土が減ってくると敵が自由運動に近くなり急激に難しくなる。それでもこの絵を見れば、ノーミスだってもしかして可能ではと思わないか?
 難しいけど、出来るかも知れないと感じる状況。それが一番楽しい。一番ハマる。

 ディグダグをプレイ可能な状態にしておき、キャプチャーもスタンバイさせておく。そして実験その他やらねばならない雑事を行い、気分転換にプレイする。一段落したらまた本来の作業に戻る。そんな感じで毎日攻略している。4匹ノーミス今年中に成功させたいものだ。
 て言うか成功させないと普通のプレイが出来ない(汗)

 この手の失敗は案外起こり易い。つまり、本当はファイガーにモリを打ち込もうとしたのを右にかわされ、モリが後方のプーカァにヒット!というのが真相だ。単に敵が4匹に増えただけでなく、炎を吐き動きも違う敵が1匹追加されたというのが難しい。プーカァだけなら4匹でもノーミス掘り尽くす自信はあるが、ファイガーの動きは読み難い部分がある。

 ディグダグが登場した1982年という時代がまた絶妙なのだ。
 アーケードゲームの攻略という点で考えると、インターネットがすべてを変えてしまった。攻略情報がアッという間に全国的に共有されてしまうのだ。このため、今世紀になってから登場したメジャーゲームは、ほぼ攻略し尽くされている。そして前世紀にはゲーメストという雑誌があった。1986年に創刊され、1999年に出版社が倒産するまで続いたアーケード攻略全国誌である。創刊当初は1985年登場の元祖グラディウスを徹底攻略し名を売った。
 結果として、1985年以降のメジャーなアーケードゲームは攻略し尽くされ、攻略法のスタンダードが確立され共有されてしまったのだ。家庭用ゲームでも、リッジレーサーやF−ZEROのようなメジャーはもはや未開拓のネタは皆無と言って良いだろう。

 しかし、ディグダグは1982年だ。メジャーでありながら、全国を網羅した攻略情報の共有が行われたことがない。共有されたのは基本的なテクニックのみ。どのように掘るのがベストなのか?点稼ぎはどこまで可能なのか?そんなファイナルアンサーは無い。
 プレイした人間は極めて多いから、今になって動画投稿サイトや普通の個人サイトで攻略が共有される可能性はある。ところが今度は「25年前のゲームである」という時間の壁が立ちはだかる。
 かくして、未開拓のネタが埋まっている可能性が否定出来ない。そこが面白い。出来ることと出来ないことがはっきりしてしまったものを攻略したって、面白くないじゃないの。時間を使うのがむなしいじゃないの。

 実際には当時成功させた者が居たかもしれないが、映像として残っている訳がない。敵4匹残したままノーミス掘り尽くし。是非成功させて映像として残してみたいものだ。そして公開する場の存在が、更にモチベーションを加速させてくれる。

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2007年11月26日(月) 17:16

横棒追加

 SUSステーを目的の形に整える。レーザーダイオードの足切りが恐ろしい作業だったせいで、こんな普通のステンレス板を切るのは何とも思わなくなってしまった。確かに硬いが、それだけだ。

 くぼみを付けるのが少し大変。4ミリのドリルで穴を貫通させたかったが途中で滑ってしまい、クレーターが出来ただけ。その後はヤスリでひたすら削る!
 一体何のためのくぼみか?と言えば・・・

 希望位置にハンダ付け終了したところ。
 ヒートシンク台に少しでも近い位置に取り付けるため、調節ネジと干渉する部分にくぼみを付けたのだ。
 水冷コネクターが邪魔で、三角を作るための斜め桟が取り付け出来ない。しかし、分厚いL字型のアルミ製ヒートシンク台が斜め桟と同等の効力を持つはずである。となれば、ヒートシンク台に近接して横棒をハンダ付けすればかなりの剛性を出せるはず。

 ただし、ヒートシンク台はL字だがその端はSUSから浮いている。だから、剛性を高めるためには少しでも台寄りにハンダ付けしたかったのだ。余り欲張ってくぼみを深くすれば、SUSステー自身の剛性が低下するので、やり過ぎてもいけない。
 この時点で一気に剛性がアップし、左右にコンマ数ミリしか振れなくなる。励起レーザー光は左右には少しぐらいズレてもそう影響ないと思われるため、据え置きレーザー装置としてならコレでも十分かもしれない。だが、銃として振り回すことを考えると、斜めを追加すべきだ。

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