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2008年4月30日(水) 17:14
いよいよ調整だが、厄介だ。
キャビティー外部から調整用レーザーを照射する場合、出力ミラーを透過させることになる。ここで、OCが平面なら話は簡単だが曲面になっている。
ビームがOCのド真ん中から外れると、屈折して進路が折れ曲がる。キャビティー内外でビームの向きが変わったのでは、調整にならない。
ビームがOCのド真ん中から外れると、曲面で反射した一部のビームも向きがズレる。そこでまず、OC背面の平面からの反射ビームが射出口に戻るよう調整する。そのとき曲面からの反射光も射出口に戻っていれば、ビームはOCの中心を貫いていることになる。曲面からの反射光が射出口からズレていれば、ズレと逆方向に秋月グリーンレーザーをシフトさせる。
更に、OCを貫いて薄ディスク結晶で反射したビームまでもが射出口に戻るような位置を探す。
ビームがOCの中心を貫いていても、薄ディスク結晶からの反射光がズレているのが普通だ。
そうなると秋月グリーンレーザーをシフトさせねばならないが、同時に向きも変えねばならない。一方を調整すればもう一方も変えねばならないため、一気に正確な位置には持ち込めない。少しずつズレを減らし、何度も調整を繰り返しながら誤差を減らして行く。
作業中はSHGユニットの凸レンズ2枚は外しておく。BiBOも外しておく。OCと薄ディスク結晶だけで秋月グリーンレーザーの位置と向きを確定させる。
かなり微妙な作業だが、調整台は何とか必要な精度を確保出来ていそうだ。
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2008年4月29日(火) 18:07
大雑把に調整したところ、思ったより高さが無くてエレベーター板を押し下げるバネが殆ど無意味だと判明。そこで、1センチのスペーサーを追加。
バネが効かないと、安定しない。
ところが、スペーサーを追加するためには完全分解せねばならず、非常に面倒だった。
しかも、シリコンオイルを塗った後だったからもう・・・
これまた布ガムテープでテーブルにしっかりと固定。
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2008年4月28日(月) 18:23
噛み合わせた後でも前後には僅かにアソビがある。そこでワッシャーを追加接着し、完全にキッチリと噛み合うようにした。
再度噛み合わせ、布ガムテープで固定。
ガムテープは馬鹿にできない固定力がある。紙テープは駄目だが布テープは強力。気分は繊維強化プラスチック。
テーブルに固定。
キャビティー台は調整機構が存在しない。だから、先に位置を確定させておく。
布ガムテープで固定したキャビティーは、全く動かない。ガムテープを剥がせばもちろん難なく分離出来る。
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2008年4月27日(日) 18:41
台の上にキャビティーを載せ、幅の確認。
そして、落下防止にワッシャー2個をエポキシで接着。
今度はキャビティー側にワッシャーを接着。
現物合わせで、アソビが生じないよう位置を決める。
横落ちしないよう、もう片側もワッシャーで抑える。
隙間が生じないようテープで仮止めしつつ、エポキシの硬化を待つ。
要するに台とキャビティーが自由に分離可能でありながら、相対位置は動かないようにしたい。
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2008年4月26日(土) 15:45
床板の裏側4隅にワッシャーをエポキシで接着し、高さを調整。小さなワッシャーは厚さ0.8ミリ、大きな方は1ミリ。だが、この程度ではあくまで大雑把な間に合わせでしかない。
実際に最適な厚みはどの程度か?その判定が難しい。これだけの床面積になると、ガラス板に置いただけでは信用出来ない。
4つのうち3つだけなら安定する訳で、不安定の原因となる残り1カ所をどこだと判定するか?
その1カ所に小さなワッシャーを重ねて接着し、硬化したらテーブルに置きつつヤスリで削り調整。
下側が4ミリネジ用のワッシャーで、積み上げた小さなのは3ミリネジ用だ。薄い。
written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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