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2011年12月31日(土) 17:43
スライドスイッチと切替スイッチを副PICで読めることも確認出来た。ただし、2つある切替スイッチは逆に配線してしまったようで、後で位置を入れ替える必要ありだ。順調に動作確認が進んでいるので、ピンアサインをまとめておく。
副PIC16F88 | 主PIC16F88 | |||||||||||
RA2 | in | A/D Dout | A/D SSTRB | in | RA1 | RA2 | in | A/D Dout | A/D SSTRB | in | RA1 | |
RA3 | out | A/D SCLK | A/D Din | out | RA0 | RA3 | out | A/D SCLK | A/D Din | out | RA0 | |
RA4 | out | A/D CS | 高温警告 | out | RA7 | RA4 | out | A/D CS | OSC1 | |||
RA5 | in | スライドSW | 切替SW | in | RA6 | RA5 | in | 高温警告 | OSC2 | |||
GND | 5V | GND | 5V | |||||||||
RB0 | out | 液晶R/W | 液晶bit7 | out | RB7 | RB0 | out | D/A SDI | 切替SW | in | RB7 | |
RB1 | out | 液晶RS | 液晶bit6 | out | RB6 | RB1 | out | D/A SCK | スライドSW | in | RB6 | |
RB2 | out | 液晶E | 液晶bit5 | out | RB5 | RB2 | out | D/A CS/LD | LED | out | RB5 | |
RB3 | out | ブザー | 液晶bit4 | out | RB4 | RB3 | out | DCリモート | トリガー | in | RB4 |
主PIC関係の動作確認は、新年になってからだ。以下は、20ピンコネクターの割り当て。小型ケースの外側からコネクターを覗き込んでいる状態を想定。
左 | 右 | SDI | SCK | CS/LD | SDI | SCK | CS/LD | リモート | 銃先端 |
ボリューム | 中段 LTC2630 | 最下 LTC2630 | DC-DC | トリガー | |||||
副 A/D MAX186 | 主 A/D MAX186 | ||||||||
Din | SSTRB | Dout | SCLK | CS | Din | SSTRB | Dout | SCLK | CS |
テスターを使うことで、主PICのソケットと20ピンが正常に接続されていることは確認出来た。しかし、それだけで主PICも正常に周辺と遣り取り出来るかどうかは分からない。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2011年12月30日(金) 16:57
ずっと活躍している古参兵、PIC書き込み基板は秋月のものだ。
PICのプログラムは癖が強く、特に引き算や比較は非常に紛らわしい。多倍長となるともうそれだけでパズルだ。なぜだか動作がおかしくなる。ただ、I/O絡みではない演算の場合、エミュレーターが役に立つ。
副PICは2つの役割を持つ。1つは、アナログ値を見やすく液晶表示すること。もう1つは、温度を監視してオーバーヒート警告を出すこと。温度はアナログ入力4と5で行う。一応外気温として6も使うが、動作には直接影響しない。
4と5のうち、値の大きな方を選択。それを10分の1にして℃単位とし、扱い易くしたうえでチェックする。
116ミリボルトと114ミリボルトで、値の大きな116が採用。10分の1にして11℃を採用。そんな図だが、実際は温度計はまだ接続されていない。プログラムのロジック確認しているだけ。こんな単純なものでも、意図通りに動くまでは紆余曲折あったりする。
また、表示は正式ではなくあくまで試験なので、上書きされなかった部分のタイトルが残存している。
ボリュームも確認に活用し、温度警告がうまく働くよう完成させた。
暫定的に、35〜40℃で制限している。すなわち、40℃以上になるとオーバーヒート警告状態となり、そうなると35℃を下回らないと解除されない。975nm帯の励起LDは、808nmに比べると少し高温に強くなっている。
オーバーヒート状態かどうかは、I/Oの1本を使って主PICに伝える。また、オーバーヒート中はブザーを鳴らす。こうして、ブザーも正常だと確認出来た。
順調に動作確認が進んだので、リスクは残るが配線をエポキシで更に固める。20ピンコネクター周辺は、完全にアラルダイトに埋めてしまう。
エポキシ封入はジレンマで、封入作業時に不良が発生するかもしれない。しかし、いずれは封入せねばならないわけで、封入後に正常動作のままでいてくれると期待してある段階で決行だ。
この状態で、フタを閉じるのが可能なことも確認してある。今のところは、硬化後も副PICは正常に働いている。
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2011年12月29日(木) 18:40
配線ハンダ付けも大変だが、馬鹿にならないのはPICのプログラム作成。
プログラム作り以外の作業を行う時間まで作れないことも珍しくない。
一面埋まっている数字は、10進数4桁表示を隙間無く並べたもの。すなわち、4桁ずつ区切って8チャンネルのA/D入力値を一覧できる。
アナログ入力がオープンの状態では、0.1〜0.2Vを示している。良くあるパターン。
ボリューム出力を順番に MAX186 アナログ入力に接触させると、対応した数字が順番に変化した。ボリュームを回すと、値も変化する。
問題無しとなった段階で、もう一方の MAX186 に接続し直す。
MAX186 が2つとも正常と確認出来たので、部分的にエポキシで固める。
アナログ入力ピンなどまだ配線していないので、全面的に固めることはできない。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2011年12月28日(水) 21:09
おかしい。液晶のコントラスト調整なんて単純な話のはずなのに、どこかで外付けパーツの使い方を間違えていたのか?
液晶ディスプレイとのデータ通信は本来8ビットだが、配線を減らすため4ビットモードもある。この場合、使わない4つのピンはOPENにしておかねばならない。そんなハマり前例もある。パーツには得てして隠れ仕様がある。
コントラスト調整にも、隠れ仕様があるかもしれない。
そこで半固定抵抗項をを除去し、配線を延長して新たな半固定抵抗を取り付けてみた。
GNDと5Vを10KΩの半固定で分割し、分圧結果を3番ピンに接続する。これだけで済むはずなのだが・・・
普通にコントラスト調整が出来た。
どうやら隠れ仕様は無く、接触不良か短絡が発生していただけと思われる。
固定表示が正常に行なわれたので、副PICと液晶ディスプレイが正常に接続されているところまで確認出来た。
液晶ディスプレイを、元通りフタに固定し直す。
延長配線無しで、半固定抵抗を固定。短絡の危険を減らすため、足を僅かに残して元の奴より起こし気味にする。なおも液晶表示が正常なのを確認のうえで、アラルダイトで固めてしまう。
これから順番に機能を確認し、パスした部分から順次エポキシで固めて行くことになる。
当分PICはプログラムを書き換えしまくるので、抜き差しが容易なようにいつも通りソケット2段重ねになっている。
最終的にはPICを直接挿さないと、物理的にフタを閉じられないと思われる。余分な空間は、ほとんど無い。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2011年12月27日(火) 21:19
絶縁用に0.5ミリ厚のポリカーボネイト板を接着しておき、アナログ入力ピンと電源線を合体させる。
このピッチ変換基板はハンダ付け不良が意外に良く起るので、スルホールの両面にしっかりハンダがなじむように確実な作業を行なう。時間が掛かる。
PICのプログラムを分かり易くするため、入出力ピンの使い方は2つの MAX186
で共通化させる。
アナログ入力が8系統あることを活用し、一方のPICでしか使わない入力も両方で読めるようにする。
動作試験の準備。
PICの抜き挿しやテスターが使い易いよう、フタは外して立てておく。根元をセロテープで固定した。
インターフェイスとなる20ピンのコネクターに、MAX186 の一方を接続。通信には5本の配線を使う。
小型ケースのボリューム電圧出力となる2本の配線も付けておく。この配線を
MAX 186 のアナログ入力に接触させ、PICで読み取った値を液晶ディスプレイに表示させる。これで、PIC基板と液晶とA/D変換とボリュームの動作をまとめて確認可能。
もちろん、どれかが不良なら想定の動作をしないわけで、どの程度まとめて動作確認するかは匙加減を要する。
電源は例によって、流れ流れての5V出力コンバーター。
電源を投入。第一関門として、どこからか煙が上がるようなことは・・・なかった。液晶のバックライトが点灯し、電源が来ているのを示す。
PICのソケットにテスターをあてがい、5V電源が入っているのを確認。
ここまでは良かったが、続いて液晶ディスプレイのコントラストを調整するところで引っ掛かった。半固定抵抗をどの位置に動かしても、全く変化無し。写真のような緑の光の海。そのまんまで、液晶のドットがまるで浮かび上がらない。
まさか、コントラスト調整などという単純な部分でアウトとは!
こんなことがあるから、組み込み前の動作確認は必要なのだ。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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