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2012年06月の記事

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2012年6月30日(土) 21:10

仮配線

 十字キーの4接点とスタートボタンだが、一般的なデジタルスイッチと同様。押下すると、GNDにプルダウンされる。GNDと逆側の接点に、配線を取り付ける。

 右半分から続く配線は、コネクターのハンダ付け箇所にそのまま配線を継ぎ足す。
 メインのねじりとアナログ化されているLボタンは、ボリュームの中央端子に配線を直結。

 ネジコンから引き出した配線を、USBパッドの基板に接続。

 アナログ関係と十字キー関係は対応に留意するが、それ以外のスイッチはハンダ付けし易さ優先で場所を決めた。
 動作確認のための仮配線で、付け直しもあり得る。そのため、配線は長めになっている。

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2012年6月29日(金) 21:03

解析

 アナログ入力部の基板を切り離し、パターンチェック。
 アナログスイッチが付いたままだと、抵抗値などを単独測定できない。外して確認。スイッチは2軸アナログと押し込みスイッチが一体化されている。

 ボリュームは10KΩで、VccとGNDを分圧して中央端子から出力という常識的なもの。
 中央端子は出力配線に直結されているのではなく、2.2KΩが挟まっている。

 本体基板との対応関係をメモ。

 振動モーター2系統は、ネジコンに対応する機能も追加する空間もないので無視する。

 ネジコン右半分の配線が確認できたので、元通りに組み立てておく。トリッキーな構造で、組み立ては結構苦労する。

 左半分には、スイッチ類の入力をプレステのパッド信号に変換するCPUが載っている。余計な電力を食うしノイズ源になる可能性もあるので、とっとと切り取って殺してしまう。
 これでもう、プレステ実機では使えなくなった。使う予定もない。もしネジコン使って遊びたくなったら、エミュを使う。

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2012年6月28日(木) 21:10

USB接続のネジコン

 ファイナルファンタジー13は途中のボス戦でハマって以来、2年間放置状態。プレステ3は、ブルーレイ再生機と化している。
 ここでゲームネタを復活させるのは、そろそろプレステ用のエミュレーターも完成度が上がり、TAS作成の環境が整って来たからである。以前TASやろうとした時は、動作不良が続出し断念した。それに、生活防衛でもある。つまり、カネの掛からない趣味としてのTAS製作だ。新しくゲームを買ってTASを作るつもりはなく、ランナバウト等の手持ち旧作が対象である。

 自分がメインの趣味としているレーザー関係は、莫大な研究資金を必要とする。そこで保険として、安上がりな趣味ネタを確保しておきたい。

 具体的にランナバウトTASをターゲットにした場合、2つの問題があった。1つはエミュレーターが不完全なこと。もう1つは、エミュレーターでネジコンが使えないこと。前者は改善され、最近はプレステTASが多数公開されている。問題は後者。
 物理的なネジコンを、パソコンに接続せねばならない。それはパソコンで認識されねばならない。そしてエミュレーターで動作せねばならない。プレステ1&2端子をUSBに変換する機器は市販品があるし、有名な公開ハードもある。だが、USB変換やると遅延や変換頻度が問題になる。公開ハードにしても、そもそも「プレステにも挿して使える」前提でやるから複雑になるのだ。プレステを捨て、USB専用にしてしまえば話は簡単だ。

 USB接続のPC用ゲームパッドを買って来て、ボタン入力の機械的部分だけをネジコンに置換してしまえば良い。これならパソコンから見た場合、純正ゲームパッド以外の何物でもないから遅延だの動作不良だの発生しようがない。
 プレステ3で使う予定はないが、それほど価格が違う訳でもないのでPC&PS3両対応を謳うものを調達。

 内部の基板。いわばこれが、ネジコンのUSB化基板。

 黒塗りされている謎の制御ICに、多数の入力線が入っている。パターンは細くて狭ピッチの部分が多く、継ぎ接ぎすれば導通不良や短絡を起こしそうだ。

 ネジコンも分解し、内部配線を調べる。大型のコントローラーだが、内部は完全に左右で分かれている。そのため、USBゲームパッドの基板を内蔵させるだけの空間がない。

 USBゲームパッド側の基板も、シンプルな造りだが切断してコンパクト化するのは難しい。
 メンテのことも考えると、思い切ってネジコン外に基板を置くべきかもしれない。別に売り物としてUSBネジコンを製作するのではない。TAS製作時に自分が使えれば、それでOK。

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2012年6月27日(水) 21:03

ニーズに気付いてくれ

 DC/DCコンバーター大勝利を宣言するのは、まだ早い。昨日も書いた通り、定電流電源という想定外の使い方をしたコンバーターは、大抵発振してしまうのだ。だから、LDドライバーとしてはハード任せにしたことがない。必ずPIC制御にして、発振しないよう調整している。

 オシロによりTRIM端子の電位を測定。スライドボリュームを動かし、電流を連続的に変化させる。そうやって、全域で電位の安定性を確認する。
 数ミリアンペア以下では、非常に安定して定電流電源として働く。だが、10ミリアンペアあたりから不安定になって来る。これはACモードにして、振幅を見ている。0.59Vに対し、10ミリボルト程度のバラツキが生じている。つまり、電流は1〜2%しか変化していない。かなり優秀な定電流電源である。数ミリアンペア以下では、この数倍安定している。

 数十ミリアンペアになると、激しく発振する。時間スケールと電圧スケールの両方を要確認。
 ↓はDCモードに戻し、絶対的な電位で表示させている。平均は0.6Vぐらいに収まっているが、電流の変化は10〜20%と非常に大きくなっている。

 そしてこれが、400ミリアンペア弱の最大出力。完璧に発振している。周期が10μ秒を切っているので、LEDなら使えないこともない。しかし、LDドライバーとしては論外だ。

 PIC制御では、電流検出→出力電圧調整というフィードバックループの遅延を調整して発振しないようにしている。ハードだけで同様のことを行なうには、適切な位置に適切なコンデンサーを入れるのが簡単だと思われる。場所と容量をあれこれ試したところ、GNDとLEDアノードの間に大き目の容量を入れるのが効果的だと判明した。

 最大電流での安定性が一気に高まり、電流は上下10%以内に収まるようになった。平均値が0.591Vの標準より明らかに下がっているが、実用上は全く問題がない。LEDドライバーとしては、完全に合格。LDに使えるかどうかは微妙だが、使えないことはない。

 出力電流を変化させ、最も不安定だったときの波形。平均電流が定格より遙かに下なので、ピーク時でも余裕で定格に収まる。振り回しても、明るさが変化していると肉眼で気になるようなことも恐らくないだろう。
 簡単お手軽にワット級LEDを光らせる。そういう目的なら、もう充分。気になる人は、CだけでなくLCなども試行錯誤してみて。Rを使うのはロスの元だから、やりたくない。

 DC/DCコンバーターと定電流駆動LEDドライバーの間には、ハード的差異が僅かしかない。最初からこのような用途を想定すれば、発振を防ぐ設計は容易だろう。コスト増加もほぼゼロと思われる。どこかのメーカーが製品化してくれないかな。
 安定化されていないバッテリーを接続し、LED(およびLD)を定電流駆動できるスイッチング・レギュレーター。需要は大きいと思うんだけどなぁ・・・

written by higashino [発光ダイオード] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2012年6月26日(火) 21:16

定電流電源

 使用するLEDは、去年と同じ秋月の3W級フルカラー放熱板付き。
 サイリウムとしては通常は明る過ぎるのだが、ハコの照明が明るくなったときは丁度良くなることもある。いざという時に、出力の余裕が助かるのだ。調光さえ可能なら、手頃な光源である。

 去年は店頭に並んでいたのだが、今はなぜか並んでいない。指名買いしてレジ奥から出して貰わねばならない。秋月には、この手の「知る者だけが買える」品がある。グリーンレーザーモジュールもその1つで、秋月には赤色LDしか売ってないと思ってる人が少なくないのでは?

 放熱板付きは熱が逃げるため、ハンダ付け作業が非常に難しい。赤LEDの中央配線をハンダブリッジさせてしまうと、地獄。簡単にハンダ付けできたと思っていたら、ハンダ付け不良だったというパターンも良くある。

 5KΩのDカーブ・スライドボリュームに1.5Ωを直列し、GNDとTRIMの間に接続。

 LEDの赤だけを接続して試験。アノードをコンバーター出力、カソードをTRIMに接続。LEDを流れた電流は、TRIMからGNDへと流れる。TRIMはGNDから0.591Vをキープする。
 数ワット以内のLED(あるいはLD)であれば、0.6V弱の無駄は許容範囲。大出力になると無駄が大きくなるので、レーザー銃のように低抵抗のシャント抵抗と増幅を利用し、無駄を減らしたくなる。だが、そのような回路はそれ自体がリソースを消費する。そのため、数十ワットならともかく数ワットの世界なら、使わないのもアリ。

 DC/DCコンバーターは定電圧出力が前提であり、このように定電流出力で使うのは想定外である。だから、コンバーターによっては発振して出力が不安定となる。
 だから皮算用の成否は、実際に試してみなければ分からない。

 ボリュームを中央付近までスライドさせないと、LEDが発光しない。LDほどではないが、LEDにも敷居電流がある。定格350ミリアンペアだけあり、敷居電流も思ったより大きなようだ。
 本来なら1KΩのスライドボリュームが欲しかったが、Dカーブのがなかった。Aカーブで妥協すべきだったか・・・

 LEDの調光ではPWMが良く使われる。しかし、振り回した時に光が連続しないのが見苦しい。照明器具なら良いが、サイリウムには不適である。PWM用のICなども、照明前提で平気で120Hzとかあるから要注意である。


 それでもボリューム値の変化に応じて、LEDの明るさが連続的に変化。皮算用ひとまず成功。ただし、このボリュームは使えない。取っ手に加わる圧力で抵抗値が変化し、LEDの明るさも目視可能なほど変わってしまう。
 結局1KΩだろうが5KΩだろうが駄目で、ロータリースイッチで複数の固定抵抗を切り替える方が実用的っぽい。電流を直接変えて調光するには、大きなダイナミックレンジを要する。数百倍が欲しい。そうなると、半固定抵抗では安定した抵抗値を得られない。

 緑と青も接続し、3原色いずれも正常に調光できることを確認した。

written by higashino [発光ダイオード] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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