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2013年7月31日(水) 21:11
パチンコ玉を押し込んだ際に、次のパチンコ玉がチャンバーに入るのを阻止する側面板。
形状が難しいので、概略で切り出す。同じく、厚さ0.3ミリの真鍮板。
スペーサー用に、2ミリ厚ポリカーボネイト板から小片4枚も切り出す。しかし結果的に、こっちは不用になりそうだ。
筐体からハミ出してはならないし、可動範囲において装填穴(写真のパーツには無い、左側面)をしっかり塞がねばならない。もちろん他パーツとの干渉は不可。
となると押し込みアームとの接着部分は小面積になり、やはりハンダ付けでないと強度を確保できないだろう。
押し込み量を調整するネジや、ジャム防止用のバネを格納する空間も考えねばならない。
ジャム防止用バネの具体的な形状と設置方法は相当に悩んだが、ふと気付いた。
石英管ホルダー側に突起をハンダ付けしておけば、解決するのではないか?
試しに皿ネジを適切に加工し、ハンダ付けしてみた。石英管下部から突出していて、押し込みアームの隙間に入り込むのがソレである。
パチンコ玉を落とし込んでアームを動かしてみると、うまく行きそうだ。これで話が済むなら、大幅に製作が楽になる。ただしパーツ同士が干渉しないかどうかは相当に微妙なので、うまくヤスリを使ったりして整える必要がある。
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2013年7月30日(火) 21:45
幅が少し狭くなるよう削ってから、コの字にハメる。
左右微調整磁石ユニットで高さを現物合わせしてから、片側だけをハンダ付け。
両側ともハンダ付けすると外すのが厄介になるし、ハンダ付けの場合は片側だけでも相当に強力。
これで、ハンダ付けした側を先に穴開けする。
続いてハンダ付けを外し、タッピングでネジ穴を切る。
そして、2ミリネジ2本で固定。
ここで逆側をハンダ付けし、そっちの穴あけを行なう。
さすがにこの手順だと、ドリルを立てても素材の位置がズレない。今回も功を奏した「急がば回れ」。大袈裟に見えて、1日遅れただけで桁違いに穴開けが易化。
これで位置は殆どズレずにネジ穴が開くのだが、実際は誤差要因がある。2ミリネジのタッピングを行なうための下穴は、1.6ミリ推奨なのだ。
この下穴はハンダ付けでしっかり合体したコの字ステンレスの2ミリ穴をガイドにして開けるのだが、直径2ミリの穴に1.6ミリのドリルなので位置が確定しない。
最終的に仕上がった2本柱をネジ止めしてみると、左右微調整磁石ユニットの高さと合わない。コンマ数ミリの段差が生じる。ただまあこれぐらいなら、削るなり磁石位置を変えるなり充分に対処可能だ。
ハンダが流れ込んで塞がりがちなネジ穴を守る方に神経を使った。というのも、真鍮角棒のネジ穴にネジ山を切っておく必要がある。ステンレスならマシだが、真鍮だからちょっとの油断でネジ山が潰れる。
パズルの解としては外側からネジ止めするしかないし、内側へ貫通もさせられない。安易に作ると後から、ネジ止め作業不可能と判明して焦ることになるだろう。
左右の角棒に、チャンバー筐体の左右側面板をハンダ付け。素材は、厚さ0.3ミリの真鍮薄板。
一方は、パチンコ玉を送り込むための穴が確保してある。弾倉は、内径12ミリ外径16ミリのアクリルパイプを想定している。肉厚2ミリだから、それも考慮して装填穴の位置を決めてある。
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2013年7月29日(月) 21:46
柱の長さは32ミリ前後で良いと判断し、5ミリ角の真鍮棒を切り出す。
先にコの字ステンレス側に2ミリ穴を開けておき、そこに真鍮角棒をあてがって現物合わせでの穴開け。そう考えたのだが、これが容易に進められない。
この角棒の先端には、左右微動磁石のユニットをハンダ付けしたい。すると、位置合わせは正確に行なわねばならない。磁石と初段コイルが密着してくれないと困るからだ。、
ドリルを使そうとすれば、素材はずぐに位置ズレを起こす。どう構想しても、ズレた位置に穴を開けてしまわないための有効な仮固定方法がない。
そこで思い切って、仮止めとしてエポキシで接着することにした。現段階では金属のみなので、後で加熱すればエポキシは幾らでも剥がせる。左右微動磁石のユニットの現物を床との間に挟んで正確な間合いを取り、接着。
2本の柱の空間14ミリにスペーサー詰めてからドリルを使ったにも関わらず、一瞬でエポキシが剥がれて外れた。何という役立たずっぷり。
ズレた位置に穴が出来てしまったが、真鍮棒の方向変えたり回転させれば再挑戦に問題ない。
とはいえ本格的に頭を抱える。この穴開けはチャンバー製作の天王山で、絶対に狂ってはならない。
話を最悪に厄介にしているのは、ここに筐体も作り付けるため、外せるようにしておかないと内部の押し込み機構等をセットできなくなる。
穴開けてネジ止めなどするまでもなく、さっさとハンダ付けしてしまえるのであれば、良くある平凡な作業工程で済むのだが。
これならドリル立ての外力でも、容易に動かない。穴さえ開いたら、ハンダを溶かして外す。エポキシとは比較にならない強度だ。
しかし問題は横棒の精度。組み立ててみれば、コの字に入らない。0.4ミリほど幅が広い。しかし横棒を削ってハンダ付けし直すよりは、このまま柱の側面を0.2ミリずつ削った方が良いと考えた。5ミリ角の柱が4.8ミリになっても困らない。だったら無難に組みあがったこの構造物を、そのまま生かそう。
これキッチリと平面を出してハンダ付けするのは、かなり大変だったのだ。何度も溶かしてやり直した。
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2013年7月28日(日) 19:17
5ミリ角棒を両側に立てて、チャンバーのハウジングを構成するのが良さそうだ。角棒には永久磁石ユニットを取り付けることもできそうだ。
パチンコ玉が押し込み棒に挟まるのを防ぐには、押し込み棒の間の空間を何かで埋めねばならない。しかし、そこを埋めると押し込み時に石英管と干渉してしまう。
とはいえ考えると、重さ5グラム半のパチンコ玉を支えられれば良いのだ。弱いバネにして、押し込んだ時は引っ込むようにすれば良い。
押し込み途中でハウジングの角にパチンコ玉が引っ掛からないようにするには、ハウジングを曲面にするのが手っ取り早い。
強度や信頼性を確保するには、覆える部分は覆うべき。
ハウジングを5ミリ角棒の2本目とくっつけられるよう、型紙を補う。
押し込み棒の側にも、更に増設が必要。押し込んだ隙に次弾が送り込まれないよう、側壁を取り付けねばならない。そしてそれは、コの字型のステンレスと干渉してはならない。
一歩間違えると、パズルの解が無くなる。ヒヤヒヤしつつ、構想を進める。
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2013年7月27日(土) 19:07
石英管ホルダーを想定位置に仮止めし、押し込みアームの適正長を調べる。17〜18ミリのようだ。
3ミリのステンレス丸棒を切り出し、ヤスリで削って一部に平面を作る。ハンダ付けし易いようにするためだ。
ハンダ付けするパーツは少数だが、直角や垂直を出すのが非常に大変。
やっと許容範囲に仕上げ、仮組みしてみる。
パチンコ玉の押し込みにはポリカーボネイトネジを使い、Oリングでテンションを与えてアソビを無くす。押し込み量の微調整は容易。
ここにパチンコ玉を落とし込むと、押し込もうとしても挟まってジャムる。
どこにどう対策をすれば、皮算用通りに機能するか?
もう一頑張り工夫せねばならない。
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