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2014年06月の記事

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2014年6月30日(月) 21:23

保護塗装

 模型用の軽量パテで基板前面を埋める。

 ここは直射日光が当たることを想定しているし、直接外気に晒される。屋外用機器としては、表面を這っているパーツを隠さないと安心できない。
 LEDの根元を強化する意味もある。

 最後の黒塗りだが、模型用はアクリル塗料ばかりで、耐久性が低い。用途からして、屋外を想定した塗料ではない。ラッカー系も、俗にペンキと呼ばれ塗料ランクは最下級である。
 そこで、住宅外壁用の専用塗料に目を向ける。シリコン+ウレタン系は、コストと耐久性のバランスが良くて人気の塗料である。うっかり手に付けたら、石鹸で洗おうが何しようが落ちずに焦った。指定の薄め液以外では、そう簡単に落ちない。手に付いた時の感触が、エポキシ付けた時よりヤバくてビビる。これは、ちょっとやそっとでは落ちないと感じ取れるのだ。住宅外壁で1年365日風雨に晒されて、10年以上の寿命が期待されるシロモノである。

 紫外線防護機能もあるので、プラスチック筐体にも塗ると良さそうだ。最初は筐体に塗ってもどうせすぐ剥がれるだろうと甘く見ていたが、そんな安直な塗料ではない。
 エポキシより安いので、基板の保護コーティングにガンガン使えるかもしれない。

 ただし問題は、2液混合ではない点。エポキシなどは必ず硬化するが、この手の1液タイプは厚塗りになった部分の硬化が遅い。住宅外壁に均一に塗るなら問題にならないが、趣味の保護コートとして小面積に厚塗りすると、なかなか乾かない。数時間で乾燥することになっているが、実際は何日も放置せねばならないかもしれない。

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2014年6月29日(日) 18:34

電池ボックス

 フタに電池ボックスと空冷ファンのための穴を開ける。

 文字にすると1行だが、実際に希望の穴を正確に開けるのは大作業である。
 それでも、筐体実装用の電池ボックスが最近は豊富に出回るようになったのは助かる。数年前は、この手の電池ボックスは売られておらず、困ったものだ。

 空冷ファンは新品を買うとやたら高いが、中古が手に入り易い。自前のジャンク箱を漁ると、電圧1.5Vという珍しいものがあった。定格0.1Aである。試しにエネループ1本だけ接続すると、すんなり回転した。電圧は使い辛いが、消費電力の小ささが魅力である。
 電光表示板は視認性の観点から黒色が必然だが、すると日光で加熱される。屋外使用を前提で考えると、空冷ファンは欠かせない。しかし電力消費は抑えたいので、大きめで省電力のファンが求められる。

 筐体用電池ボックスは、アクリダインで溶接する。単三電池が6本用で、エネループを使い7.2V供給させる。別に9Vでも問題なく動くはずだ。

 プラスチックの場合、アクリダインが使える材質かどうかは重要ポイントである。

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2014年6月28日(土) 19:58

穴開け

 LEDが露出するエリアに、穴を開ける。

 境界線付近にドリル穴を並べて開けまくり、ヤスリで整えるという古典的手口。こういうのをもっと楽に切り抜くような工具は、大掛かりになってしまう。

 タミヤのマスキングテープを、本来の目的で使用。

 PICのソケットを覆うのに、幅10ミリが良い感じである。


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2014年6月27日(金) 21:14

パッケージング

 幅20センチのプラスチックケースに収まるよう、基板を切り詰める。
 ケースの蓋固定ネジと干渉する4隅は、切り欠いておく。基板は簡単に割れてしまうので仕上がりの見た目は悪いが、規則的な穴がヒビの成長を防ぐので強度は問題ない。

 自作電子工作において、パッケージングは常に厄介である。自由空間では容易にシステムを構築できるが、それをすっきりまとめて使い易くするのは大変である。本題と無関係なだけに手間を掛けたくないのが本音だが、そこに手間を掛けないシステムはいわゆる「研究所レベル」である。
 動いているのは確かだが、実用にならない。

 研究所レベルを脱却するには、基板を固定せねばならない。

 筐体との取り付けスペーサーを、どの位置に立てるか?
 基板はかなり切り詰めたので、空き地は少ない。電光表示と干渉してはならないし、もちろん配線と干渉するのもアウト。
 空き地に先に穴を開けておき、それに現物合わせで筐体側に対応する穴を開ける。この穴開け精度は、いつもいつも頭痛の種である。基板は裏側の配線で浮いてしまうので、両者をあてがってドリル通せば済むと言うものでもない。

 穴を1箇所空けたら、そこをスペーサーで固定する。そしてズレにくくしたうえで、次の穴を開ける。そこもまたスペーサーで固定。2個目のスペーサーを立てるには1個目を緩めねばならず、やることは単純でも手間は多い。

 4分の1インチのナットを、金具にハンダ付け。
 三脚取り付け用である。

 電光掲示板は、三脚穴があるかどうかで使い勝手が大きく変わると予想できる。
 機器側の三脚穴金具は、なぜか市販品が無い。非常に需要はあるはずなのに、なぜか誰も売り出さない。確かに、ナットを金具にくっつけるだけの簡単な仕事だが、これもそう短時間では製作できない。金具に開けた穴に合わせていい加減ではないハンダ付けを行うのは、見た目ほど楽ではない。

 ハンダ付け後の洗浄も重要で、久しぶりに超音波洗浄器が活躍。

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2014年6月26日(木) 21:03

無線点灯

 データーが正常に無線で送れるところまで到達したので、ユニットを電光掲示板に戻して試験。だが、何も表示されない。
 今やデーターが送れているのは判明しているから、問題はPICの受信ルーチンである。USARTの受信サンプルを漁り、資料を確認。

 レジスターの特定ビットが1になると、データーが受信できたことが判明する。
 そこで、割り込みを使わずポーリングで受信する場合、このビットを監視して1になるまで待つ。
 重要なのは、データーを読み出したらプログラムで明示的にビットを0に戻さねばならない点だった。このような重箱の隅をつつくような仕様が重要で、そのために何時間も悩む羽目になる。また、そんなチマチマした仕様を把握できた製品から、別の製品に乗り換えるのも面倒だ。別の製品なら分かり難い隠れんぼ仕様が存在しない、とは期待できないからである。

 ハード屋は、ソフト屋の使い勝手など無視してハードの仕様を決める。これは自分が過去に散々悩まされて到達した結論である。

 ともあれ、0x03 0x04 0x15 に対応した34.5という数字が、電光表示された。

 遂に、電光表示板の全機能が動作確認できた。

 そこで、いつも通り配線の混雑部分をアラルダイトで固める。今回も、一歩間違えれば短絡しそうな場所とか、物理的外力が加わったらトラブルになりそうな場所が多い。

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