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2015年8月31日(月) 21:47
端面不良が検出されたが、目視だと全く問題がない。
機械の誤認識かもしれないが、念のため左側のファイバーを再処理する。
無事に、融着できた。
1本融着すると、シリアル番号が自動進行する。しかし、リセットしても進行するので実際の処理本数よりもかなり速く数字が増える。
MM0というのは、Multi Mode ファイバー0番設定という意味だろう。マルチモードの場合、設定は0番しかない。シングルモードは幾つもの設定がある。ポンプコンバイナーの処理が終われば、シングルモードばかり融着することになる。
融着作業で気力がもつのは、連続だと2本がいいところ。それ以上は、他の事やって暫く時間も経過して、リフレッシュできてから続行だ。そういう作業を1日に何セット行なう気になれるか?行う時間があるか?によって1日の処理本数が決まる。
ポンプコンバイナーの合計68本にもなる融着作業を完了できる気がせず、レーザー銃の完成は自分でも絶望視していた(障害はそれだけではない)。
しかし、何とかなりそうとの見通しが付いたことで、最近かなり急激に志気が向上している。これは、何としても完成させねばなるまい。
久しぶりにレーザー関係の動画を巡ったが、数年前と状況はほぼ変化していない。何か画期的な自作レーザーが公開されているということもない。やはり、ハイパワーなレーザーを自作するのは猛烈に大変であり、ブルーレーザーダイオードなどが相変わらずの人気である。
更に最近の円安が、停滞に拍車を掛けていると思われる。高出力レーザーは海外頼りであり、円安になるとダメージが大きい。それは自分の場合も同様だが、このレーザー銃に関しては円高時代に高価なパーツの調達を頑張ったことが効いている。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2015年8月30日(日) 21:11
被覆除去がうまく行かない件だが、クリーナー液を多めに付けたキムワイプを使うと、ボロボロに纏わり付いた残存被覆を容易に取り除けることが判明。
これで、一気に作業効率が良くなった。
雨の日曜。
室内で融着作業がはかどる。連続作業は無理だが、時間を置いて2本3本くっつけると、何とか耐えられる。この調子だと、PCの融着は十分9月中に終わりそうだ。
融着後の引っ張り強度チェックが済むと、コアの太さが実寸に近い比率の映像に固定される。これはこれで、上下のクラッド幅が異なるので実映像っぽくないのだが。
融着作業自体がアナログだし、融着をスムーズに行なうためのノウハウもアナログである。必要な機材も多岐に渡るうえに高価であり、ファイバーレーザー自作の大きな障害になっている。それでも、パーツ入手の苦労に比べればマシ。
FEED ERROR は、起こる時は多発する。
頻度は下がっているが、ストレス要因として大きめだ。8月らしくない、不快指数の高くない気候に助けられている。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2015年8月29日(土) 20:44
光ファイバー積層の仕切りに使えるような、薄いプラスチック板は案外売っていない。
厚さ0.4〜0.5ミリでは分厚過ぎるし、割れ易い素材も不可。
厚さ0.2ミリや0.1ミリのポリカーボネイト板があると嬉しいんだけどなあ・・・次善で、これにした。
光ファイバーを視認し易くするため色付きがベターだが、色付きで薄くて割れ難いなんて都合の良いものは、売っていない。ネット通販で薄板を漁れば扱ってる業者はありそうな気がするものの、そこまでこだわるほどの重要パーツじゃない。時間優先。
励起LD設置部分を、ほぼ覆うサイズに切り取って敷く。
しかし、光ファイバーと強化スリーブを置いた後から挿入するのは大変。次回からは、先に敷いておくべきだ。
プラスチック板の固定は、端の方を数箇所テープ止めするだけ。励起LDの背に両面テープというのも有力だが、たぶん剥がさないだろう場所であっても劣化の可能性がある粘着テープは使い難い。
この黄色いタミヤのマスキングテープは経年劣化が許容範囲だが、同様に劣化し難い両面テープは存在を確認していない。
ポンプコンバイナーは、ネジ穴にネジを差し込んで位置合わせだけしてある。ナットで固定していないため、そのまま引っこ抜ける。2個目を設置する作業時に、1個目を動かしたくなる可能性を考えた。
2個目のPCを設置した後で光ファイバーの最適位置を確定し直そうと考え、1層目の光ファイバーの固定は最小限に留めた。だが、2個目の融着に取り掛かる前に2層目のプラスチック板を敷くべきだ。そうすると、1層目の光ファイバーはサンドイッチされてしまい、追加の固定テープ留めは作業困難になる。
そこで1層目の固定を増やし、その上に2層目のプラスチック板を敷いた。
透明なので、作業の進行が分かり難いが。
励起LDの残存ファイバーを2層目の上に放り出して、融着準備完了。
この筐体の後半戦である。筐体は、ほぼ同じものが他に1つある。
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2015年8月28日(金) 21:26
ようやくポンプコンバイナー1つ分の融着が終了。合計17本なので、入力ファイバーが1本余る。
融着済みのファイバーは長さが異なるため、束ねて扱えず取り回しが大変。果たして、うまく筐体に収められるか?
アバウトに巻いた状態で、台のまま丸ごと移動。全体をスライドさせて筐体に移す。
強化スリーブ部分は重い(それでも1グラム未満×17)ので、ハガキを筒にした中に収納して扱う。
光ファイバーがどこかに引っ掛かって無理な外力が加わるとマズいので、散々確認しつつゆっくりゆっくり動かすことになる。
PCの出力ファイバーも厄介で、1本しかないゆえに見難いし曲がり易い。うっかり折ってしまったら、すべてが終了する。
整理というのは、ファイバーがキツく曲がっている部分が存在しないように配置を整えることである。しかし。34個の小さな励起LDが凸凹を作っているため、特に強化スリーブは自由な位置に移動し難い。
同様に、これだけ凸凹だと固定も難しい。
メンテナンスで再度の融着が必要になる可能性を考えると、容易に外せるような仮固定にせねばならない。このあたりの事情はメーカー製品でも同様で、光ファイバーは固定用パーツも接着剤も使用せず、粘着テープで固定されていた。
自作では、御馴染みタミヤのマスキングテープで固定する。だが、この励起LD群に重ねてテープ止めは明らかに無理がある。
やはり、薄いプラスチック板でも敷いて、そこに固定するしかない。
メーカー製品でプラスチックシートと粘着テープが駆使されていたのを見た時は驚いたが、自作でも結局同じ結論というオチ。
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2015年8月27日(木) 21:22
融着接続機に光ファイバーをセットする際に親指と人差し指で挟んで持つのだが、そこで爪楊枝で指している隙間に指が収まる位置で持つと良い感じだ。
ファイバーホルダーから外したら、1〜2センチ先端寄りに指をつまみ直し、隙間に指を収めつつ狙いを付ける。爪楊枝の右上に見える小さな箱は、光ファイバー保持の助けとするために後から接着したものである。オリジナルの融着接続機には存在しない。それが、ここに来て活躍し始めた。
箱で指を支えながら光ファイバーをセットしようとすると、位置が安定して調整し易い。微妙に指が震えるのも、先端を確認し易くなる。後は照明の位置を調整し、先端が分かり易いようにする。セットしたら、ルーペで先端位置を確認。
まずは右側から先に光ファイバーをセットする。右も左も条件は同一であり、単に作業上ポンプコンバイナーが右側に置かれているというだけの問題だ。
融着直前になってなぜかリセットを要求されたことがあったので、念のためこの段階で一度リセットボタンを押しておく。
要領が分かると、光ファイバーのセットもかなり楽になった。作業を遅延させる第2の問題が、ほぼ解決。68本ものファイバーを融着するという気の遠くなるような作業も、これで完遂できる気がする。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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