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2018年10月31日(水) 21:29
XC8 と MCC を使用して USART にアクセスする例というのは、案外少ないがそれなりに存在している。だが、余り苦労していないようだ。
ソフトをいじって試行錯誤するものの、受信は全く出来ない。
送信はできているかもしれないが、できているかどうかの確認ができない。TWE
LITE から応答メッセージは返って来ない。
設定をミスしていて、応答メッセージ無効のままだとかバイナリモードじゃないとかボーレートが違うとか・・・とにかく容疑者が多過ぎて絞り込めない。
だが、ここまで原因不明だと、そろそろハードウェアも疑うべきだ。いや、最初から疑っているが、優先順位がそろそろってことだ。
さすがに、TXとRXをクロス接続しなきゃいけないなんて基本から間違っていたりはしない。PICの左右を間違えるのはありがちなので、何度も確認しているし。
基板上の印刷が紛らわしい。今一度チェックすると、RXが一列ズレてないか?
細い配線を左端から2番目の端子にハンダ付けしたが、3番目が正解じゃ・・・
さっそくハンダ付けを、やり直す。
配線の導通も確認する。OKだ。
さすがにこれは、真犯人だろ。期待しつつ再びPICを動かすが、応答メッセージは表示されない。TWE LITE からは、相変わらず何も返って来ない。
written by higashino [バトルタンク改造Tiger1] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2018年10月30日(火) 21:54
I2C通信が不良の可能性大なので、電源チェックの後はプルアップ確認。
2本の信号線とVCCの間には、適切な抵抗値が存在した。
ならば次は、導通チェック。ここで、SDAが短絡していないことが判明。SCLは大丈夫。
配線は、アナログスティックの穴周辺を通過している。これがスティックと干渉して動きを悪くしていたため、限界まで削った。その際に、断線した可能性がある。干渉を防ごうとすれば予想以上に狭い空間しか使えなくなり、細い配線を使用せざるをえない。
色の区別が無い青一色の細い配線には、明確なデメリットがあるが、物理的電気的なデメリットは無い。
オートウエルドに埋まっている元の配線を無理に剥がす必要はないので、そのまま並列ハンダ付けする。
期待通り、これで液晶ディスプレイの表示は復活した。
だが、TWE LITE との USART 通信は復活しない。復活というか、そもそも成功した実績がない。過去にこの通信モジュールを使ったときは、シリアル通信アプリを使っていない。簡易なラジコンであればともかく、市販品に負けないものを製作しようとすればシリアル通信アプリを使わざるを得ない。
応答メッセージを有効にした上で TWE LITE に送信してやるが、送信はできても受信はできない。何も受信されない。
USART の使用例には、割り込みを使用しているものも多い。試しに割り込みを有効化したところ、状況が悪化した。送信さえも終了しなくなったのだ。何も受信できないため受信待ちが無限ループに入っていたのが、今度は送信段階から無限ループに入っている。
状況は最悪である。何しろ、最初の一歩から失敗している。
written by higashino [バトルタンク改造Tiger1] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2018年10月29日(月) 21:27
だが、受信側からは、何も受信できない。TWE LITE から受信結果を読み出そうとしても、延々と受信待ちのまま。ずっと受信を待つだけで、何も受信できない。
ソフトはMCC生成のルーチンを使用しているので、基本的な間違いは無いはずだ。
そうなると、厄介である。
障害の原因として考えられる可能性が多いため、そう簡単に原因は分からない。最初から一歩一歩、順番に確かめるしかない。
ここで何かが受信できていれば何歩か手間を省けたのだが、甘かったようだ。
ここまで、TWE LITE から何かを受信できたことがない。受信側だけでなく、送信側もだ。つまり、TWE LITE との USART 通信が成立しているかどうかが分からない。データーを送信したつもりで、TWE LITE は何も受け取っていないということもあり得る。
結線は2本だけだが、正常なのか?
確認するには、応答メッセージを受信してみるのが手っ取り早い。TWE LITE
が送信データーを受け取っていれば、応答メッセージを返して来る。本番では無駄な通信なので、応答メッセージの出力を停止させていた。それを、解除する。具体的には、パッド後部の5ピンコネクターの出番だ。
ところが、試験できなくなった。というのも、液晶ディスプレイが表示できなくなったのだ。数字の表示位置がズレたり、フォントが崩れたりもする。時々正常に表示できたり、そのタイミングで様子を見ると、接触不良っぽい。
そうこうするうちに、完全に表示できなくなった。しかし、不具合が再現するという意味では原因究明はむしろ容易になったとも言える。
written by higashino [バトルタンク改造Tiger1] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2018年10月28日(日) 19:47
USBに挿す超小型のWi-Fi 受信機は、ゲームパッドの下部に挿して持ち運べる構造になっている。改造後は不用なので、挿し穴をアンテナ穴に流用する。
このように前方にアンテナを折れば、良くある位置にアンテナが来る。2.4GHz用のアンテナは長さ3センチぐらいなので、見た目と異なり先端部分だけが本体だ。
実際に使用する際は、真下に伸ばすことを想定している。
真上に伸ばすよりも10センチぐらい低くなるが、有効射程はそう変わらないはず。
アンテナを上に立てられる様にすると、設置場所が悩ましい。設置できたとしても、スマホを取り付けると邪魔になる。あれこれ考えると、この位置がベストだ。
キーの状態が読めるようになれば、残る機能確認は無線である。TWE LITE である。
試験のためには、受信側を用意せねばならない。もちろん、液晶ディスプレイは必須である。そこで例のやつを持ち出したが、なぜか表示が薄い。
コントラストを最大にしても、かろうじて読めるていどにしか濃くならない。謎である。ゲームパッドに搭載したやつは、3.3Vでくっきり綺麗に表示できているのに。
もしかして、ロット違いか何かだろうか。
しかし、頑張って読み取れば試験には使えるので、このまま頑張ってみよう。
こっちの TWE LITE は、子機設定にする。シリアル通信アプリを書き込み、設定をパッド搭載の親機に合わせる。
written by higashino [バトルタンク改造Tiger1] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2018年10月27日(土) 21:27
懸念材料があったので、手早くメインPIC側のキー入力も確認する。
やられた。やっちまった。
懸念材料とは、指操作の中段ボタン配線を変更したことで、下段アナログボタンに影響が出ないかどうか。出てしまった。
中段ボタンがオリジナル通り「押したらH」である左側は良いのだが、「押したらL」に変更した右側がアウト。
左下段アナログは、押さないと45前後。押すと900強へ徐々に大きくなる。
右下段アナログは、押さないと45前後。押すと0に向かって徐々に小さくなる。
R6の除去がマズかったかもしれない。そう思ったが、右側も「押したらH」になるように配線し直したところ、R6抜きでも右下段アナログが正常動作するようになった。
これで遂に、すべての入力ボタンを正しく読み込めるようになった。
しかしテスト中に別の問題が発覚したので、修正する。
それは、左アナログスティックの動きが悪く、引っ掛かること。
スティックに近接して配線が通っており、これが接触するのだ。
空間の余裕が無さ過ぎて、配線を除去するしかない。一番邪魔になっていると思われる TWE LITE USART の1本を外し、細い配線で別コースを通す。
青一色だと配線が紛らわしいが、細さ優先。導体直径0.32ミリあれば、このクラスの電子機器なら十分である。そして、これほどの配線数になると、太さの影響は馬鹿にならない。
written by higashino [バトルタンク改造Tiger1] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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