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2019年07月の記事

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2019年7月31日(水) 21:42

チタンのハンダ付け

 3ミリネジはチタン製が入手できるので、ナットのハンダ付けが容易である。

 単純にチタンネジでナットを固定しておき、普通にハンダ付け。チタンはアルミ同様ハンダ付けできないので、ハンダ付け後に悠々とネジを外せば良い。
 そう考えていたのだが、なぜかネジが回せない。ガッチリとハンダ付けされてしまっているように思える。

 力ずくでネジを回したら、頭が潰れるのではなく捩じ切れてしまった。捩じ切れる時の感触は、柔らかかった。アルミより強靭なのは確かだが、ステンレスほど強靭ではないのは確かだ。チタンに対するイメージが思い切り悪化。
 考えてみれば、チタンが鋼より強かったら、戦車にチタン装甲が使われるだろう。戦闘機のように軽量が重要な用途ならともかく、強靭さ第一の戦車にチタンは使用されない。

 結局、チタンはアルミの高級版みたいなものだ。

 気になったので、チタンネジをハンダ付けしてみた。余りにも簡単に、ハンダ付けできてしまった。強度も、問題ない。ステンレス用のフラックスを使っただけである。

 要するに、チタンがハンダ付けできないというのはガセネタだったのだ。実際は、ステンレスと同じぐらい簡単にハンダ付けできる。自分がこれまで誤解していたように、試さずに又聞きだけでチタンはハンダ付けできないと思い込み、ガセネタがネットに拡散したのだろう。
 だから、思い切り書いておく。

 チタンは、普通にハンダ付けできます。

 ステンレスがハンダ付けできないとか難しいとかいう無茶苦茶なガセネタでさえネットには出回っているぐらいだから、一般人が扱うことの少ないチタンに関して間違った情報が流れているのも仕方ないのだろう。

 残念ながら、チタンをハンダ付け可能なアルミとして使用するには、加工が面倒過ぎるし価格も高い。

 ナットの方は、一部分ずつ慎重にハンダ付けを進めることで、無事にハンダ付け成功。
 これで、メカボックス置き板の付け外しが簡単にできる。とはいえ、メカボックスを外した状態でないとネジにアクセスできないのだが。

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2019年7月30日(火) 21:50

位置が合う

 メカボックスを外したついでに、チャンバーの隙間にオートウエルドを追加する。

 とにかくここばかりは、ネジもハンダ付けも使用できない弱点なので、過剰に盛る。

 現物合わせではなく計算値を元にした位置に、メカボックス置き板とアングルを仮固定。あ、それは左右位置の話で、前後位置は現物合わせです。

 仮固定の方法は、各2箇所ずつだけのスポット的なハンダ付け。先に現物合わせすると、ハンダ付け作業が困難である。

 メカボックスとインナーバレルをセットして車体に置くと、インナーバレルは綺麗に主砲ホルダーを貫いた。上下も左右も、ピタリと合っている。
 現物合わせではなく計算値だけに頼った組み立てで、ピタリと決まる。こういう経験は少ないだけに感動。

 仮にズレていた場合は、仮固定の位置をどれだけ修正すれば良いかを判断し、仮固定をやり直す手筈だった。

 いずれにしろ、仮固定のやり直しは不用。すなわち、固定用ネジ穴はこのままアングルに貫通させれば良い。既存ネジ穴をガイドにして、重ねた板にネジ穴を開ける現物合わせ手法は、ステンレスのように硬い素材だとズレ易い。だから、ズレないハンダ付けによる仮固定なのだ。

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2019年7月29日(月) 22:07

固定用アングル

 9ミリ持ち上げるためには、張り出し部分との高低差が8ミリ必要になる。板厚が1ミリあるからだ。19×19ミリの、ステンレスアングルをカットする。

 後部を支える方は、更に1ミリ減らして高低差は7ミリ。後部は板が2重になっているので、差が1ミリ変化する。

 3ミリ穴は、スペーサー取り付け用。長さ7ミリと8ミリを、1つずつ使用する。

 固定用ネジ穴を、メカボックス置き板に開ける。
 ネジを使わずハンダ付けしてしまうと、車体下部へのアクセスに苦労するようになる。取り外し可能にしておくしかない。

 メカボックスとネジ頭が干渉したいためには、かなり端に開けねばならない。
 そうすると片側は段差になっているので、ステンレス小片をハンダ付けして平らにしておく。

 板金により反りが生じているため、穴の1つにワッシャーをハンダ付けして高さを合わせる。

 反りを修正するとスペーサーの位置がズレてしまい、現物合わせした意味が無くなる。
 この手の問題は、現物合わせに付きまとう。どうしても、どこかで妥協が必要だ。

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2019年7月28日(日) 20:19

チャンバー接着

 そのまま現物合わせで、チャンバーを接着する。

 チャンバーは、上側も下側も全く余剰空間がない。そのためネジ止め等は不可能で、接着するしかない。当然に、オートウエルドの出番。
 最強の接着剤といえどもハンダ付けに比べると、数分の1しか強度がない。ハンダ付けできないというのは、途轍もない欠点である。しかし、ハンダ付け可能な素材で作られたチャンバーなど、売られていない。

 硬化するまで、しっかり圧着させておく。

 これ何でもない作業に見えるかもしれないが、実際には向きを精密に合わせるという難題がある。

 接着できたら、オートウエルドをパテのように隙間に埋める。もちろん、保持強度を高めるためだ。

 ハンダツケに比べると、接着剤はスペック以上に脆弱である。衝撃で剥がれ易いのだ。だから、接着面積は、増やせるだけ増やしておきたい。

 バレルの向きは、完全に調整できている。

 チャンバーを接着すると、メカボックスの着脱ではノズルの抜き差しが問題となる。メカボックスを、後方にスライド可能にしておかねばならない。一方ではメカボックスの尾部を固定したい訳で、両者を同時に満たせる尾部固定法が昨日の写真である。

 久しぶりに Fusion 360 を起動し、図面上で適正高を調べる。

 まず、主砲センターに点を1つ追加。その座標を確認する。これで、キャタピラ上方の張り出し部分から何ミリ持ち上げねばならないかが計算できる。
 ↑全体を、9ミリ持ち上げるのが適正であると判明。実物シャーシと紙の図面で見当を付けた際は7ミリと判断したので、やはり正確さを追及するのにCADは効果的だ。

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2019年7月27日(土) 20:29

メカボックス固定成功

 こっちの折り曲げ部分も、1センチ幅ぐらい残して切断。

 全体を、洗浄する。

 何度も調整を繰り返し、完全にガタツキ無くメカボックスを固定できるようになった。

 尾部の固定も、ほぼ当初のイメージ通りに実現できた。
 水平も垂直も出ていないのに、完璧にフィットしている。

 苦労の果てに実体化できたモノを見るとき、大きな達成感が得られる。

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