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2020年4月30日(木) 21:38
光出力をモニターするためのフォトダイオードを読む基板は、実績がある旧レーザー銃のものを流用。
配線だけ交換し、絶縁用のポリカーボネイト板をオートウエルドで接着しておく。
ただし、最終的に定数の変更などが必要かもしれない。
ひとまず電源基板の予定位置に設置するが、後日の修正がありえるので接着しない。マスキングテープで、仮止めしておく。
なお、フォトダイオードへの配線は先端を短絡させてあり、現状は常に0が入力される。
また、温度計を取り付けるコネクターも入力をGNDに短絡させ、常に0が入力されるようにしてある。
これにより、アナログ入力ピンでオープンのまま放置されているものは無くなった。
しかし、3Pスイッチを切り替えると相変わらずアナログ入力値が影響を受ける。測定ホールド時間を、最小限しか取っていないせいかもしれない。これは、今後の課題である。
ともあれこれで、電源基板のハードウェアは組み立て完了した。今後は、制御ソフトを作り込まねばならない。
流用可能な過去のソフトウェア資産には、大きく2つのものがある。1つはゴキブリレーザーで、もう1つは旧レーザー銃。
ゴキブリレーザーは、並列運転できないDCコンバーターを並列運転させた成功例である。ただし、出力は電流制御の上に固定。
そして旧レーザー銃は、電流ではなく光出力制御となっていて、更に動作中に出力可変。ただし、電源の並列運転は行っていない。
これに対し新レーザー銃は、光出力制御と出力可変という機能は引き継いだまま、DCコンバーターを並列運転させる。両者の、良い所取りである。つまり、2つのソフトウェア資産を融合させて仕上げねばならない。元は、合計5000行以上のアセンブラーなので、活用するにしても相当に面倒臭い。
ひとまずゴキブリレーザーの制御ソフトをXC16に移植しつつチェックしていると、明白なバグが1つ発見できた。やはり、アセンブラーの保守性は最悪だ。Cなら容易に犯さないようなミスを、犯していた。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2020年4月29日(水) 21:15
主電源配線のマスキングテープを剥がし、オートウエルドでコーティングする。
更に、ポリカーボネイトの四角筒を用意。厚さ0.5ミリを使用し、アクリダインで溶接した。
そして、隙間に新たなオートウエルドを詰める。
右端に錆びが付いているのは、硬化待ちの間にバイスで挟んでいたため。
固定部分が上部になってしまい、将来的に邪魔になる可能性がある。もしかすると、結束し直すことになるかもしれない。
しかし、当面は問題ない。
レーザーダイオードを2直列で受け入れできるよう、出力部にXT30コネクターを2直列で配置。
10A以下なので、それほど太い配線は必要ない。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2020年4月28日(火) 21:37
2直列2並列で、直列2つ単位で「系統1」「系統2」としている。どっちが1でどっちが2かは、DCコンバーター本体にマジックで書いてある。
まずは系統1の出力に電圧計を接続。DAコンバーターに最小値の0を出力。
54.9Vになった。想定内。
仕様上は最低出力57.6Vなので、これは過剰に下げ過ぎである。実際はここまで下がるとレーザーダイオードに殆ど電流は流れないので、実害は無さそう。安全面でも、初期は最低電圧にしておきたい。当然ながら、DAコンバーターは初期出力0Vのタイプを選んでいる。
いっぽう最大出力値は4095だが、3670ぐらいで96Vに達した。
最大電流が減るが、更に電圧を上げることができる。しかし、このレーザー電源としては意味がない。
同じ3670ぐらいで、出力電圧は殆ど同じ。
電圧可変範囲も、フルに出ている。旧電源と異なり、全DCコンバーターを可変出力化しているため、広範囲の電圧をカバーできる。
FMEN−430Aという、大型のショットキーバリアダイオードである。
耐圧100Vで、耐電流連続15A×2というスペック。これを、5A×2以下で使用する。
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2020年4月27日(月) 20:57
主電源配線を切り揃え、合体させて鈴メッキ銅線でグルグル巻きにする。
大電流の配線は、ハンダ付けより圧着の方が低抵抗だと言われる。しかし、これぐらいの接続の場合、圧着は空間を占有し過ぎる。圧着後にその端子をハンダ付けで束ねるのでは意味が無いし、圧着後に更に圧着するのは巨大化する。
常に最大の悩みである空間利用効率という面では、どうしてもハンダ付けが勝る。
ヒューズ部分のように圧着可能な場所は圧着を活用するが、ハンダ付けを回避できない部分もある。それが、ポータブル機器というものだ。
そのハンダ付けも、この太さになると銅線の熱伝導が良くて、加熱できない。
マトモなハンダ付けには、板金用ハンダゴテが必要。
今後の作業性の問題により、絶縁はマスキングテープで間に合わせてある。もちろん、最後までこのまま、ではない。
旧電源と同じぐらいの長さだけ引き出し、コネクターを取り付ける。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2020年4月26日(日) 21:28
ようやく、一番太い配線に取り掛かる。DCコンバーター入力側の、配線だ。
まずは、ヒューズと+側を接続。
筐体外に引き出されているが、これらを束ねるという厄介な作業が残っている。
細い配線なら何でもない作業だが、太いと頭が痛くなる。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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