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2022年3月31日(木) 21:02
新たに、市販のレーザー加工機を買うことにした。
と言っても最近流行りの、ブルーレーザーを使った安価な彫刻機である。
この判断に至った出発点は、プラスチック板でもいいからレーザー切断機が欲しいと思ったこと。不定形の試作を繰り返す場合、型紙を正確な形状で切り出せるかどうかは途轍もない効率の違いとなる。プラスチック板であれば、半導体ブルーレーザーで十分に切断できるので、安く調達できる。
次に考えたのは、レーザーヘッドだけ買って現在のプロッターに取り付ければ、最も安上がりに済ませられるということ。ブルーレーザーは、光出力が数ワットでも安い。パワー重視だがコストも重要、というオタ界隈では、圧倒的にブルーレーザーが人気だ。
しかし、今のプロッターはレーザー銃との物理的相性で選んだもので、ブルーレーザーヘッドを固定しようとすればかなり苦労しそうである。更に、刻印機を活かすにはレーザー出力可変に対応せねばならず、現在のリソースではその対応も大いに負担となる。ソフトの対応も悪く、非常に使い勝手が悪い。
どうせなら、プロッターごと製品を買ってしまうのがいい。
コストは上がるが、手に入る機能は大きく向上する。
単なるレーザー銃の代用であれば、レーザー銃が壊れさえしなければ、と悔しくなる。しかしブルーレーザー刻印機は、レーザー銃で出来なかったことも幾つかできるのである。
レーザーは波長が異なると、得意不得意が異なる。
ファイバーレーザーはステンレスの切断が得意だが、木材の切断は苦手である。下手すると、光出力5ワットのブルーレーザーが、光出力200ワットのファイバーレーザーに勝つ。Sタンクを完成させたら建築模型に手を出そうと思っているので、木材の切断能力は大いに魅力なのだ。
また、半導体レーザーならではの高速な出力変調により、写真を刻印することができる(本業ですな)。
プラスチック板の切断はレーザー銃と同様に可能だし、出力が小さいがゆえに紙を切断するのにも使える。レーザー銃は、出力が大き過ぎる。図面に従って紙を切り出すことは、強度が不要で形状だけを欲しい場合に、コストを大幅に削減できる。
ステンレスを切断することはできないが、マーキングやら刻印は可能。機種によっては無理だが、自分が購入するのはステンレスに刻印できることを謳っているものである。
図面に従ってマーキングできれば、金ノコで頑張る場合も正確な形状に切り出し易い。金ノコでは、切断すべき位置に合わせてマスキングテープ貼ったりしていたが、刻印しておけるなら大いに助かる。
このように、ブルーレーザー彫刻機は価格に見合った有用性があると判断した。
ついでに、遂に3Dプリンターも注文した。
身の回りでも、突然の値上げが工業製品にも波及しつつある。
3Dプリンターも、待てば待つほど最新機種が登場するから、ギリギリまで買うのを控えようと考えていた。しかし今や、潮目が変わっている。むしろ駆け込みで、あれこれ買っておくべきタイミングだ。既に、モノが無くて入荷待ちです。
written by higashino [レーザーカッター] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2022年3月30日(水) 22:22
ネジがセットできることを確認しつつ行うハンダ付けは、大変だ。
安直に行うと、ネジが通せなくなる。
曲面を形成しつつハンダ付けすると、厚さ0.3ミリとは思えない頑丈な仕上がりになる。
チャンバーカバーの側面も、厚さ0.3ミリのステンレス板で塞ぐ。
これまた形状を整えるのが大変。
チャンバーカバーだけを外せば、ホップアップ調整が可能となる(重要)。
側面が引っ掛かって、チャンバーカバーがなかなかハマらなくなって苦労した。
なまじレーザー切断で寸法が正確なせいで、余裕がない。0.1ミリでもハミ出せば、ハマらない。よって、僅かに引っ込み気味になるのは仕方ない。この程度では、雨漏りに悩まされることもないだろう。
written by higashino [Sタンク 1/16] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2022年3月29日(火) 21:44
固定用ネジ穴が侵食されるほど削らねばならなかったが、これぐらいなら強行可能。構造的に、ネジ穴が欠けていても固定に支障が生じない。
ネジ位置を現物合わせしつつ、固定用ナットをハンダ付けする。
written by higashino [Sタンク 1/16] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2022年3月28日(月) 21:36
前部の折り曲げは、1ミリ前方で行うのが適切だった。しかし、そういう修正はもはや無理。外注じゃなくて自前でレーザーカットしていれば、即座に作り直したところだ。だが、今やこの程度であれば妥協して諦めるしかない。
外注すると品質は良くなり仕上がりも良くなるが、それはあくまで正確な図面が製作できた上で正確な板金が一発で決まれば・・・の話である。
このパーツを適切に板金するのは、困難を極める。
チャンバー覆いの板金と、砲身カバー台の尻尾の板金は、関連している。
これも職人芸あるいは曲芸が要求される。
明らかにチャンバー覆いは長過ぎるので、削らねばならない。
written by higashino [Sタンク 1/16] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2022年3月27日(日) 22:08
自前のレーザー加工機が無くなると、ちょっとしたステンレス板の加工が何十倍も大変になる。
下穴無しで穴開けしようとすればドリルビットの消耗は激しいし、金ノコは膨大な体力と時間を食う。
少しでも楽をするため、主砲カバーの切り出しで失敗したヤツを流用。穴はそのまま使う。
取り急ぎ3ヶ所分を切り出して、ハンダメッキする。
穴に2ミリナットをハンダ付けしてから、既存ネジ穴に現物合わせで位置を決め、ハンダ付け。
車体に取り付けて、今度は主砲カバー左右の張り出しとハンダ付け。
現物合わせの連鎖になるので、最初が肝心なのだ。
チャンバー部分の砲身カバー台は、単なる1ミリ厚のスペーサーとして差し込んである。
ハンダ付けし切れなかった部分も、しっかりハンダ付け。
最後に、しっかり洗浄する。
written by higashino [Sタンク 1/16] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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