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2025年3月31日(月) 20:56
ダイヤモンドカッターでイモネジを真っ二つにするよう切れ込みを入れれば、マイナスドライバーで取り外せる。これまで良く使った方法なのだが、全くイモネジが動かない。
諦めてシャフト以外の部分を切り取った。
イモネジも脱落し、イモネジが当たる部分だけシャフトが平らになっていることも確認できた。ところが、ここまでやってもシャフトが固着していてビクともしない。
こうなるともう、このモーターではどうにもならない。スペックはベストマッチで、シャフトさえズラすことができれば完璧なのに・・・
仕方なく、他のモーターを探す。
尻ではなく頭側で固定可能か、またはシャフトが前後両方に出ているタイプ。しかしドローン用ブラシレスでシャフトが前後に出ているものは発見できない。尻ではなく頭側で固定可能なアウトランナーは少ないながら存在する。だが、KV値が過小で使い物にならない。その手のモーターは、リポ2セルは対象外で高電圧用だ。
アウトランナーだから固定が悩ましいのであって、普通のタイプ(インランナー)なら問題ない。ところが、インランナーは直径が540級のものしかない。キットのギヤボックスを見ながら散々検討したが、直径36ミリあると実装解が見つからないのだ。以前は直径28ミリ前後(380級)のインランナーも僅かに存在していたようだが、今や見つからない。
ラジコンカー用として売られているブラシレスモーターは正弦波1周期で1回転のものが大半で、低速のスムーズな回転に難がある。しかしそれに目を瞑っても、モノ自体がない。540サイズは世の中に溢れているのに、380サイズになった瞬間どこにも売っていない。
1/16 タイガー1のラジコンで最大の問題点が、どこのメーカーも380サイズのモーターを搭載していること。540サイズと380サイズでは、インランナーモーターの選択肢が1000倍違う。だから、380サイズではどうしてもアウトランナーに手を出したくなる。
解決策を求めて商品をネットで漁りまくった結果、D2826-6 をこのまま尻固定で使うことにした。
ギヤボックスは、左右ある。左モーターの尻を右ギヤボックスで固定し、右モーターの尻を左ギヤボックスで固定するのだ。適切に強化して剛性を上げれば、たぶん何とかなる。ギヤボックスを車体に固定する際に誤差が生じるかもしれないが、逆に言えば車体への固定時に微調整できるかもしれない。
スペック的にはピニオンギヤ18Tが快適なのだが、オリジナルと同じ10Tを使えばモーター位置もそのままとなる。つまりモーター固定穴がそのまま使える。スペーサーかますだけだ。そう思ったが、残念ながらモジュール0.6で10Tのピニオンギヤは売っていない。オリジナルは380モーターの細いシャフトだから10Tが取り付けできているのであり、D2826-6 は540と同じ 3.17ミリシャフトなのだ。
そこで当初予定通り18Tを使い、位置ズレは取り付け台座の強化を行う中で調整する。
written by higashino [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2025年3月30日(日) 21:52
タイガー1は起動輪が端の端にあるため、既存のギヤボックスを流用困難なことで知られている。普通はキット付属のギヤボックスを使うことになるし、ラジコン化を前提としないディスプレイモデルをラジコン化するのも大変である。
まずは、 ギヤボックスの減速比を調べる。
380モーター2基というパワーソースは1/16タイガー1では一般的で、タミヤのフルオペと同様。しかしこのキットは金属パーツが多用されフルオペよりかなり重い。その分ギヤ比を上げていると予想。その通りで、数えると89.1という極めて高いギヤ比になっている。これなら、380でパワー不足ということもないだろう。
だが、速度はそれだけ遅くなる。タミヤだと減速比36.98だ。実車からして平地の最高速度40キロ、オフロードでは20キロぐらいだったらしいが。
そこで、モーターを交換した上で、ピニオンギヤを10Tからタミヤ系でよく使う18Tにする。これで減速比が49.5となり、重量差を考えるとタミヤと大差ない塩梅だ。
モーターは、D2826-6 2200KV を採用。直径が380とほぼ同じで、長さは半分ほどしかない。見た目はパワーダウン。しかしこれ、ドローン用のアウトランナー・ブラシレスモーターなのだ。普通に540なみのパワーが出る。
モーターの筐体が回転(だからアウトランナー)し、強制空冷状態になる。開放されまくっているので機動戦闘車はじめ普通のカーラジコンでは埃が気になる。しかしラジコン戦車はモーターが車内に保護されるので平気。
推奨ESCは40Aとある。取り急ぎ機動戦闘車にセットし、動作確認。問題なく CrawlMaster HV Brushless Crawler ESC で駆動できた。低速から高速まで、正逆両方向に問題なく回転する。よし、タイガー1でも CrawlMaster HV を搭載だ。
筐体が回転するアウトランナーは、普通のモーターのように取り付けできない。尻を固定する。
そこでシャフトを反対側にズラし、前後逆に取り付けるつもりだった。ところが、筐体とシャフトを固定しているイモネジが外せないのだ。動作中にこのイモネジが緩むとマズいので、確かにネジロックは納得できる。しかし、キツ過ぎる。
手段を問わなければどうとでもなるが、シャフトも筐体も回転体なので、できるだけ破壊は少なく留めたい。
written by higashino [RC 1/16 Tiger1] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2025年3月29日(土) 21:02

作図修正のうえホップアップ用のミゾを設けた新たなチャンバーを3Dプリントしてみる。
使用するTORROのキットには見た目良いアルミ製砲身が付属しているのだが、命中精度を追求したい見地からは信用できない。そこで、性能確認済みのカスタムバレル215ミリを使いたい。
チャンバーパーツを一杯まで挿入すると、キットそのままより3ミリぐらい砲身が長くなる。あれこれ調整すれば、キットと同じ長さの砲身に仕上げられるだろう。
砲身根元の真上に穴を開け、イモネジでホップアップ調整する予定。ホップアップ自体を緩くしか掛けないし頻繁な調整も想定しない。だから、それぐらいで十分だろう。
セミオート検出用のスイッチを取り付けねばならないが、MP7A1 の場合はマイクロスイッチの固定方法が悩ましい。しかし一方で、別の物体は取り付けが容易。そこで、新兵器の磁気スイッチを用意。LEDでスイッチングを確認する。
小さなネオジム磁石を接近させるとスイッチが導通し、LEDが光る。離すと消える。
セミオート検出突起が、直径2ミリの棒状になっている。ここに、内径2ミリ外径4ミリ厚さ1ミリのネオジム磁石を弾性エポキシで接着封入する。
市販の電子トリガーでは、メカボックス内に光検知方式の非接触センサーを取り付ける方式が流行している。しかしマイクロマシンガンのメカボックスは繊細で、ver.6メカボックスのように気軽に分解したくない。磁気スイッチならば、メカボックス外部で非接触検出を実現できる。
セミオート検出突起の形状により、ver.6メカボックスには適さない。ネオジム磁石はどこにでも接着できるが、剥がれる心配がある場合は信頼性に不安を残す。
written by higashino [ラジコン用エアガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2025年3月28日(金) 23:22
ずっと寝かせていた東京マルイのコンパクトマシンガン MP7A1 のメカボックスを、ラジコン戦車に組み込む。ターゲットは
1/16 スケールの Tiger 1 だが、比較的砲塔が小さいので他戦車の多くにも組み込めると思う。
例によってラジコン搭載する場合はメカボックスの高さが問題となるので、横倒しに搭載したい。だがそうすると、オリジナルのチャンバーが使えなくなる。
更に厄介なのは地味にノズルで、先端に突起がある。このため、BB弾を装填する向きも変更できない。
タイガー1の砲塔にはレーザーポインターを射出するのに適した穴があるので、それを回避して写真の向きに横倒し設置したくなる。だがそうすると、レーザーポインターを設置したい方向からBB弾を装填することになる。
BB弾倉を設置したい場所と照準用レーザーポインターを設置したい場所が重なり、非常に困る。
BB給弾路を曲げるのはトラブルの元なので、レーザーポインター用の穴を追加で砲塔に開けるのが妥協点だろう。
砲耳を固定する支持架が片側は砲塔内に金属パーツ一体成型されており、強度的にこれを活かしたい。すると更に設置の自由度がなくなって実装案が浮かばない。
しばし悩んだが、砲塔内の支持架が実際の砲耳と大きく位置が異なることに気付いた。実際の砲耳の位置は、砲塔外側に成形されている。これほど離れた位置で主砲を俯仰させれば不自然だと思うが、なぜこんなギミックにしたのか謎だ。だがこれで砲塔内の支持架は削り取るのが確定し、逆に問題がなくなった。
まずは、チャンバーを3Dプリントできるか試す。


いつも通りオリジナルを測定し、内径が縮むのを考慮した寸法で作図。

3方向から押し出しを使えば、結構簡単にこういう構造は作図できる。
ホップアップに関しては、簡易構造で済ませる予定。もともとホップアップは弱くしか掛けない。並行製作中の機動戦闘車と異なり、左右に傾斜した場所ではホップアップ弾道が曲がる。だから、ホップアップに頼った遠射に実用性はない。そういうのは機動戦闘車に任せ、こっちは10メートル前後を交戦距離に想定している。
マルイのバトルタンク級エアガンだと、屋外2〜3メートルですらマトモに命中させられない。だがここで搭載するエアガンなら屋外20メートルぐらいまでは狙って遊べる。10メートルなら空き缶必中レベルが狙える。10メートル以内なら地面の傾斜もそれほど影響しない。
written by higashino [ラジコン用エアガン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
2025年3月27日(木) 21:19
箱や取説にはTORROと書かれていて、内箱やシャーシにはTAIGENと書かれている。TORROとTAIGENの違いが良く分からない。自分の場合はどうせ魔改造するので余り重要ではないのだが。
印象としては、東京マルイのバトルタンクを拡大3Dコピーしたような外見。1/16スケールな精密さに欠け、1/24スケールと大差を感じない。ただ、でかいだけ。それでも第一に走らせることに意義があると考えるなら、合格点だ。マルイのバトルタンクでも、動く戦車模型として合格点だったし。
TORROの1/16車体上部に、マルイの1/24車体上部を載せてみた。マルイに置いた砲塔旋回ギヤはTORRO用で、スケールが違うのに砲塔穴は直径が2ミリしか違わない。砲塔旋回ギヤも、ほぼ同じサイズ。車体だけ3D拡大コピーしてマルイのメカを載せたイメージである。
ただしTORROはトーションバー方式だし、サスアームも転輪誘導輪起動輪もキャタピラも、すべて金属製。この価値はラジコン戦車として圧倒的だ。ギヤボックスも全金属製で、タミヤみたいにパワーあるモーターへの交換が非推奨なんてこともない。
問題のエアガンユニット。これがそれなりの性能なら、そのまま使うのもアリと考えていた。しかしこれもまた、デッドコピーとは言わないがマルイを明らかに参考にした構造。砲塔内の構造もマルイ類似。性能も、マルイのバトルタンク並がせいぜいと考えられる。
電動エアガンでパワーを出すには構造に要求される強度があり、撃つまでもなくバトルタンクを大きく上回ることはないと分かる。仮に上回っているようなら、耐久性ボロボロだ。
砲身もアルミ製で見た目は満足すべきものだが、何と途中に穴が空いている。しかも写真では見えない角度にもう1つ空いている。実際はもう1本、穴のない砲身が付属しているが、そっちは赤外線用パーツの袋に入っている。紛らわしい!
どっちみち命中精度を追求するから、スペック不明の砲身は使いたくない。これはもう内部全交換確定だ。
赤外線バトル仕様が好みなら、特に問題はないかもしれない。
エアガン本体は、東京マルイの MP7A1 コンパクトマシンガン用を使う。ショップカスタムを依頼した特別製で、このサイズで0.8ジュール出る。命中精度も、10メートルで空き缶必中レベルあるのでラジコン搭載用として合格だ。
右のTORROオリジナルより小さく見えるが、MP7A1 カスタムはチャンバーを含んでいない。また、重さは MP7A1 が遥かに上である。
チャンバーがそのままだと、砲塔に積むのは難しい。ラジコン用に改造を要し、現状ではどこまでできるか分からない。そして砲塔内空間の使用状態が決まらないと、エアガン以外のユニットをどこに搭載するかも決められない。
なお、状況次第で砲塔穴を大きくする改造も行う。
エアガン搭載改造は優先順位が高い。そしてこれに関する作業は、当面「ラジコン搭載エアガン」カテゴリーを使う。
written by higashino [RC 1/16 Tiger1] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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