2008年2月28日(木) 17:18
正方形を描かせた場合、一辺128すなわち角度が約1度の投影であれば綺麗に描かれる。しかし、64にするとガルボミラーがまるで動かなくなる。
そこで、長さ32の線分を4つ並べて一辺128の正方形を定義し、投影してみた。
角度が小さいため、壁の鏡で反射させほぼ部屋を一往復させ投影距離を稼いでいる。ありふれた家庭用鏡は質が悪く、反射したビームが劣化する。赤のビームは酷いことになっているが、緑のビームは相当に良質をキープ。DPSSの当たり品ならではのビーム品質を示している。
結果を見ると、最初の32の移動はほぼ点状のまま。続く32の移動はかなりマトモ。最後の32の移動もまたほぼ点状になってしまっている。まるでガルボミラーに大きな機械的アソビが存在するかのような挙動である。
DAC-AH 上の TDA1543 にパソコンを強化。8つそれぞれに 6.3V 100μFの巨大積層セラミックコンデンサーを取り付けてみる。最近急激に普及している巨大容量の積層セラコンは実効容量が極端に減るなど相当に劣悪な質だが、パスコンとしては全く問題がない。
と言うかそもそも電解の代わりに使うためのものであり、電解の質が劣悪過ぎるだけに相対的にはすぐれている。
これでレーザー投影してみるが、症状は全く改善されない。
ガルボドライバーの英文マニュアルをもう一度慎重に読み直してみる。必ずGNDを取れ、さもないと投影が歪むと書いてある。
しかし、オリジナルでは家庭用交流が電源であり、そのGND端子を放置するな!ってことのようだ。だが、このドライバーはバッテリー駆動に改造してあるため、家庭用のPE端子なんて無い。そこで、本来PEであった場所とラジコンバッテリーのGNDを接続してみる。
ただしこのGNDはFETスイッチのドレインである。FETがONになれば本当のGNDに落ちているとみなせるが。
これでレーザー投影してみるが、やはり症状はまるで変わらない。
written by higashino [ガルバノメーター] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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