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2008年5月28日(水) 17:25
調整を更に厄介にしているのは、邪魔な反射光の多さである。ビームスプリッターや薄ディスク結晶の表面にはARコーティングが施されているが、調整用に使っている 532nm のグリーンレーザーは対象外である。 いや、スプリッターは対象内だがこっちは広域波長対応なのでピンポイント波長対応に比べると性能は劣る。
かくして、本来の反射光以外に子供の反射光が入り乱れる。
ただ、子供の反射光は横方向に発生することが多い。縦には少ない。そこで、OCからの反射光が僅かに下になるよう調整をわざと狂わせ、しかし左右はピタリと合わせておく。これなら、反射光を分離し易いはずだ。
ところが、ビームスプリッターの直前では僅かに下方に戻って来たOC反射光。それがビームスプリッターを通ると消えてしまうのだ。 先日と異なり、全く反射光が見分けられない。
今日の画像はすべて、ビームスプリッター反射光の観測である。どれがOC反射光なのか分からない。1つ1つの映像を見ると、強力なビームの輝きの周囲に小さな輝きが確認出来る。ところが、カメラ位置が変わると子供の位置も激しく変わる。 どう考えても子供の輝きは、レンズ系の内部反射で発生している。実体がない。
白紙にビームを投影しても子供=OCからの反射光は分離不能。主ビームの真下に反射して来ているはずなのに、それらしい輝きは無い。
主ビームからカメラを下に移動させて行っても、捉えられない。訳が分からない。直射であれば主ビームの1万分の1以下の明るさでも楽々と捉えられるはずだ。
written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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