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2008年11月28日(金) 17:28

最強の調整

 本番使用の凸レンズを直接利用しての現物調整は、昔も検討した。レンズ自体の製造誤差まで考慮した調整が可能なため、精度的には最強だ。

 原理は非常に簡単である。
 レンズの凸面と背面平面で反射された秋月グリーンレーザーが、両方とも射出口に戻ってくるようにすればいい。

 レンズの中心から外れた場所にレーザーが照射された場合、両方揃って射出口に戻ってくるということはない。大抵はどっちも戻って来ないし、一方が戻るよう調整してももう一方が戻って来ない。
 中心を外れて照射されたレーザーは、凸面で脇に弾かれてしまう。

 レンズの向きを変えると、中心から外れて照射されたレーザーを正面に弾き返すことが可能となる。しかしその場合は背面平面で反射されたレーザーは脇に逸れてしまう。

 2つの反射光を2つとも射出口に戻すためには、レーザーがレンズの中心に照射されねばならない。その上で、レンズの向きも適正でなければならない。
 2枚の凸レンズそれぞれについて、2つの反射光が2つとも射出口に戻るようになっていれば、レーザー光線は2枚の凸レンズの中心を結んでいることになる。そのレーザーが薄ディスク結晶で反射してやはり射出口に戻るなら、薄ディスク結晶と垂直になっている訳でコレで調整の目的が達成される。

 凸レンズ製造時の偏芯までも考慮した完璧な調整が可能という点で、理想的な手法である。それがなぜボツになったかと言うと、各パーツの位置を合わせられないと判断したためである。当時固定されていた凸レンズマウントの位置は理想から遠く、調整可能範囲内では理想配置に持ち込めそうになかった。
 だが、今は違う。かなり理想配置に近づいていて、パーツや秋月レーザーの調整可能範囲に理想配置が含まれている可能性が高い。恐らく理想配置からのズレは0.5ミリ以内だろう。ここまで調整が煮詰まっているなら、理想的調整法を用いることも出来るのでは?

 凸レンズのROCは12.9ミリなので、センターから0.1ミリ外れた位置に照射されたレーザーは約1センチもズレて戻ってくる。この調整法なら理屈の上では必要な誤差以下に余裕で追い込める。

written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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