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2017年3月27日(月) 21:16

GH5最大の誤算

 最大の誤算はAFである。
 EOS-5D2 では動画のAFが使い物にならなかった。動画撮影中は AF-C が効かないし、ワンショットAFを動作させると明るさが変わってしまう。かくして、AFは置きピンするしかなかった。
 更にEFレンズは動画を考慮していないため、絞りが変化するときに明るさが急変したりフレーム落ちが発生したりする。そのため、焦点距離によってF値が変化する安価なズームレンズは、ズーム不可同然だった。

 一方でパナは動画撮影中に AF-C が効くし、レンズも動画に配慮してアラが目立たないようになっている。
 だから、5D2 から GH5 に乗り換えれば、AFに関しては楽が出来ると思っていたのだ。高性能のハンディーカムとしても運用できるだろうと。
 しかしそれは、隣の芝生が青く見えていただけだった。

 確かに動画撮影中に AF-C が効く。ところがあくまでコントラストAFであるため、ピントを外す。
 パナは位相差AF以上の速度と正確さで合焦すると主張している。だが、それはスチル限定だ。スチルと動画の最大の違い。それは、スチルが最終的に合焦すれば良いのに対し、動画は合焦までの過程が問題となることだ。スチルは合焦後だけを保存するが、動画は合焦までの過程まで保存されてしまう。

 コントラストAFはピント位置が前後に大きく動いてから合焦するため、動画では極めて見苦しい。もちろん位相差AFであっても、ピントが外れ過ぎていれば同様の動作になる。しかしいったん合焦すれば、位相差AFは迷わない。被写体が動いても、そのまま食いつく。
 だがパナの場合、合焦した後にもピントがズレることが多い。ビデオカメラとして販売されているパナの製品にまで疑問を抱いてしまうような挙動である。

 せめて合焦後は安定していてくれれば、ズーム操作中の映像は捨てる前提で AF-C を働かせておける。しかし合焦後もいつ外れるか分からないようなAFを働かせておくことはできない。それなら、置きピンの方が遥かに勝る。
 GH5 は 4K60p がウリである。それも、高画質がウリである。高画質の4K動画において、僅かでもピントが外れることは致命的である。瞬時に fullHD 以下の解像度になってしまい、4Kの意味がない。

 AF-C が役立たずだと、動画に配慮されたレンズも意味がない。ズーム操作を終了してからワンショットAFを効かすという運用にせざるを得ず、それでは 5D2 時代と全く変わらない。
 もちろん自分は 5D2 で動画を撮っていたのだから、GH5 でも動画を撮れる。少なくとも 5D2 から退化するということはない。

 だが、これによってパナのレンズを買い揃えるという選択肢は消えてしまった。
 パナのレンズを買っても意味がないのだから、買うべきものはマウントアダプターの方である。望遠はEFレンズでまかなえば良い。超広角や魚眼を買うかどうかは、しばらく運用してから考える。

 GH5 も、親指AFが可能である。これまた残念なことに、親指AFではワンショットAFのみ可能であり、AF-C は不可能。こんな所まで 5D2 と同じでなくても良いのに。
 動画中に AF-C が効くのに、親指 AF-C が出来ないのは残念過ぎる。被写体の距離が変わるときやズーム操作するときだけ AF-C を働かせ、合焦後はAFに寝てて貰う。そういう操作が可能なら、AFが怪しくても遥かに使い物になったのに。

 逆に普段は AF-C にしておき、必要に応じてAFロックを掛けるという手法は取れる。
 ところが今度は、AFロックとAEロックを別のボタンに割り当てできない。AEロックという重要極まる機能を使おうとすればAFロックは使えなくなるし、AFロックとAEロックが連動する設定も困る。
 PFキー割り当てで AF-ON だけでなく、AF-C ON なるものが割り当て可能でもいい。
 とにかく、あと1つ抜け道があれば何とかなるのに、このもどかしさは勘弁して欲しい。

 AEロックを諦め、AEロックしたい時はMにする。
 AFロックをボタンに割り当て、AF-C で撮影する。これが妥協点か?

written by higashino [カメラ] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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