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2020年11月25日(水) 21:27

微調整機構

 加工ヘッド先端は、0.1ミリのオーダーで正確に位置を決めねばならない。どう考えても、微調整機構は必須となる。

 そこで、3方向からネジを押し付けて、調整可能にする。
 調整量が余りに小さいので、レーザーサイトのように向きを直接調整するのではない。ノズルはオートウエルドで接着してしまい、外力によるノズルのたわみだけで調整する皮算用だ。それで調整し切れないような大きなズレは、接着時点で存在しないよう頑張る。

 単純に3方に長ナットを取り付けるだけだが、適切な位置と向きに固定するのは難しい。冶具から作らないと、どうにもならない。
 3本の3ミリネジの頭同士をくっつけ、ハンダ付けで固定。そこに長ナットを通して希望の位置まで挿入し、ハンダ付けしない部分をマスキングテープで保護。

 最後にようやく、実際のハンダ付け作業だ。

 レーザーヘッドの筐体はアルミ製なので、ハンダ付けできない。だから、長ナットは内側の真鍮部分に取り付けるしかない。
 すると、アルミ筐体との干渉が問題となる。真鍮部分は、これ以上奥にネジ込むことができない。ハンダ付けのため、1ミリほど使用してしまった。これ以上ハンダの侵略を減らすのは困難であり、これでもハンダ付け作業は至難だった。果たして焦点が合うのか?

 長ナットの接着は小さな部分で行うしかなく、強度的にハンダ付け以外の選択肢も無い。

 アイデアは簡単でも、実体化は至難。

 いったい何を考えているんだ?と言われそうな図だが、焦点調整である。

 ノズル先端は0.1ミリを争う精度で位置を決めねばならない。そうなると、ノズル位置を調整した後で焦点調整するのは避けたい。コリメートレンズの僅かな偏芯により、焦点調整に付き物である回転という行為で、ビーム位置が変わる可能性があるからだ。
 つまり、先に焦点調整するための紙筒である。

 紙筒はエアーノズルの長さに合わせてあり、この先端部分に焦点が合うようにする。同軸赤色レーザーのスポットを見るだけでは厳密な調整は難しいので、実際にステンレス板に照射しながら確認したい。
 このような紙筒があると、その作業がし易くなる。

written by higashino [レーザーカッター] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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