2009年1月7日(水) 17:32
東芝TLP250は普通に千石電商で扱っているようなので、入手は簡単。そうなると、低電圧対応FETの入手難に鑑みて超小型の外部電源を探す方が良さそうだ。
変換効率が70%台といまいちだがバッテリー駆動と相性が良く使い易い DC-DC
コンバーターがコーセルである。秋葉原などでも一番メジャーで手に入れるのが容易でもある。千石でも
SUW3-0512 が売っている。これは入力電圧範囲が 4.5〜9V とラジコンバッテリーやエネループ6本との相性が最高である。出力はプラスマイナス12V出力で130ミリアンペア。基盤サイズが
24*15.1mm とそれなりに小さい。24分の1ラジコン戦車のパーツ隙間に押し込めるだろう。もう一段下の
SUW1R5-0512 が売っていれば(秋葉原のどこかにある確率は高い)、出力65ミリアンペアで基盤サイズが
21.4*12.2mm となる。まさに条件ピッタリだ。
Hブリッジ用の TLP250 電源として考えているが、もしコンデンサー充電器にも
TLP250 が採用されれば両方に1つの SUW で電源を供給することも出来るだろう。そうなれば基盤サイズあたりの価値も高まり、限られた戦車内スペースを割くイイワケもし易い。
これはハーフブリッジだけを回路図にしてみた。あくまで原理であり、これだけを配線したら壊れる。ちゃんと動作させるためには適切な場所に適切なスペックのコンデンサーや抵抗を入れねばならないので念のため。
基本的に、PICから1を出力すればQ1がONになり、0を出力すればQ2がONになる。
TLP250 の6番ピン出力がプラスマイナス11Vまで振れると仮定する。問題は、SUW
の出力0V端子をどこに接続するかだ。ひとまず通常の GND に接続するとしよう。すると、Q1もQ2もゲートはプラスマイナス11Vに振れる。
プラス11Vになると、Q1のゲートは相対的に約+4Vとなり、Q1はOFFだ。それも、ゲートが相対的に0Vなのに比べると高速なOFFである。Q2のゲートは+11VでしっかりとONになる。
マイナス11Vだと、Q1のゲートは相対的に約−18Vとなり、Q1はONだ。それも、電位差が大きく強力にONとなる。Q2のゲートは−11Vだからゲート電荷が高速に吸い出されて高速OFFになる。
実際の運用を考えると、一般にP型はON抵抗が大きい。そこで、ON時にP型の方のゲート電位差を稼ぎたい。そうすると、SUW
の出力0V端子は 7.2V 側ではなく GND にくっつけたくなる。あと言うまでもなく、ゲートの許容電位の範囲は調べる。
written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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