2009年1月26日(月) 17:22
既に散々写っていたわけだから鈍かったと言わざるを得ない。だが、ブログ掲載用の写真を見ていて気付いた。青い半固定抵抗の値が異なっている!
2つの半固定抵抗は、1つがコンデンサーの充電停止電圧を設定する。もう1つは、外部のPICに充電完了を通知する電圧を設定する。そして、両方とも10KΩを使用した。つもりだった。
だが、抵抗値は一方が103 すなわち10KΩなのにもう一方は104 すなわち100KΩではないか!
秋月で買った時に両者が混ざっていて、それにずっと気付かないまま来てしまったのだ。
104 の方は基板のコーナーなので交換作業はし易そうに見える。だが、基板裏側は微妙な作業で苦労して取り付けたショットキーバリアダイオードが重なっており、これを一度外しての交換作業はうんざりする。これまで配線ミス等で何度かパーツを外したが、ここは外す気になれる場所ではない。
理屈の上では、このまま放置しても大した影響は無いと考えられる。
右図においてAB間の合成抵抗値だが、本来の1)では5KΩである。これに対し、一方が間違って100KΩに替わっている現実の2)では約9KΩになる。これをGNDと330Vコンデンサー間の合計抵抗で見ると、2010KΩの予定が2014KΩになってしまったに過ぎない。
次にAの電位で見ると、1)ではコンデンサー電圧の 5/2010 程度だが2)では5/2014 程度。これまたほぼ同じだ。
Bの電位は1)が 10/2010 なのに対し2)では 14/2014 と少々異なる。だが、電圧の設定範囲が変化するだけでこれも機能には影響がない。
一番問題なのは半固定抵抗を回してCの電位を変化させる場合だ。ところがこれも機能的にはほぼ変わらない。抵抗は
10KΩに100KΩとかなり違うが、中央に調整すればCの電位はAとBの中間電位になることに変わりはない。ボリューム位置がどの割合に設定されていても、抵抗値の絶対値とは無関係に、Cの電位はボリュームの位置だけに依存して決まる。
もし一方の抵抗が 100KΩ にすり替わっていることに最後まで気付かなくても、全く違和感無しに想定通りに調整作業が完了するだろう。自分が
10KΩの側を回しているのか 100KΩの側を回しているのか、刻印を見ずに判別することは不可能だろう。
という訳で、このまま放置して動作試験することに決めた。
written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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