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　主砲コイルの物理的スペックを検討する。

　左上は、LEOキット付属のレジン製主砲パーツ。右上はタミヤ1/35ストームタイガーの砲周辺装甲。
　タミヤ1/35のでもいいが過去さんざん扱って例によって行方不明（汗）ってことでLEOキットから採寸。それを35/24倍に拡大して、筒部分のサイズを決める。
　結果として、外径２２ミリ・全長６９ミリ・砲耳の位置は先端から５０ミリと決定した。これが主砲コイルの目安となる。ただし、防盾より根元に近い部分は、若干太くても大丈夫だ。

　その上で、コイルガン１０のために試作したコイルを参考にする。
　左下は、砲口端として製作した長い単段コイル。右下は、砲尾端として製作した３段コイル。ともに外径はおおむね２４ミリだ。長さは両方合わせて７７ミリとなる。砲尾端３段はスペックを変えたくないので、このままでいいだろう。防盾より内部なので外径が２ミリ太い程度なら支障はないはず。そして、砲口端コイルを少し細くかなり短く製作すればいい。写真の試作品は太さ１ミリのエナメル線なので、０．８ミリで作れば適切と思われる。

　結論として、

　各段のコイル間には絶縁用に0.2ミリ程度のプラスチック板を挿入するため、合計長６８ミリになっている。また、これはあくまでスケール的に決定してそれに合わせた長さであり、実際のバトルタンクに取り付けようとするとパワーパック等と干渉するかもしれない。厚紙で試作し、空間を確認せねばならない。