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2009年5月7日(木) 17:24
アラルダイトが完全硬化するまで待つと、剥がし難くなって厄介だ。ベトつかないほど硬化が進行しているが手で剥がせる程度に柔らかい。そんな状態になったタイミングで作業せねばならない。
ボビンからコイルを引き抜いて、冶具とテープを取り外す。
アラルダイトの充填が甘く、コイル表面に一部空洞が出来ていた。最外周はエナメル線の引き出し位置を合わせるために大きく斜めに巻かざるを得なくなったのも響いている。それほどの悪影響はないが無駄な空間が出来ているのは残念。
とは言えこの手の空間を完全に無くすようにエナメル線を巻くのは極めて困難であり、完全主義はプロジェクトを完成から遠ざけるだけだ。
ここで再度インダクタンスを測定すると、277μH しか無かった。だが、許容範囲内。むしろ
300μH より若干小さい値が最適という予感がある。
コイルを引き抜く時にはガムテープがズレて痛む。しかし、両端をカットすればもう1回使用するのは十分に可能。この場合、直径が全く同じというメリットがある。3段目コイルは長さ16ミリだが、今回製作する2段目は12ミリなので、カットする余裕がある。
4段式コイルはスケールモデルに組み込む関係から、合計の長さは決まっている。その調整は長いコイルで行うのが容易なので、銃口端でもある4段目を最後に製作したい。すると、3段目の次に製作するのは1段目か2段目に限られる。1段目は製作の難易度が高いため、少しでも巻き慣れた時点で作業したい。
また、この調子だと更にガムテープ芯を使い回せそうだ。その点からも、少しずつ短いコイルへと製作を進めるのが良い。
かくして、次の製作は2段目のコイルだと決まる。
3段目と同様にボビンを準備。4ミリ狭まっている以外は何も変わらない。
厚さ 0.21mm のプラスチック板に12ミリの穴を開けるのが一番時間を食う。今回も1回は失敗してしまった。リーマーで少しずつ穴を大きくするが、特に最後の1ミリを広げるには10分以上を要する。微妙な力加減で僅かずつ穴を拡張し、ちょっとでも違和感があった瞬間にリーマーを外す。そして、刃が食い込んだ部分をヤスリで滑らかに仕上げる。その繰り返しで僅かずつ穴を広げるのだ。
written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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