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2009年7月28日(火) 21:04

修理は後回し

 わざわざ電源線のハンダ付けを外し、パワーパックを取り外す。モーター換装などで何年か後には必要だろうと思っていた面倒な作業を、今年のうちにやる羽目になるとは。
 この機会に内部を清掃し、ついでにサスペンションスプリングも大幅換装したい。コンデンサー充電試験にしても、このままで行えば何かあってもパーツを壊さずに済む。

 充電器の出力バッファにフィルムコンデンサーを仮付けし、電圧計もセットして実験準備を整える。
 やたらパーツの詰め込みがキツいこのコイルガン戦車において、唯一コンデンサー充電器の脇は完全に余剰な空間がある。ここに大型のフィルムコンデンサーを設置すれば良い。

 充電器のタイミングコンデンサーを 1500pF にすると、スイッチング間隔が約60μ秒になっている。16〜17KHz であり充電はほぼ無音。モスキート音が聞こえるなら五月蠅いかもしれない。
 新オシロスコープの動作試験も兼ねている。↓の波形は充電器の出力端子の電圧である。

 立ち上がり部分の時間軸拡大。横の方眼が0.05μ秒である。チョッパー型は、わざとサージを発生させることで高電圧を発生させる。これは、サージ発生波形そのものである。充電相手のコンデンサー電圧をサージ電圧が上回ると、出力部のダイオードが導通してコンデンサー側に電荷が流出。サージ電圧は上昇しなくなる。

 タイミングコンデンサーを以前良好だった 12000pF にすると、66ジュール充電に40秒程度を要した。一度充電するとなぜか電解コンデンサーは充電速度が上がる。2回目以降は20秒余りで充電出来るようになった。しかし、試しにフィルムコンデンサーを切り離しても充電速度が変わらない。
 だが、フィルムコンデンサーが無い場合、充電がなかなか停止しない。95%あたりまでは一気に充電されるが、残る僅かの電圧が長時間掛けてじりじりと上昇するのだ。ちょうど空間が余ってるんだし、バッファーコンデンサーを設置した方が良いだろう。

written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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