2009年9月22日(火) 19:54
再利用出来るパーツは再利用したくなるが、前例からしても面倒でも作り直した方が結果としてより満足できるモノが出来上がる可能性が高い。
以前8セット作ったIGBTユニットには、まだ3ユニットの在庫がある。しかし、実験用に荒く作ったものだし今回は正式なユニットを丁寧に作り直す。どうせユニットは余らないし(汗)
第1段〜3段までのローサイドと、第1段のハイサイド。合計で4×4ユニットの16個をまず組み立てる。第4段に関してはIGBTが2倍必要なので実装がキツく、改めて後で考える。
それとは別に、IGBTの新規購入にも微妙な問題がある。
次々にIGBTが壊れるため消費量が多い。それでも、数年前に300個まとめて購入したものなのでコイルガン・ストームタイガーとか作ってる分にはまだまだ在庫は豊富だ。しかしI2t問題により、当初の予定よりもIGBTが多数必要だと判明。超多段式コイルライフルを作るとなると、在庫数に不安がある。
だが、それを見越して発注するのも躊躇われる。なぜなら、強力コイルライフルの製造に乗り出すかどうかは、まだ決まっていないのだ。設計は出来ているが、コイルライフルは非常に複雑で製作にはエネルギーを使う。それに見合った威力が出るのかどうか?
今回のコイルガン戦車は、どの程度の威力を出せるのかが最大の注目点である。
回生型回路も2段式ではそのメリットが十分に発揮されるとは思えず、今回の4段式では効率アップが期待される。その一方で、コイルガンは弾速が上がるほど効率が落ちるかもしれない。両者の絡みで、果たして効率はアップするのか否か。
2段式では22ジュール投入でパチンコ玉に1ジュール以上の運動エネルギーを与えることに成功した。今回はその3倍の66ジュール投入。これでパチンコ玉に3ジュール以上を与えられなかったら、コイルライフルを作る気は失せる。
回生型回路は単純な多段式に比べると製作の手間が桁違いであり、高効率という見返りが得られない限りやってられない。
要するに、このストームタイガーのコイルガン射撃に成功しない限りはコイルライフルを作るかどうか決められない。コイルライフルを作らないのであれば、IGBTを新規発注しても意味がない。いずれ在庫が尽きる日は来るが、そうなるまで待って発注すればいい。IGBTには販売規制の動きが無く、未来になるほど高性能なパーツを買える可能性が高いのだから。
written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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