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2007年3月27日(火) 17:15

動作試験開始

 試験用システムで何千回も充電を繰り返して来たコンデンサー充電器を取り外し、代わりに正式搭載版を接続する。

 従来のものより充電が遅い。平均消費電流1.3Aだったものが1Aに低下している。やはりNJM2360では1000pFが小さ過ぎではないか?
 差し替えるのは難しいので、470pFを追加した。しかし消費電流は増えない。ならばと1000pFをもう1個追加。合計2000pFにするが、発振が少し不安定になっただけで改善しない。

 考えてみれば、電流制限が2Aである。これはピークであるから、平均すれば1Aを大きく越える方がおかしいのだ。これまでの充電器は、所定の電圧に達しても待機電流が0.3Aも流れるという怪しい挙動があった。コンデンサーの充電自体は正常に高速に可能なので、机上実験システムとしては問題がなく放置していた。

 充電が遅いのは、電源をモトから断っている点も大きいと思われる。旧充電器に後付けでJ607を追加していた場合は、J607が電源を断っても入力側コンデンサーに蓄積された電荷が供給された。だが、正式搭載版はJ607もビルトインされており、入力側コンデンサーとインバーターの間にJ607が挿入される回路である。J607がOFFになれば、その瞬間にインバーターへの電力も絶たれる。
 また、ONになっていてもJ607が若干でも抵抗になるのは確かだ。

 バッテリーがヘタって来た状態で戦車が全速走行を行いインバーターの動作割合が最低になれば、充電完了に30秒掛かるかもしれない。しかしそれはワーストケースだし、別にそれはそれで良いかもしれない。38センチロケット砲が数秒で連射可能ってのも逆にイメージを損なう。
 また、充電が遅くなるのに対応して消費電力も減っている。バッテリーが供給可能な電力がシビアなだけに、欲張らない方が良いのではないか?
 この正式搭載版は、もともと性能よりも信頼性・安定性を重視した設計である。少し性能が落ちても実用にならないほどではないのなら、良しとしよう。実際、実使用の大抵の場合は15秒以内に充電が完了すると思われる。

 充電器の正常動作を確認しつつ、まずは最も回路がヤワな基板裏面をエポキシで固める。硬化中も何度も動作を確認する。
 半固定は写真の左側が出力電圧調整、右側がPIC通知電圧調整となっている。左側を回して330Vに合わせる。右側は無調整でたまたま320V強の良い位置になっていた。電圧計を使い、予定通りの反応を確認。出力320V以下では黄色線の出力が0Vになっていて、それを越えると5.15Vになった。
 MCの代わりにNJMを使用したが基本的にはこれまで幾つも製作したコンデンサー充電器である。想定外の事態は発生せず、順調に動作している★

 出力電圧は0.3V以内の安定性で平衡する。ただし、先代のように時間が経過すれば2V3V変動するかもしれない。しかし、数Vの時間的変化なら実用上それほど問題ではない。

 机上の試験用システムで暫く使用して実績を積むと同時に、ローバッテリー時の挙動も重要確認事項である。無負荷4.4Vの消耗しまくったバッテリーを使うと、最初からウンともスンとも言わない。これは良い兆候だが半端電圧で不安定化しないかどうかはまだ分からない。

 手前に突き出している端子は、PICからの停止指令入力用。NJMの5番ピンに接続されており、1.5V以上を与えている間だけコンデンサー充電器の動作が停止する。この端子だけはまだ動作確認が済んでいない。
 そうだ、黄色線の充電完了信号をここに接続すれば良い。通常なら330Vで停止する充電が、その手前で停止するだろう。

 さっそく試すと、305Vで停止した。電圧計は反応遅延があるため320V以上で充電完了信号がHになったと思ったが、実際はもっと手前で完了信号が発生していたのだ。322V前後で完了信号がHになるよう調整する。

 電圧調整用の2つの半固定抵抗は写真の通り、容易に調整可能な位置に設置してある。

 基板は順調にエポキシで塗り固められたが、電解コンデンサーは将来交換する可能性が大であるため塗り込めていない。

written by higashino [コイルガン戦車 1/35] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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