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2011年10月12日(水) 21:42
PICというデジタルの登場で、自分は電子工作に深くハマることになる。もともとシロウトであり、アナログを駆使した工作は苦手である。
オペアンプは未だにアナログの牙城であり、それゆえ敬遠して来た。しかし、やはりオペアンプを使えないと不便なソーンはある。この機会に本格的に手を出すことにした。
汎用オペアンプ4580を使用。プラスマイナス18Vまで対応可能だから、単電源36Vまで入力可能として使う。
GNDに接している最下位セルはオペアンプを通さず電圧を直読できる。残る5セルの電位を取得できれば良い。
最下位セルの1つ上のセルと、Vccに接している最上位セルに接続してみる。いずれも、無事に取得できた。ジャンパ線代わりに手近な5.1Ωを流用している。値が小さいので、回路に殆ど影響を与えない。
念のため、オシロで変動をチェック。スケールを切り替えて確認したが、発振している気配はない。
セル電位は3〜4.2Vあたりなので、PICのA/D変換でそのまま値が得られる。精度的にもPICで問題ない用途だ。大きな問題がチャンネル数。セルは6つあるのに、PICのA/D変換は5チャンネルしかない。
8チャンネルあるPICは40ピンのものだけで、せめて28ピンの機種に8チャンネル入力のものがあれば・・・
スイッチ・オペアンプという便利なものがある。2つのオペアンプを切り替えて1つの出力を得られる訳で、4580のうち1つをこれに置換すれば良い。だが、例によって扱ってるショップが少ない。通販でも手に入らないほどレアではないが、通販には送料というものがあってだな・・・安いパーツに通販使うのは膨大な無駄になる。
ここで、鈴商でA/Dコンバーターの MAX186 を偶然見掛けて衝動買い。と言っても高いパーツなので1個だけ。
8チャンネル12ビットの仕様なので、まとめて入力を受け取れる。しかし衝動買いを決定付けたのは、4.096V のリファレンスを内蔵している点。というのも、今回は基準電圧の作り方が面倒だったのだ。
電源電圧が24〜33Vと高いため、三端子レギュレーターで5Vとか作るのは難しい。そこでスイッチング電源だが、三端子に比べると安定性に不安がある。だから、簡易にVccを基準電圧に流用したくない。
そこで 9V など少し高めの電圧を DC-DC コンバーターで得て、それを三端子レギュレーターで5Vと考えていた。だが、MAX186 は5V電源から基準電圧を作ってくれる。
4.1V以上の区別が付かなくなるが、目的は充電ではなくローバッテリー監視だから問題はない。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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