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2011年10月17日(月) 21:12
どうやらチャンネル2が犯人らしいと判明したが、どうしようもない。実は
MAx186 をピッチ変換基板にハンダ付けしたときに、大失敗やらかしたのだ。フラックス除去剤を塗るときに、誤って基板コーティング剤を塗ってしまった。両者そっくりで、ラベル文字を確認しないと区別できない。
おかげでICの足を含めて本体はシリコンコーティングされてしまい、後からハンダ付け修正もテスターの針を当てることもできなくなってしまった。
一方で肝心のフラックスは、除去されないまま。ハンダ屑も塗り込められたまま。
一発で動けば無難にコトが過ぎたのだが、何かおかしいとなったら手の施しようがない。
幸いチャンネル1の取り付け穴が一部残っており、ハンダ付けがギリギリで有効。最下位セルのモニターを、チャンネル1に変えた。
このハンダ付け作業で絶縁用のポリカーボネイトが溶けたので、爪楊枝で少し浮かせてエポキシ固化待ち。
アナログ入力配線を一度すべて外し、1本ずつ再接続しつつデジタル取得値を確認する。正常に取得できたチャンネルから、順次エポキシで固める。オペアンプ周囲の配線が入り組み過ぎて、僅かにパーツが動いただけで短絡する脅威がもはや無視できなくなっている。
こうして6つの入力が正常に行われるようになった。今度はキースイッチを一度OFFにしても、値が取れている。
ところが、MAX186 の過熱は相変わらず続いている。昨日よりマシになったものの、A/D変換用ICて、普通こんなに温まるものだろうか?
未接続になっただけで除去はできないチャンネル2のせいかもしれない。
更に、一部のチャンネルが 7C0 あたりの少し小さな値を示した上で、数分掛けてじりじりと
7F0台へと上昇したのも気になる。試しにバッテリー側のコネクターを一部外したところ、A/D変換取得値がすべて一気にゼロへ戻った!
そこから値が上昇を始めたが、異常に上昇がゆっくりである。数値が安定するまで数十分掛かりそうな勢いだ。
ここに至り、致命的な設計ミスに気付いた。
本来は6セルだが、4セルに単純化した回路図を示す。入力値を安定化させるべく用意した0.1μFのコンデンサーだが、挿入位置が不適切だった。普段オペアンプを使わないせいで、錯覚してしまった。
しかも、キースイッチがOFFでも途中セルが放電する欠陥回路でもある。
慣れないパーツを使うってのに、回路図を頭の中だけで組み立ててほいほい製作したツケが回って来た。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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