2011年11月16日(水) 23:33
KHLC-04d というちょっと怪しげなノイズフィルターを使ってみる気になった。
リンク先を見ると、除霊に役立つ壺に通じるうさん臭さ怪しさを感じる。だが、これまでいろいろな手段を試して、片っ端から殆ど効果が無かった。何やってもノイズは減らない。そうなると、この会社の言い分も、もっともだと感じてしまう。どうせ何やっても駄目なら、これやってもいいだろうと。
現物は1.27ミリピッチ。これが、単独でジャンパ線を足にハンダ付けして使おうとしたら、うまく工作できない。簡単にブリッジになってしまい、容易に除去できない。どうにもこうにも、まっとうな仕上がりにならず断念。ピッチ変換基板を持ち出す。
ピッチ変換基板を使うと、逆に作業が簡単。これまでピッチ変換したのは、0.5ミリとか0.65ミリなどの法外な表面実装品だらけ。1.27ミリは広大に感じられるのだ。
ホームページでは強力な効用を謳っているが、ネット検索しても使用レポートがいっさいヒットしない。これも、うさん臭さを増大させている。
それでも劇的な効果が生じることを期待していた。だが、残念ながら効果は誤差の範囲内だった。
いわしの頭ぐらいの効果は見られるので、安価で実装が楽なら使ってもいいだろう。だが、フェライトビーズより1桁高価にして、効果は似たようなものだ。更に、実装に苦労する。エッチング基板を作る手間を掛けるなら実装はそう面倒でないだろうが、さもないとやってられない。
ただ、入手はそれなりに面倒で、明らかに個人は相手にしていない製品だ。ネットに使用レポートが皆無なのも、メーカーしか使っていないからだろう。
付け加えれば、耐圧が25Vしかない。50Vあればパスコン代わりに使えるのだが・・・
耐圧不足で、DC-DC コンバーターの入力側にも使えない。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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