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2011年12月10日(土) 16:20
バッテリーホルダーは仕様が確定していないので、厚紙で仮のものを製作。
すぐに課題が明らかとなった。
コントロールBOX との隙間からバッテリーを差し込もうとすると、長辺がつかえてしまう。
かと言ってこれ以上バッテリーホルダーをズラしたり、浅くするのも躊躇われる。
どうやら、何らかの開閉部分を設けねばならないようだ。
もちろん試作品は紙で弾力があるから、このままで何とかなる。
3つのバッテリーを直列したままで充電するのは、案外非効率だと現在までに判明している。
リチウムポリマー二次電池ではセル間の電圧をバランスさせた充電が必須だが、3つバラバラのバッケージとなっていたバッテリーを一緒にすると、特性が合い難い。それを一緒にバランス充電すると、バランス調整用の充電中断が多発して充電時間が著しく長くなる。バランス充電しない場合の、下手すれば10倍以上。
3つのバッテリーを単独で順番にバランス充電した方が、遙かに早いのだ。
リチウム電池は容量の80%程度までは定電流充電し、残りは定電圧充電というのが一般的。定電流充電は高速だし、容量一杯まで充電しない方が寿命が延びる。そこで、実用上は定電圧充電に移行した直後に充電を止めるのがいい。
この80%充電なら1時間以内で完了し、3直列ぐらいならまあ容認可能な運用になる。
何が言いたいかというと、バッテリーは合体パッケージとせずバラバラにホルダーにセットする仕様にしたいってことだ。コネクターも一体化はせず単独のパーツにしておいた方が便利な可能性が高い。
バラでバッテリーを装着できるだけではない。コントロールBOX によりセル単位で電圧監視しているので、容量や特性が異なるものも混ぜて使える。そういうのは無駄が生じるが、可能か不可能かの違いは大きい。メーカーが違うとか、寿命が近いかどうかとか、余り気にしなくて良いに越したことはない。
リチウムポリマー充電池は高価であり、常に3つ1組で運用せねばならないとなると負担が大きいのだ。
ともあれ電源が確保できたところで、DC-DC コンバーターのリモート端子を試す。
スイッチングに使うK1593は、5Vロジックによるスイッチングを行なう場合のON抵抗が6Ωである。これに18Ωを直列し、リモート端子とGNDを24Ωで接続する定数になっている。これは、定格電流0.5Aを考慮して電流を制限したものだ。
危惧されるのは、24Ωの抵抗値をコンバーターが「直結」と認識してくれるのかどうか。
CNT端子の電位は、4V以上でOFFと認識される。0.8V以下でONだ。
K1593のゲートに5Vを与え、CNT端子の電位を確認する。何と、0.01Vを下回っていた。ゲートを開放すると、4.7V以上になった。
思い切り余裕である。定数には全く問題なかった。
コンバーターの出力電圧も、28.9Vを計測。スペック上の最低電圧になっている。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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