2012年1月16日(月) 21:34
D/A コンバーターの動作試験に使った実験基板を復活させた。
この基板に正論理直接ドライブと負論理フォトカプラドライブを同時接続し、同時正常出力を確認した。それが今や、正論理直接ドライブだけでも出力が安定しない。
改めて、正論理直接ドライブだけさせてみる。
PICプログラムは最後に使用したときのままなので、山と山の間隔が開いている。しかし、一往復分だけ取り出せば処理は同一。振れは4.095Vになっており、異常値も出現しない。試験当時と同様に、出力は安定している。つまり、LTC2630
は正常に組みあがっている。同じ LTC2630 を本番用の小箱に接続すると、実用論外の不安定挙動を示すわけだ。
この試験PIC基板は20MHz動作だし、シリアル通信線もプルアップ等せずに
LTC2630 に直結されている。
電源も全く同じである。基板側に受けコネクターをハンダ付けしてあって、差し替えただけ。
だが、小箱の場合は2つのPICが同居している。そのため、電源ラインが引き回されている。
電源コネクターは、副PICに近い場所に取り付けてある。主PICに最も近い場所に取り付ければ、安定するかもしれない。
LTC2630 も小箱の20ピンコネクターに戻し、最短電源で動作させてみる。
期待に反し、異常値はむしろ増えたように見える。主PICは試験PIC基板と同一スペックで動いているのに、なぜここまでの差が生じるのか?
2つのPICが同居していて、両者のクロックが異なっている。そのため、電源ラインにノイズが乗り易くなっているのかもしれない。
副PICの方は、基本的には値を読んでるだけだ。99.9%のデータが正常で0.1%が化けていても、十分に使い物になる。しかも8MHzと遙かに遅いので、化けてるとしても率は更に低いはず。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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