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2012年2月27日(月) 21:26
固定値をDAC出力し、固定電圧を出力するようにする。 出力電圧が約100Vになっているのを確認後、いよいよ励起LDに接続。
数ヶ月前の予備実験により、100Vだと定格の数分の1で発振するのが分かっている。制御を行なわないので、制御プログラムのバグによる不測の事態は生じない。
励起LDと直列にアナログ電流計を挿入。 電流検出用シャント抵抗の両端には、デジタル精密電圧計をセット。表示10倍モードにしたので、実際は0.0122Vである。 両者を並べて、計測のウラを取る。シャント抵抗は0.01Ωなので、1.22Aということになる。アナログ電流計の針は、ピタリと計算値に合っている。すなわち、シャント抵抗は表記定数通りに電位差を発生させている。 これで今後は、シャント抵抗に直結したデジタル精密電圧計を信用して電流値を確認可能だ。
シリコンチューブは、レンズを外した光ファイバー先端の保護用。
陶器の板をビームストッパーに使っている。燃えはしないが、焦げている感じ。通電すると、音と匂いの両方が発生する(汗)。 レーザーはちゃんと放出されている。この事実は重要で、レーザーが出て来ない可能性もあった。光ファイバーの保護殻除去と筐体隙間への収納作業で、光ファイバーに傷を付けなかったとは断言できない。
だが、無事にレーザーが出て来た。壊していなかった。
フォトダイオードの取得値が454ミリボルト。想定の範囲内。恐らくゴキブリレーザー程度の出力が出ているはずだ。 問題は電流取得値が867ミリボルトである点。シャント電位差は12.2ミリボルトなので、オペアンプで71倍に増幅されている計算だ。ところが、設計では56倍のはず。カーボン抵抗の誤差5%を考えると、狂い過ぎている。
このままでは、5.76アンペアでオーバーフローしてしまう。少なくとも6.25アンペアまでは計測できないとマズい。今後更に換算値を確認するが、いよいよ誤算がはっきりすれば分圧抵抗を入れるなどの対策が必要になるかもしれない。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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