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2012年5月5日(土) 18:40
今日の測定はすべて、オシロをAC表示にしてノイズ振幅を確認している。
まず疑わしいのは、妙にノイズの多い最下位フォトカプラ(青)。
しかし出力電圧の16Hz変動(黄)とは、相関していないようだ。
最下位 PAH350S24-48 のみの出力電圧(青)は、全体の出力電圧の変動と相関している。
この変動は、電圧操作DACが生み出しているのではない。
すべての PAH350S24-48 が歩調を合わせて16Hzの出力変動を起こしている。
・・・ということは、3つに共通している入力側の問題か?
ビンゴだった。主電源入力の電圧が、16Hzの変動を起こしていた。33V25Aの、AC-DC
コンバーターが犯人だった。50Hzの変動なら分かるが、なぜ16Hzなんだ?
FETスイッチがOFFの状態でも、PAH350S24-48 の出力電圧にノイズが出ている。根本的にGNDの品質が悪い。それで、ありとあらゆるGNDに、このレベルのノイズが入り込みまくっている。
時間分解能を高めても、GNDノイズは変わり映えしない。
IPG社はファイバーレーザーで最も有名なメーカーである。そして原発停止だの電力不足だの騒がれていても、日本の商用電源の品質は世界一流である。そのAC電源と、一流メーカー純正採用のカナダ製
AC-DC コンバーターの組み合わせなのに、この体たらく。メーカー製と言ったって、謎の超テクノロジーを使ってるわけじゃないしコスト面の制約は趣味の工作よりキツい場合がある。
畏れ奉るようなものではない、のかもしれない。
電源にこれぐらいのノイズが乗っていても、実用上は問題ない。そう自分は判断したし、たぶんメーカーの中の人も同じ考えなのだろう。バッテリーで動かせばノイズは減るはずで、どっちにしろ深刻な問題ではない。
A/D コンバーター出力2系統の5ピンコネクターを差し替えて、液晶ディスプレイに逆側の取得値を表示させてみた。
表示は正常で、値も1000分の1の違いがあるかどうか。つまり A/D コンバーターの個体差は問題とならず、副PICにより表示されているものが主PICにも取得されていると考えて構わない。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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