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2012年6月13日(水) 21:36
入力側の電解コンデンサーを除去し、跡地に積層セラミックコンデンサーを増設してみることにした。
これで各PAH350S24-480ごとに、440μFが外付けされることになる。データシート指定の最低容量が、セラミックだけで揃うわけだ。
不安材料は、非力な電解とはいえ440μF付いていたものを除去するマイナス。すなわち、
セラミック220μF+電解440μF → セラミック440μF
という変化がプラスになってくれるのか?という点。数字上は、総容量が減少する。
だったら電解コンデンサーを外さなければ良いじゃないの?そう思うだろう。しかし現在の電解コンデンサーは、配線が最も短くて済む最高の位置に実装されている。周辺の空間にも余裕がない。外さざるを得ない。
その最高の位置に最高のモノを設置できるよう、ハンダ付けを頑張る。大リプル電流対応、低インピーダンスという面で恐らく桁違いのユニットだろう。
太く短い配線はただでさえ剛性が高く、曲げ難い。それなのに、ハンダが滲み込んで更に曲げ不能になっている。だから、再加熱して曲げ加工せねばならない。
1つ1つ、取り付け空間に合わせて配線を曲げる。
そして、盛りまくりのハンダ付け。見ただけで、電解コンデンサーとは別物。エポキシで接着する必要もない。最終的には、絶縁対策もあってエポキシを使うだろうけど。
こんな位置に積層セラミックコンデンサーを付けても状況が改善しないなら、不安定との共存方法を検討せねばならないかもしれない。
残る2箇所の実装も、同様に苦労させられる。完全に1箇所ごとのオーダーメイド工作。配線は内部にほぼ完全にハンダが浸透している。浸透させないと、電極へのハンダ付けでハンダが乗らない。ハンダがどんどん配線内部に吸い込まれてしまう。
効果は劇的で、137Vまでキッチリと安定出力できるようになった。
ただし、電源入れる前から137Vに合わせておいてから電源を入れると不安定になる。恐らく、初期状態として既にコンデンサーに電荷が溜まっている必要があるのだろう。
低い電圧で出力を開始してからボリュームを回すと、すんなり最高電圧に耐えてくれる。何度か試したが、例外は発生しない。大消費電力をキープできるため、ローバッテリー警告やバッテリー切れ停止の試験が同時に出来てしまった。
ここで新たな問題が発覚。ローバッテリー警告はタイミングが少し早いようだ。また、バッテリー切れ警告が表示されても主電源がOFFにならない、という致命的問題が発覚。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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