2012年6月20日(水) 21:08
ツェナダイオードが不用だと判明したので、破壊して取り除く。これで電圧降下は問題なし。
そう思ったのだが、137V最大出力すると電流表示は6.59A。以前が6.58Aだったので、誤差の範囲内。全く変化無し。オペアンプ出力から150Ωを取り去った時点で、電圧降下は問題にならなかったはず。それが相変わらず電圧降下していた。
疑い続けてツェナ除去にまで至ったが、実は冤罪だった。パーツ相手だから、死刑にしてしまっても取り返しは付くのだが・・・
冤罪すべてで問題となる話・・・真犯人は?
犯人を逮捕しない限り、正しい電流値が得られない。電流検出は安全装置として最後の砦なので、想定外の動作の原因が不明のまま先に進むのはマズい。ファイバー・レーザー銃は、精緻で高価で膨大な手間を要する製作物。手抜き1つで発生する損害は、途轍もなく巨大である。
東京にも台風が接近。実験は中止し、ラジコンバッテリーを充電する。ところが、数分経過すると充電器がバグった。
空冷ファンを塞いでしまって過熱したときに、こうなったことがある。その時は本体が冷えるをを待ってから、ファン穴を確保して続行すると正常に動作した。ところが、今回はファン穴は塞いでいない。再スタートさせても、すぐにバグる。
台風の風雨で、部屋の湿度がほぼ100%になっているのがマズいのかもしれない。大抵の機器は湿度95%までしか動作保証していない。
それでも、気になる不具合ではある。液晶表示がバグっているのは、本体の動作が狂っているとは限らない。液晶を表示させているCPUだけが異常とも考えられる。しかし、PICなどの組み込み用途CPUにはウォッチドッグ機能があり、おかしなデータを送りつつ動作を続けるというのも不自然だ。
液晶ディスプレイのVRAMが化けているなら一番素直だが、今時の液晶ディスプレイがそう簡単にメモリー化けするものだろうか?
充電も中止し、仕方なく部屋の掃除でもする。
すると、SSY-1 の Output Coupler を発見!
レンズ箱に同居していた。SSY-1 の出力ミラーは厚さが特殊なので、判別し易い。
さっそく、ミラーを筐体に戻す。
電極の燃えたフラッシュ管は、取り外しておく。YAG棒は健在なので、新しいフラッシュ管を挿入して発光させれば、正常にパルスレーザーが発生するはずだ。だからオクでもそれなりの価格が付くだろうが、引き続き手元に置くことにした。
昔より更に入手が面倒になっているし、何しろお手軽だから威力ではなく機能をアテにした用途には価値がある。フラッシュ管は、穏当なジュールで発光させれば別に破損しない。
レーザーに威力を求めるなら、SSY-1 ではなく今作っているものでしょ。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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