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2012年8月6日(月) 21:05
a=0.002, b=-0.23 を副PICに設定し、アンペア値表示を行なわせてみる。
液晶の左上4桁が、その計算値。上のパネルメーターは、シャント電位差直読。
実際は1.4Aだが、計算値は0.99Aを表示している。このように1A前後ではズレが非常に大きいことが多く、過去にデータ解釈で多大な混乱を生んで来た。出力電圧が半端に低い所に
DC-DC コンバーターの出力不安定領域が存在するせいだろう。
しかし、1A前後が正確に計測できるかどうかは、レーザー銃の信頼性や使い勝手とほぼ無関係である。こういうのは、このまま放置するのがベスト。
最低電流付近では計算値がマイナスになり、ゼロ表示となる。それより僅かに余計に電流が来てる0.38Aにて。計算値は0.17Aを示している。
小電流ではノイズの影響が大きいし、計測機器の反応速度も秒間数回しかない。この食い違いを解消しようと策を弄すると、他のもっと肝心な場所に影響が出る。
数字的には倍以上の差だが、レーザー銃において0.38Aも0.17Aも似たようなものだ。それこそ五十歩百歩。
小電流領域は、大小関係さえ合っていれば良い。値そのものの価値は低い。そう割り切って、重要な大電流領域に注目。
4〜7Aでは、電流値の差異はおおむね0.05A以内に収まっている。
すなわち、誤差は1%以内。
レーザー銃の常用電流は5〜6Aを想定しているため、実用上は充分な性能が出ている。
大電流領域は誤差が少なく、値も安定している。
励起LD駆動用の DC-DC コンバーターも、定格近辺では安定して働く。
電流が小さい領域の妙な挙動は、それと認識して考慮すれば特に問題ではない。
どうやら電流検出問題はカタが付いたようだ。
数ヶ月遅れで、本来やりたかった手順に戻れる。
すなわち、ダミー負荷が影武者として充分に似ているかどうかの確認。スローな時間軸で使う分には問題ないと分かっている。問題は、PICによる本番プログラムの反応速度にダミーが追い付くかどうか。構成FETのゲートドライブを高Ω値の抵抗だけで行なっているため、反応が遅い。
どれぐらい遅いのか?制御ソフトの試験に使えないほど遅いのか?そこが問題だ。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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