2012年9月17日(月) 19:16
主PICのコードを吟味してもいまいち問題点が分からなかったのだが、試しに書き換えて実際に動作させている最中に突然気付いた。
出力切り替えスイッチはHとLとその中間のボリューム準拠ポジションがある。個人的な癖として、普段はHにしておきそれ以外の位置にする場合は電源ON後に切り替えていた。ポイントは、電源ONの後ではあるがトリガーONの前という点。
スイッチ位置の取得は、電源ONの直後に行っていた。
・出力スイッチは5A。
・電源ON。
・スイッチが取得され、目標値に5Aが書き込まれる。
・出力スイッチを3Aに切り替える。
・トリガーON。
・目標値には5Aが書き込まれたままなので、それに向かって制御。
・安定後にスイッチを再取得。3Aになってるので出力を下げる。
というシーケンスでバグっていた。
よって、電源ON直後ではなくトリガーON直後にスイッチ位置を取得すれば良い。
こうして、無事に最初から3Aに収束するようになった。1秒後に5Aへとスイッチを切り替えると、スムーズに追随。3Aから5Aへの追随には0.3秒ほど要しているが、これぐらいの遅さなら問題はない。レーザー出力の変更速度としては、良い感じの使い勝手だと思う。逆に5Aから3Aへの追随は、図らずも前回確認できた。
最初の3A収束も、オーバーシュートなくスムーズに行われている。こうして、ボリュームによる出力調整も含めすべて意図通りの使い勝手が実現された。
故障検出はまだ組み込んでいないが、制御ソフトは着実に完成へと近付いている。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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