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2012年10月9日(火) 21:12

最適配置は悩ましい

 ポンプコンバイナーの取り付け穴の位置を確認。
 幅が8ミリ間隔で、長さ側が54ミリ間隔。ネジ穴はインチ系の可能性もあるが、ミリ系だと明らかに2ミリ。2.6ミリは無理。
 厚さ8ミリであり、固定相手の筐体はアルミ2ミリ厚ある。よって、ネジの長さは12ミリ以上。2ミリネジだと12〜15ミリまででそれ以上は入手難なのでギリギリか。

 ポンプコンバイナーの放熱兼用筐体自体は、幅12ミリで長さ70ミリ。実測して仕様通りの大きさだと確認し、同じ大きさに紙を切り出す。2枚。

 それを実際の筐体に置き、配置を考える。
 すぐに、非常に悩ましいことが判明。空冷エアの流れは上下方向なので、2つの放熱体は左右に分けて配置するのが望ましい。だが、光ファイバーには曲げ制約がある。PCの両側から光ファイバーが伸びるため、壁面と充分な距離を取らねばならない。
 すると中央付近がベストということになるが、それは2個のPCいずれも同様。

 光ファイバーの曲げを緩くしようとすれば、PCは2個とも中央付近に置かざるをえない。
 これでは空き地部分のヒートシンクは中央だけに大きな負荷が加わり、有効活用できない。

 光ファイバーの一端は、別筐体へと接続するため筐体外に引き出す。そう考えると、一方のPCを縦に配置して熱源を分散するのも可能だ。

 ところが、写真では分かり難いが励起LD群とその周辺にトグロを巻いている光ファイバーの束は、1センチ以上の厚みを占めている。このまま固定すると、すぐに筐体外へ導き出す光ファイバーは良いとして逆側は立体交差させるのが難しい。
 アルミか銅の厚板で底上げしてから固定する手もあるが、スマートな実装ではない。

 しかも最終放出用ファイバーがくっつくこっちの筐体は、照準用グリーンレーザーまで接続せねばならない。その引き回しも考えねばならない。
 思っていたよりも、かなり頭の痛い検討作業だ。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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